【速報!】感動をありがとう! ミック・ファニングは、引退試合となったベルズで奇跡のファイナル進出。

プロサーファーとして最後のベルズの階段を下りていくミック・ファニング  © WSL / Sloane

ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2018年4月5日木曜日)WSL男女チャンピオンシップ・ツアー第2戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」大会最終日は、5-7フィートのコンディションで早朝から再開。

 

今回のベルズを現役最後の試合に選んだ、3度のWSLチャンピオンであるミック・ファニングは、クォーターファイナルで親友のオーウェン・ライト(AUS)と対戦。その注目のスーパーヒートは、意外なスロー展開となったが、ヒート終盤に入ったセットでミックが高得点を揃えて、ファンの期待に応えてセミファイナルへ勝ち上がった。

 

 

セミファイナルではパトリック・グダスカスとの対戦となったミックは、スタートからチャージを見せて2本のエクセレント・レンジのスコアを揃えてヒートを完全にリード。ラストウェイブでは、さらにエクセレントをスコアして圧勝した。

 

 

ファイナルでは、ブラジルのイタロ・フェレイラと対戦。スローな展開でリードされたミックだったが、ヒート中盤にセットを掴んでギャラリーは大声援。ミックのターンごとに歓声が上がる。見事エクセレントをスコアして大逆転に成功。

 

 

ヒート後半のエクスチェンジで7.33、8.33をシャープなバックハンドでスコアしたフェレイラが逆転してリードを広げる。ニード7.57で残り3分と追い込まれたミック。優先権を持っているミックのもとに奇跡のようにビッグセットが入るがノーライド。ファニング現役最後の戦いが終わり、フェレイラと抱き合うミックには笑顔が溢れていた。

 

 

引退試合を有終の美で飾ることは出来なかったミックだが、素晴らしいキャリアの終止符を打つ素晴らしい戦いぶりだった。そして、これからサーファーとしての第2の人生がスタートするミック・ファニングにエールを送りたい。感動をありがとう! ミック! 

 

3度のワールド・チャンピオンシップ・タイトル、22回のワールド・ツアー・イベント優勝、16年のキャリア・ツアーを完了し、最も素晴らしいサーファー、スポーツマンの1人として、歴史に刻まれている。

 

おめでとう、そして、ありがとう!ミック。新しい人生の船出となる、次のステージで活躍する彼の姿を楽しみにしたい。