写真、取材:山本貞彦 JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018の開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ」。昨日、ロングボード終了後にプロトライアルからスタートした、JPSAショートボード開幕戦「ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ」は大会2日目。
今日は男子のプロトライアルR-2、R-3に女子のプロトライアルR-1、R-2を消化の後、本戦の男子R-1、R-2まで進んだ。波はサイズダウンの3-4ft。それでも昨日に比べればライダブル。ただフィニッシュのところがブレイク早く、当て込みの処理に苦労している様子。
本日のJPSA公認プロ資格獲得者は下記。
男子
和氣匠太朗
和井田龍貴
井上鷹
女子
大矢ひいな
平田夏帆
全員規定のポイント12点以上を出し、公認プロ資格を獲得しました。 おめでとう!
和氣匠太朗
昨年、プロになった兄、和氣俊介の弟。波の選択が完璧。朝のチューブコンディションを見逃さず、2本まとめて嬉しいプロ公認。
和井田龍貴
こちらは和井田理央の弟、龍騎15歳。顔そっくり、ライディングのスタイルそっくりだね。チューブが得意とのこと。
井上鷹
ロングのプロに続き、ショートもプロに。これで二刀流。足の怪我でバリを諦めようと思っていたけど、出場して良かったですとコメント。お母さんの目にも涙。ちなみにショートの板は、北沢麗奈プロのお下がりです。
大矢ひいな
流れるようなバックサイドリップ連発で一人、一抜け。また大型新人の登場。ヒートでは最後の5分で決めるとこなど、腹が据わってる。これからが楽しみだ。
平田夏帆
宮崎出身の16歳。念願のプロ公認を親への感謝で報告。可愛い顔に似合わず、ライディングは攻めのサーフィン。こちらも楽しみな新人だ。
熊谷航
トライアルを勝ち上がり、本戦出場。地元仙台の松岡慧斗、小嶋海生にはっぱをかけられたものの本戦R-1で敗退。攻めていたんだけどね。次に向けゴー!
大原洋人
JPSAのポイントがないので、R-2からの出場。潮も引き、風もどオンショアで、ラフなコンディション。スピード、レールコントロールなど違いは歴然。ジャンクな波を簡単に料理して余裕のラウンドアップ。
久米大志
JPSAの試合に2年ぶりのエントリー。大きな病に打ち勝ち、長いリハビリを乗り越え、やっとこの場に戻ってきた!いい顔してたなー。
しかし、このバリで練習中に左足を怪我。昨日まで2日間の入院。計10針縫った上に、膝も痛めた。それでも本人はいたって冷静。全て受け入れて、この試合に臨んだ。
その結果は全て勝ち上がってR-3へ進出。試合の感想を聞いたら、「海から会場を見渡したて、あー!ここに戻ってこれた。海からの景色は最高だった」と教えてくれた。
大きな困難を乗り越えた自信。そして、その自分を支えてくれた全ての人への感謝を忘れない。次に進み出した大志。これからも応援したい!
試合前に事務局長の父とハンドシェイク。
Yesco Kamitaki
バリに来るキッズ、ジュニアを始めたくさんの選手をケアーしているYescoさん。いつも選手を叱咤激励。今回は多谷俊亮に笑顔でダメ出し(笑)。
飯田航太
オーストラリア留学で多くのことを学んだ飯田航太。日本にいた頃はまだ小さな子供だったが、持ち前のサーフィンセンスにオーストラリで圧倒的なパワーサーフィンを身につけて戻ってきた。上山キアヌ久里朱
昨年はWJC日本代表になり、宮崎で行われたISA世界ジュニアでは銅メダルを獲得するなど大活躍だったキアヌ。今シーズンのJPSA開幕戦のラウンド2では惜しくも初戦敗退となった。
黒川楓海都
黒川日菜子の弟である黒川楓海都。昨シーズンの怪我から復活し、今シーズンはスタートからオーストラリア遠征など積極的に海外でも経験値を上げる。
古川海夕
昨年の志田下でプロ公認を得た古川海夕。彼もまたオーストラリアやカリフォルニアのQSイベントに出場し多くを学んで技に磨きをかけている。
大会日程
ロング:2018年4月14日(土)~16日(月)
ショート:2018年4月16日(月)~20日(金)
※ロング・ショートともにプロトライアル開催
https://www.facebook.com/SURFMEDIA.JP
ライブ中継はこちら。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/
JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/