現地時間2018年3月23日:カリブ海に浮かぶフランス領西インド諸島の「マルティニーク」で開催中のWSL-QS3000イベント「マルティニーク・サーフ・プロ」は大会7日目。
会場のバッス=ポワントはスモールな風波が続く厳しいコンディション。しかしイベントのウェイティング・ピリオドは残り2日となって、女子はセミファイナルを戦うベスト4、男子は、クオーターファイナルを戦うベスト8が決定。明日がファイナルデイとなる。
イザベラ・ニコルズは、ラウンド3でエクセレントの8.83を含む、16.33のヒートスコアでラウンドアップ。テレサ・ボンヴァロと対戦したクォーターではトリッキーなスローヒートをエスケープ。女子のベスト4に残った。セミファイナルでは、今回好調な元CTコンペティター・クレア・ベヴィラックァと対戦する。
バルバドスのチェルシー・トゥアックは、痛々しいほどスローなクォーターファイナルで、オーストラリアの新鋭ホリー・ウォンを下して、セミファイナル進出を果たした。今回のイベントでは、カリビアン・サーファーとしてファイナルデイの残ったのは男女合わせて彼女だけとなった。
日本選手として唯一ラウンド3へ勝ち上がった西元エミリーは、ヒート後半にバックハンドで6.00をスコアして2位に浮上。しかし、3位でヒートの最高点であった7.33を持っていたテレサ・ボンヴァロが残り5分を切りバックアップを5.50に塗り替えて大逆転でトップへ。クレア・ベヴィラックァに次いで3位に押し出された西元は9位でフィニッシュとなった。
2月から続いたオーストラリアン・レッグでは、最後のアボカで3位という結果を残した西元エミリー。今回はQS3000レベルで9位と納得の結果ではないだろうが、確実にステップアップを実感できるサーフィンを見せている。次のバルバドスでも更なるジャンプアップに期待したい。
元CTサーファーであるレフトハンダーのミゲル・プポとナット・ヤングの二人は、 ラウンド5のオープニング・ヒートをワンツーフィニッシュでクォーターファイナルをメイク。彼らはトリッキー・ラインナップでグッドスコアを分け合って、ヒートをコントロールした。
ジャドソン・アンドレとミヒマナ・ブレイ、トリスタン・ギルボーと対戦した小林桂。ヒートは元CTサーファーのジャドソン・アンドレがグッドスコアを揃えてリード。小林桂は2位に付けて後半戦へ。
ミヒマナ・ブレイが2本のバックハンドで逆転して2位へ。3位を強いられた小林だがエアリバースをメイクして6.27をスコア。再び2位へ。しかし、終盤に入り再びミヒマナに逆転される小林は3位へ。バックハンドが冴えるミヒマナは更にスコアを伸ばし2位でフィニッシュ。小林は惜しくも3位で敗退。イベントを9位でフィニッシュした。
そのほかにレオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ミゲル・トゥデラ、ミゲル・ブランコ、ビノ・ロペスがベスト8としてクオーターファイナルを戦う。ネクストコールは現地時間の 2018年3月24日9時30分 、日本時間の 2018年3月23日22時30分。
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2653/martinique-surf-pro