マンリー・ビーチ、NSW/AUS(2018年2月26日月曜日)WSL男女QS6000「VISSLAシドニー・サーフ・プロ」が本日からスタート。大会初日はタフな4-6-フィート・サーフで男子のラウンド1が行われた。
大会初日のハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアを叩き出したのは、フランスのマーク・ラコマー(FRA)。ラコマーは根気よくセットを待って、ライトハンダーをキャッチ。2つの巨大なバックハンド・ハックでエクセレントな9.00-ポイント・ライドを記録した。
今大会も日本のトップサーファー達が参戦。ラウンド1からは、H2に稲葉玲王と大橋海人が登場。ヒートはスタートからハワイのセス・モニーツがリード。残り時間10分を切り追い込まれた二人だったが、大橋海人がバックハンドで6.33をスコアして2位に浮上。
大橋は続けてフォアハンドで7.00をスコアしてトップへ。稲葉玲王は優先権を持ってラストウェイブを掴んだが、惜しくも逆転ならず。今シーズン好調な滑り出しを見せ、前回のQS6000でも9位入賞を果たし、現在QSランキングも8位の稲葉玲王だったが今回は惜しくも初戦敗退。大橋海人がトップで勝ち上がった。
H5の安室丈のヒートは、スタートからマーク・ラコマーが9ポイントのエクセレントで開始。5.83をスコアした安室はヒート前半は2位をキープしていたが終盤3位を強いられる。そして4位と追い込まれた安室は、終了間際にバックハンドで5.13をスコア。続けて掴んだラストウェイブでは、6.27をスコアしトップスコアを塗り替え大逆転。2位でラウンドアップを決めた。
H7では村上舜と森友ニが、WSLアジア・リージョンのチャンピオンである和井田理央とともに登場。和井田は5.33をスコアしてヒートを開始。それに対し、村上舜はじっくりと波を待ってバックハンドで7.17ポイントを叩き出す。バックアップを探してヒート終盤3位を強いられた村上は、再びバックハンドで5.53をスコア。そして最後はフォアハンドのソリッドなライディングを決めて5.83をスコア。大逆転で1位でラウンドアップ。森もチャージを見せたがここで敗退となった。
H17の西優司は、残り時間10分を切ってヒートスコア4.30とコンビネーションで4位を強いられていた。しかし、そこから西の反撃が開始。優先権を持って掴んだライトハンダーでフォアハンドのレイバック・スラッシュをメイクすると6.40で3位に浮上。しかし再び4位となるも終了間際のラストウェイブで5.43をスコアして大逆転。2位でラウンドアップを決めた。
H18では新井洋人と加藤嵐が、ミッチ・パーキンソンとメイソン・ホーと対戦した。新井はスタートからバックハンドで5.77をスコア。さらにフォハンドでは2発の・ビッグ・リエントリーを決めて 6.67をスコア。3位から一気にトップへ。
加藤嵐も際どいセクションで板を返す、クリティカルなバックハンドで5.50。フォアハンドでもラディカルなビッグリエントリーで6.70をスコアし2位に浮上。ワンツーかと思ったが最後にパーキンソンが大逆転でトップに。新井は2位、加藤は3位に押し出されてタイムアップとなった。
その他にH8の西修司、H12の仲村拓久未、H11の喜納海人、H19の小林桂も惜しくも初戦敗退となった。
ラウンド2から登場は大原洋人とカノア五十嵐。H2に大原洋人と大橋海人、H6に安室丈、H7に村上舜、H13にカノア五十嵐、H17に新井洋人、H18に西優司。
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2623/vissla-sydney-surf-pro