ハワイのホノルア・ブルームフィールドが優勝。ウイメンズ・ロングボード世界チャンピオンになる。

ウイメンズ・ロングボード世界チャンピオンとなったホノルア・ブルームフィールド(HAW)(C) WSL / Tim Hain
美しいハングテンを決めたホノルア・ブルームフィールド(HAW)(C) WSL / Tim Hain
美しいハングテンを決めたホノルア・ブルームフィールド(HAW)(C) WSL / Tim Hain
ホノルア・ブルームフィールド(HAW)WSL / Tom Bennett
ホノルア・ブルームフィールド(HAW)WSL / Tom Bennett

 

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2017年11月29日水曜日)-台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップのウイメンズが終了。18才のハワイアン・センセーション、ホノルア・ブルームフィールド(HAW)が優勝し、2017年のワールド・ロングボード・チャンピオンとなった。

 

 

ここまでのベスト・コンディションと言うに相応しいクリーンな3−4フィートのコンディションで迎えたウイメンズのファイナルデイ。

 

ラウンド2からファイナルまでが行われるなか、世界タイトルを争う選手たちが次々と敗退。最終的にファイナルには、18歳のホノルア・ブルームフィールド(HAW)と2011年のワールド・チャンピオンであるリンジー・ステンライディ(USA)が勝ち残った。

 

イベントを通してエクセレント・スコアを一貫して記録し続けたステンライディ。一方、ブルームフィールドは、ラウンドを重ねるごとに調子を上げ、最後までベスト・パフォーマンスをセーブしていたかのように、ファイナルではノーズライドとパワフルなレール・カーヴィングをスムーズにつなぎ合わせ、18.60のヒート・トータルを記録。そのブルームフィールドのスコアは、イベント全体のハイエストとなった。

 

ホノルア・ブルームフィールド(HAW)WSL / Tom Bennett
笑顔が眩しい18歳のホノルア・ブルームフィールド(HAW)WSL / Tom Bennett

 

「世界一になったなんて、現実ではないような気分です。」と、ブルームフィールドは言った。「一生懸命に努力して良い結果を残せたことは、何よりも気分が良いです。今日は自分の人生で最高の日です。私なんかがファイナルに残って良いのかって感じました。リンジーはずっと良いスコアを出していたのです。でも、どういうわけかファイナルで私がピークに達したんです。最高の1日でした。波は信じられないほど最高でした。」

 

今年のロングボードの世界タイトルは特別である。というのも、今年の台湾オープンがロングボード・ワールド・チャンピオンシップ(LCT)イベントとなったのは史上初で、しかもロングボードの世界チャンピオンが複数のイベントで決定されたのは、2011年以降初めてなのである。

 

ブルームフィールドは、今年の3月のパプアニューギニアで行われたングボード・ワールド・チャンピオンシップ(LCT)イベント初戦で3位になっており、第2戦の台湾でタイトル獲得への道をセットアップした。

 

「ロングボードの世界タイトルが複数のイベントで決定されることは素晴らしいですね。たとえパプアで3位になっても、私は世界タイトルについて、あまり考えないようにしていました。でもそれは子供の頃からの夢でした。素晴らしい波の台湾で、自分の夢を実現することは、想像していた以上に最高な気分でした。」

 

リンジー・ステンライディ(USA)(C) WSL / Tim Hain
リンジー・ステンライディ(USA)(C) WSL / Tim Hain

 

第2位となったサザン・カリフォルニアのリンジー・ステンライディは、一貫して各々ラウンド、優雅なレールワークとロング・ノーズ・ライドを組み合わせてラウンド毎のハイエスト・スコアを記録。2度目のワールドタイトルも射程距離内にあったが、ファイナルでは、18.60のヒート・トータルを記録したブルームフィールドに惜しくも敗れた。

 


日本の田岡なつみは、ラウンド2で南米のロングボードチャンピオンであるアタランタ・バティスタと対戦。ヒートがバティスタが、小ぶりな波を掴み多彩なターンを駆使し、グレイスフルなバックハンドで7.50をスコア。田岡なつみはビッグセットにチャージして4.33をスコアする。

 

優先権を持って波を待つ田岡。バティスタはアンダー・プライオリティで二本目の7ポイントをスコア。ヒートスコアを14.90として、田岡をあっという間にコンビネーションに追い込む。再びビッグセットを掴む田岡。ダウンザラインで高速なハングファイブを決めるも、技数が入らずにスコアが伸びない。優先権を使いスコアリング・ウェイブを探した田岡だったが惜しくもここで敗退となった。

 

レイチェル・ティリー(USA)(C) WSL / Tim Hain
レイチェル・ティリー(USA)(C) WSL / Tim Hain
リスタル・ウォルシュ(HAW)(C) WSL / Tim Hain
リスタル・ウォルシュ(HAW)(C) WSL / Tim Hain
クロエ・カルモン(C) WSL / Tim Hain
クロエ・カルモン(C) WSL / Tim Hain

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mlt/2566/taiwan-open-world-longboard-champs-mens/live

 

 

台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ・ウイメンズ・ファイナル結果

優勝:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)18.60
2位:リンジー・ステンライディ(USA)16.50
台湾オープン・ウイメンズ・セミファイナル結果
ヒート1:リンジー・ステンライディ(USA)17.23defトリー・ギルカーソン(USA)13.53
ヒート2:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)13.26defレイチェル・ティリー(USA)13.10

台湾オープン・ウイメンズのクォーターファイナル結果
ヒート1:トリー・ギルカーソン(USA)12.43defアトランタ・バチスタ(BRA)9.47
ヒート2:リンジー・ステンライディ(USA)16.34defケートリン・マグワイア(USA)10.94
ヒート3:ホノルア・ブルームフィールド(HAW)14.93defクリスタル・ウォルシュ(HAW)12.57
ヒート4:レイチェル・ティリー(USA)15.33defチェルシー・ウィリアムス(AUS)12.06