写真、リポート：山本貞彦 カイアマ、NSW/AUS（2018年1月8日月曜日）アンダー１８のWSLジュニア世界チャンピオン決定戦である「2017WSLジープ・ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」は大会4日目。
天候は曇り。更にサイズダウン。スモールながらクリーンなコンディションは続き、イベント主催者はメンズのラウンド2の残りの２ヒートとラウンド３の6ヒートを完了。満潮でコンディションが悪化したため本日はここで終了となった。
昨年のWJCでも初出場ながら５位となったマテウス・ハーディ（BRA）は、今回も快調にエアマニューバーで攻め優勝候補の一人だった。今日のよりスモールなコンディションでも圧倒的なつよさをみせることが予想できた。
しかし、サウス・アフリカのアディン・マセンキャンプ（ZAF）がエクセレントな8.33をスコア。ハーディは巻き返すだけの波をラインナップに探し続けたが、2ウェイブトータルで14.33のマセンキャンプがラウンドアップを決めた。
本日、男子ラウンド3を西優司と安室丈がラウンドアップしラウンド４進出。西優司との日本人対決となった都筑百斗は、残念ながらここで敗退し、今大会は13位という結果で終了。
ラウンド３のH12でハワイのバロン・マミヤと対戦する上山キアヌ久里朱のヒートが明日以降に持ち越しとなった。
３人ヒートとなるラウンド4 で西優司はH-1で和井田理央（IDN）アディン・マセンキャンプ（ZAF）と対戦。安室丈はH-2でサンドン・ホイッテカー（AUS）コーディ・ヤング（HAW）と対戦する。
西優司。
緊張したというスタートは足が板につかずワイプアウト。しかし、そのあとはしっかり決めて、試合を優位に進める。
今日の波はバックサイドが有利。そこをわかって、波のたるくなる部分もタメて当てる。百斗の攻めもうまくかわして、ラウンドアップ。明日も頑張れ！
都筑百斗。
フロントサイドだから速い波を選択。しかし、1本目の処理が甘くなったことが、一つ目の敗因。
二つ目の敗因は7本目のフィニッシュ。これを決められていたら、最後に逆転できた可能性もあった。
サーフィンは悪くなかった。オープニングの攻め方に課題と田中樹コーチは言う。でも、これも次に繋げる試合だったと思う。悔しいと思うけど、やるべきことは見つかった。頑張れ！百斗！
安室丈。
風邪を引いての病み上がり。そして、波の来ないヒート。探りながらの演技で一抹の不安。コケるのはそのせいか。
逆転されるも、このヒートのハイポイント7.00を持っていたことで、じっくり待つ。あとは波。ニード4.80ポイント。3分を切って波が入って、しっかり仕事。
ただフィニッシュでのワイプアウトが気になるところ。結果、5.73ポイントで逆転ラウンドアップで明日へつないだ。でも、油断厳禁。まずは体調を整えて明日へ備えよう。
インドネシアの和井田理央（IDN）は、シャープなバックハンドで２本の７ポイントを集め、ヒートスコア15.10でラウンド４進出。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mjun/1755/jeep-world-junior-championship
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wjun/1756/jeep-world-junior-championship-womens
残りのメンズ・ラウンド2ヒート結果：
ヒート11：マイキー・マクドナー（AUS） 13.27 def.ルーカス・ライス（AUS）11.80
ヒート12：アディン・マセンキャンプ（ZAF）14.66 def.テ・ケフケフ・バトラー（NZL）9.16
メンズ・ラウンド３ヒート６までの結果：
ヒート1：和井田理央（IDN）15.10 def.レオ・ポール・エチエンヌ（FRA）（FRA）14.26
ヒート2：西優司（JPN）14.97 def.都筑百斗（JPN）14.27
ヒート3：アディン・マセンキャンプ（ZAF）14.33 def.マテウス・ハーディ（BRA）11.57
ヒート4：安室丈（JPN）12.73 def.ライランド・ルーベンス（USA）11.80
ヒート5：サンドン・ホイッテカー（AUS）14.00 def.コール・ハウシュマンド（USA）13.30
ヒート6：コーディ・ヤング（HAW）12.83 def.エルバン・ブルーイン（FRA）7.23
