ミック・ファニング引退試合でQF進出。ジョン・ジョン開幕戦に続き敗退。男子8強、女子4強が決定。

クオーターファイナルへ勝ち上がったミック。

Day 5 Highlights – Top Seeds Eliminated at Bells Beach

 

ベルズ・ビーチ、ビクトリア/AUS(2018年4月3日火曜日)WSL男女チャンピオンシップ・ツアー第2戦「リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」大会5日目。本日はベルズで男子ラウンド3の残りから再開し、ウィンキーポップに移動して3人ヒートの男子ラウンド4、女子のクオーターファイナルまでが終了。男子ベスト8、女子ベスト4が決定した。

 

ミック・ファニング PHOTO: © WSL / Sloane
ミック・ファニング PHOTO: © WSL / Sloane

 

本日も朝から番狂わせが続出し、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、カリッサ・ムーア(HAW)がイベントから姿を消した。ファイナルデイを前に、ミック・ファニング(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)、ガブリエル・メディーナ(BRA)という3名のワールド・チャンピオンは勝ち残っている。

 

 

2年連続世界チャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と朝一のヒートを戦ったのは同じハワイアンのイズキール・ラウ(HAW)。スローなヒートスタートでノン・プライオリティで激しいパドルバトルを演じた二人。

 

それに競り勝ってオープニングライドを掴んだラウはヒートのベストスコアをマーク。そこで勝負の明暗が分かれた。フローレンスを抑えたラウは、ラウンド4でも勢いそのままにフレデリコ・モライス(PRT)とコナー・コフィン(USA)を破ってクオーター進出を決めた。

 

ジョンジョンを下したイズキール・ラウ(HAW)WSL / Kelly Cestari
ジョンジョンを下したイズキール・ラウ(HAW)WSL / Kelly Cestari

 

「まだ勝ち続けて最高ですよ。クォーターが待ち切れない」と、ラウは言った。「僕はあのヒート[ラウンド3のヒート7]で自分のペースにして、ジョン(フローレンス)にプレッシャーを与えたかった。ワールド・チャンピオンに少しのチャンスも与えることは出来ないですからね。自分の目標は、ビッグウェイブでビッグターンをキープすること。昨年のこの時期と同じようなペースを維持したいと思っています。」

 

 

世界チャンピオンたちが敗れる中で、3度のWSLチャンピオンであるミック・ファニングは、ラウンド4のヒート2をトップで勝ち上がり、彼のコンペティション・キャリア最後のイベントで奇跡的な5度目のベルズ・トロフィに一歩近づいた。ファニングは、同じチームのマット・ウィルキンソン(AUS)とカムバック-キッズのパトリック・グダスカス(USA)を退けた。

 

ミック・ファニング PHOTO: © WSL / Sloane
ミック・ファニング PHOTO: © WSL / Sloane

 

グダスカスはソリッドなウェイブ・セレクションでスタートから2本の 7.00ライドでロック。2016年のイベント勝者ウィルキンソンも7.50をスコアして勢いに乗った。一方ファニングは忍耐強く波を待って、ウィンキーポップ・ウォールでのビッグターンをメイク。3度の世界チャンピオンであることを証明した。

 

ファニングは、クォーターファイナルで親友オーウェン・ライト(AUS)と戦う。今日の男子ベスト8の中でファニングは、ベルズで優勝したことのある唯一のサーファーとなった。

 

自分の仲間とのヒートだったので、ヒートはあまり神経にこたえなかった 」と、ファニングは言った。「ヒート前半に間違った判断をして、ウィルコ(マット・ウィルキンソン)に、あの波を与えてしまったけど、その後に良い波を掴むことができて良かった。僕は本当に楽しんでいる。そして、自分の友人とサーフすることは素晴らしかった。波をゲットしている限り、僕がいつ負けるかなんて気にしていないよ。

 

メディーナ PHOTO: © WSL / Sloane
メディーナ PHOTO: © WSL / Sloane

 

クオーターファイナル進出を決めたガブリエル・メディーナ(BRA)。「コンペティションが、ウィンキーポップで行われて最高に嬉しいです」と、メディーナは言った。「僕はこの波が本当に好きで、ここでフリーサーフィンをしていた。ウィンキーポップは本当にハイパフォーマンス・ウェイブで自分のサーフィンに合う感じなんです。調子が良い感じですね。自分の板は凄く良い感触があるので、クォーターファイナルに勝ち上がれて嬉しいです。」

 

女子では、シルヴァナ・リマ(BRA)が、カリッサ・ムーア(HAW)との大接戦でバトルを制し、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)はニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)を下してベスト4進出。またルーキーのキャロライン・マークス(USA)は、ジョアン・ディフェイ(FRA)とのタイトなクォーターファイナル・バトルに競り勝ち、見事クオーターファイナル進出。クオーターではステファニー・ギルモア(AUS)と対戦する。

 

CTに返り咲いた今回絶好調のパトリック・グダスカス(USA)。PHOTO: © WSL / Sloane
CTに返り咲いた今回絶好調のパトリック・グダスカス(USA)。PHOTO: © WSL / Sloane
ベスト8に残ったオーウェン・ライト(AUS)。クオーターでは親友のファニングと戦う。PHOTO: © WSL / Sloane
ベスト8に残ったオーウェン・ライト(AUS)。クオーターでは親友のファニングと戦う。PHOTO: © WSL / Sloane
2012WSLチャンピオン・ジョエル・パーキンソン(AUS)を下したCT二年目のモライスWSL / Kelly Cestari
2012WSLチャンピオン・ジョエル・パーキンソン(AUS)を下したCT二年目のモライスWSL / Kelly Cestari

 

 

For more information, check out

http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mct/2671/rip-curl-pro-bells-beach

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド3結果:
ヒート7:イズキール・ラウ(HAW)13.07 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)9.76
ヒート8:フレデリコ・モライス(PRT)11.60 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)9.07
ヒート9:コナー・コフィン(USA)9.83 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)9.63
ヒート10:イタロ・フェレイラ(BRA)16.60 def.フィリーペ・トリード(BRA)15.40
ヒート11:ジェレミー・フローレス(FRA)11.86 def.エイドリアン・バカン(AUS)11.73
ヒート12:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.16 def.ウィリアン・カルドゾ(BRA)13.30

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・ラウンド4結果:
ヒート1:ミシェル・ボレーズ(PYF)15.77、オーウェン・ライト(AUS)12.00、ウェイド・カーマイケル(AUS)10.60
ヒート2:ミック・ファニング(AUS)14.33、パトリック・グダスカス(USA)14.00、マット・ウィルキンソン(AUS)13.17
ヒート3:イズキール・ラウ(HAW)12.57、フレデリコ・モライス(PRT)11.16、コナー・コフィン(USA)11.10
ヒート4:ガブリエル・メディーナ(BRA)13.33、イタロ・フェレイラ(BRA)12.17、ジェレミー・フローレス(FRA)11.00

 

リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ・クォーターファイナル組合せ:
QF 1:ミシェル・ボレーズ(PYF)対パトリック・グダスカス(USA)
QF 2:ミック・ファニング(AUS)対オーウェン・ライト(AUS)
QF 3:イズキール・ラウ(HAW)対イタロ・フェレイラ(BRA)
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)対フレデリコ・モライス(PRT)

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・クォーターファイナル組合せ:
QF 1:シルヴァナ・リマ(BRA)14.27 def.カリッサ・ムーア(HAW)12.53
QF 2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)14.50 def.ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)10.73
QF 3:キャロライン・マークス(USA)15.10 def.ジョアン・ディフェイ(FRA)13.57
QF 4:ステファニー・ギルモア(AUS)13.36 def.セージ・エリクソン(USA)11.07

 

リップ・カール・ウイメンズプロ・ベルズ・ビーチ・セミファイナル組合せ:
SF 1:シルヴァナ・リマ(BRA)対タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)
SF 2:キャロライン・マークス(USA)対ステファニー・ギルモア(AUS)