新たにマーケットに参入して、注目を浴びているアメリカン・ウェイブ・マシン（AWM）社による「PerfectSwell(R) パーフェクトスウェル」と呼ばれるテクノロジー。その人工的に作り出される波のクオリティの高さが話題となっている。
このシステムを使ったウェイブプールが、テキサス州の「BSRケーブル・パーク＆リゾート」でテストが繰り返されており、サーフランチで行われた「ファンダーズ・カップ」終了後から次々と度肝を抜く映像が公開されている。
AWMの特許取得済みのテクノロジーは、ポイントブレイク、ビーチブレイク、リーフブレイクといった様々な波を長時間待たずに無限に作り出すという。PerfectSwell（R）は、本物のワールドクラス・サーフィンを可能にする、天然のオーシャン・スウェルを作り出す初の空気圧システムなのである。
またPerfectSwell（R）テクノロジーは拡張性があり、ほとんどの地理的な問題を考えずにカスタマイズすることができるという。そういう意味では、広大な用地が必要なサーフランチやウェイブガーデンなどに比べると、狭い日本にはフレンドリーなシステムなのかもしれない。
このシステムがプッシュしている部分は、波に乗るまでが海でのサーフィンに似ているという点。ドルフィンをしながらパドルアウトして波待ちをする。サーフィンを学ぶ上では大切なことだ。またライディングの距離はプールのサイズによって変化。
Tyler Warren Surfing on PerfectSwell®
このテクノロジーは、1分につき最大で10本のラージ・ウェイブ（6秒おきに）を出すことができるようだが、クオリティ的にはお勧めはできないようだ。1分あたりの波の数は、水の中にいるサーファーの数とそれぞれのレベルによって決めることがベストとなる。
PerfectSwell（R）は、様々な種類の波をクリエイトすることができ、 波のサイズ、シェイプ、パターンはすべて調整可能。 PerfectSwell（R）は、マーケットのどのテクノロジーよりも多くの種類の波を提供できると言っている。まだまだ、この先、衝撃的な映像が公開されそうな気配。注意して見守っていきたい。
