脇田紗良が5位。山中海輝が13位。和井田理央はベスト8進出。南スマトラで開催中の「Krui Pro」大会4日

和井田理央 WSL / Rahmat R Ong

ランプン、スマトラ/インドネシア(2018年4月19日木曜日)インドネシア・南スマトラのKruiにあるレフトハンダーのポイントブレイクで開催中のWSL男子QS1500イベント「クルイ・プロ2018」は大会4日目。昨日から一晩でサイズアップしたコンテスト会場。男子はラウンド4まで行われ、ベスト8が決定。女子はベスト4が決定。明日がファイナルデイとなる。

 

 

山中海輝が13位。

 

ラウンド3のH8でベンジャミン・ハッカー、モーガン・シビリックと対戦した、山中海輝と大橋海人。山中はバックハンドでセットにチャージ。ソリッドなパワーターンで5.50をスコアしてヒートを開始した。一方、大橋は前半のセットにリズムを掴めず4位スタート。アンダープライオリティで波を掴む作戦でスコアが伸ばせずに苦戦する。

 

山中海輝
山中海輝

 

後半に入りビッグセットを掴んだ大橋は2本の4ポイントを揃えて2位に浮上。そして終盤に入り、バックアップが見つけられずに4位だった山中が、再びビッグセットにチャージして6.05をスコア。大逆転で2位に躍り出て、ラウンドアップを決めた。大橋は惜しくもここで敗退。

 

 

和井田理央 WSL / Rahmat R Ong
和井田理央 WSL / Rahmat R Ong

 

和井田理央がクオーターファイナル進出

 

オンショアが強まり、コンディションが悪化する中、そのまま続けて行われたラウンド4では、ルッカ・メシナス、和井田理央、モンティ・タイトと山中海輝が対戦。和井田がスタートからビッグセットを掴み5.50をスコアしてヒートをリード。

 

山中は優先権を持ってじっくりと波を待ち、ソリッドなバックハンド・リエントリーで2位となる。しかしメシナスとタイトに逆転されて山中は4位を強いられる。メシナスが最後にトップとなり和井田は2位でQF進出。山中は4位で敗退し今大会13位でフィニッシュとなった。

 

 

今年、5月27日からバリ島クラマスでCTイベントが数年ぶりに開催される。そのメインラウンドに出場できるローカル・ワイルドカードが1枠ある。それはトライアルを行わずに2018年WSLインターナショナル・ランキングにおけるインドネシア人トップに与えられることが決まっているため、毎年参加しているJPSA開幕戦の出場をやめて、今回のクルイに出場している。

 

脇田紗良が5位。

 

女子で唯一人クオーターファイナルに勝ち上がった日本の脇田紗良はファーストウェイブで5.50をスコア。その後、優先権を持ってセットの波を待ち続ける。そのまま残り時間10分を切り、ワン・ウェイブのみの脇田はニード3.26。

 

残り時間5分を切って特大のセットにテイクオフした脇田。しかし何もできずにプルアウト。ベイリーはその後にバックアップを塗り替えてリードを広げる。脇田は最後の望みをかけてラストセットにチャージするもワイプアウト。惜しくもラウンアドアップならず。今大会9位でを5位フィニッシュした。

 

ラウンド3のH5では昨年の優勝者である西慶次郎の兄である西修司が、スタートからフォアハンドでクローズアウト・リエントリーをメイクして5.25をスコアしてヒートを開始。しかし試合はペルーのルッカ・メシナスが2本のエクセレントで2位以下の選手をコンビンーションに追い込む展開。優先権を持った西はクリティカルなリエントリーで4.55をスコア。

 

残り時間10分でキアン・マーティンに次いでニード4.71で3位につける。しかしマーティンがインサイドでバックアップをさらに塗り替えてリードを広げる。ニード6.40と追い込まれた西。最後にバックアップを4.70に上げるも惜しくもここで敗退となった。

 

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2693/krui-pro