クラマス、バリ/インドネシア(2018年6月3日日曜日)-WSLチャンピオンシップ・ツアー(CT)男女第5戦「Corona Bali Protected presented by Hurley」大会最終日。
ハイパフォーマンス・ウェイブであるクラマスで行われたファイナルデイで、レイキー・ピーターソン(USA)とイタロ・フェレイラ(BRA)が見事優勝。ふたりともジープ・リーダー・ジャージを奪い返した。
今回クラマスで、エアあり、バレルあり、ターンありの凄まじいバックハンド・サーフィンを披露したイタロ・フェレイラ(BRA)。ジョーディ・スミス(ZAF)と対戦となったセミファイナルでは、非常に高さのあるテクニカル・バックハンドのフルローテーション・エアリアルを試み、クリーンでスムーズな着地を決め、イベント唯一のパーフェクト10をスコアした。
今シーズン2勝目を決めたフェレイラは、イベントの2つのハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアと、3つのトップ・ヒート・トータルをスコア。そしてジープ・リーダー・ジャージを取り戻して、ワールド・タイトル・レースに名乗りを上げた。
「ジープ・リーダー・ジャージを取り戻すことは、本当に嬉しいです」と、フェレイラは言った。「僕が目標とする世界タイトルを獲得するためには、もっと優勝する必要がある 。だから僕は今この瞬間を楽しむつもりです。でも僕はもっと優勝したいです。CTは素晴らしいサーファーがいっぱいいます、でも僕は自分のサーフィンに自信を持っています。この勢いのままリードを広げたいですね。」
「この波はパーフェクトで自分のホーム・ブレークを思い出します」と、フェレイラは続けた。毎日明るくなるとパドリングしていました。この波が大好きで、できる限り多くの波に乗りたかったんです。ほんとうにパーフェクトでした。ミシェル(ボレーズ)は本物のパワーサーファーです。おそらくツアー1だと思います。彼に勝つためにベストを尽くす必要があると思っていました。自分は良い波を見つけてサーフィン出来て本当にラッキーだったと思います。」
今回2位となったミシェル・ボレーズ(PYF)は、タヒチアン・チューブ-ライディング・テクニックとパワフルなレール・ゲームでクラマスの波を見事に攻略して勝ち進んだ。セミファイナルでは、イベント・ワイルドカードの強敵マイキー・ライト(AUS)を下しファイナル進出を果たしたが、惜しくも敗退。しかし優勝を逃したものの、ランキング4位へとジャンプアップした。
女子で優勝したレイキー・ピーターソン(USA)は今シーズン5戦中3戦ファイナルに残り2勝目という破竹の勢いだ。ピーターソンは圧倒的な勝利でジープ・リーダー・ジャージを取り戻して、2018年の熱いフォームを続ける。
「本当に最高です。クレージーです」と、ピーターソンは言った。「ブラジルでのステフ(ギルモア)の勝利が、私に火を本当につけました。そして、ここに来て自分が何をすべきかわかっていました。長い一年です。今のところレースに加われて嬉しいですけど。
タイラー(ライト)とのファイナルはクールでした。彼女は良いサーフィンをしていましたから。最後の波では逆転されたかもって思って、生きた心地がしませんでした。御神輿みたいに担がれて最高でしたね。そこらじゅうでみんなが踊っているのが見えました。」
バリでの初開催となったウイメンズCTイベント。素晴らしいコンディションが続いた中でのピーターソンの歴史的な勝利は、今日のツアーで最もプログレッシブなサーファーの一人として彼女の地位を確固たるものにし、リサ・アンダーソンが1997年に手にして以来初となるワールド・タイトルを獲得すアメリア女子サーファーへと近づいた。
WSL CTの次のイベントはウルワツCTで、これはキャンセルされたマーガレットリバープロを完了するイベント。ウルワツCTのホールディング・ピリオドは、72時間後に開始され、2018年6月13日までに終了。男子のイベントでは、24人の選手が残り、ラウンド3から再開。女子は8名が残り、準々決勝で競技が再開される。
更なる情報は、WorldSurfLeague.comをチェック。
Corona Bali Protected 女子ファイナル結果
1-レイキー・ピーターソン(USA)14.33
2-タイラー・ライト(AUS)13.74
Corona Bali Protected 男子ファイナル結果
1-イタロ・フェレイラ(BRA)18.87
2-ミシェル・ボレーズ(PYF)9.83
Corona Bali Protected男子セミファイナル
SF 1:ミシェル・ボレーズ(PYF)14.27 def.マイキー・ライト(AUS)5.67
SF 2:イタロ・フェレイラ(BRA)17.13 def.ジョーディ・スミス(ZAF)16.93
2018WSLウイメンズCTジープ・リーダーボード( コロナ・バリ終了後):
1-レイキー・ピーターソン(USA)35,630pt
2-ステファニー・ギルモア(AUS)34,235pt
3-タティアナ・ウエストン-ウェッブ(BRA)26,105pt
4-タイラー・ライト(AUS)23,460pt
5-カリッサ・ムーア(HAW)22,065pt
2018WSLメンズCTジープ・リーダーボード( コロナ・バリ終了後):
1-イタロ・フェレイラ(BRA)24,995pt
2-フィリーペ・トレード(BRA)22,820pt
3-ジュリアン・ウィルソン(AUS)21,080pt
4-ミシェル・ボレーズ(PYF)19,375pt
5-ガブリエル・メディーナ(BRA)17,860pt