
マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2018年2月28日水曜日)WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」は大会3日目。本日はウインディな2-3フィートのコンディションで、男子のトップ・シードが登場するラウンド2の7ヒートから再開。その後、女子のラウンド3が4ヒートまで行われた。
北東風がラインナップを乱す中、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)は、エア・ゲームを選択し、ソリッドな15.00の2ウェイブ・ヒート・トータルでラウンドアップを決めた。

このマンリーで2位になった経験のあるフィオラバンティは、「今日の風はエアにパーフェクトだったので、僕はそれに頼ったんです。」と、コメント。「僕は今年、コーチとしてリチャード『Dog』マーシュを頼んでいて、新しいパートナーシップです。彼とは自分が13歳の時まで一緒にやっていたんですが、コンビが復活ですね。彼は僕がマンリーにいる間、いろいろ知恵を授けてくれて本当に助かっています。」

日本期待のカノア五十嵐はH13で、ジャック・フリーストーンとパーカー・コフィン、ミヒマナ・ブレイと対戦。このヒートはトップが常に入れ替わる激しいデッドヒートとなった。カノアはスタートからバックハンドでチャージを見せて4.00と4.30をスコアしてトップに躍り出る。攻撃の手を緩めないカノアは続けてフォハンドでビッグ・エアリバースをメイクして6.17をスコアしてリードを広げた。

しかし、ミヒマナが6.50をスコアしてトップへ。カノアは成功率の高いフォアハンド・エアリバースを駆使し、5.70とバックアップを上げる。一方でジャック・フリーストーンがビッグ・エアリバースをメイクし7.83をスコアして一気にトップへ。カノアは2位を維持するも、ヒート終了間際に5.83をスコアしたミヒマナが逆転。3位のままタイムアップとなり、まさかの初戦敗退となった。
これでカノアの次のフォーカスは3月11日からのCT開幕戦となる「クイックシルバープロ」となる。がんばれ!カノア五十嵐!

H17の新井洋人はスタートから5.50をスコア。続けてバックハンドでターンを刻みバックアップ4.60をスコアしてトップへ。しかし、後半に入り2018CTルーキーのトーマス・ヘルメスがエクセレントの8.33をスコアしてトップへ。
さらにヒート終盤に3位ジェイク・マーシャルに逆転されて3位となる新井。5.07をスコアしバックアップを塗り替えるも逆転ならず。さらにカリナンが8.77のエクセレントをバックハンドでスコア。新井も最後に7.90をスコアするも逆転ならず惜しくもここで敗退となった。

西優司のヒート18はスローな展開となった。ヒート前半にスコアを刻んだ西はフォアハンドでクリティカルなビッグリエントリーをメイクして5.47をスコアするも4位を強いられて、最後にバックアップを4.83に塗り替えるもタイムアップ。惜しくもここで敗退。ヒート7の村上舜も6.00をスコアするも4位で敗退となった。
男子のラウンド2終了後に女子のラウンド3がスタート。橋本恋はスタートからフォアハンドで4.83をスコア。テレサとメイシーがエクセレントレンジのスコアをたたき出し、橋本は3位を強いられる展開。ヒート終盤に6.57をスコアするも逆転ならず惜しくも敗退となった。
明日の予定では、女子のラウンド3ヒート5から再開予定で、H6に大村奈央、H10に前田マヒナ。そのあと男子のラウンド3のH1に大原洋人が登場する。世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro