WSL台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ大会3日目。ベスト12が決定。秋本祥平13位。

2009年と2011年に世界第2位となったハワイのカイ・サラス(HAW)。今季もベスト・ポジションで初のロングボード・タイトル獲得を目指す。

ジンズン・ハーバー、台東/台湾(2017年11月25日火曜日)-ロングボードの世界チャンピオンを決定する、WSLロングボード・チャンピオンシップ・ツアー(LCT)イベント「台湾オープン・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ」は大会3日目。

本日は3−4フィートのクリーンなコンディションで、昨日中断となった男子のラウンド2から再開。そのまま男子のラウンド3が行われ、ベスト12が決定した。

サンシャイン・コーストのニック・ジョーンズ(AUS)
サンシャイン・コーストのニック・ジョーンズ(AUS)

 

WSLロングボード・チャンピオンシップ・ツアー(LCT)で6年間戦い続けているものの、これまでラウンド3を勝ち上がれていない、サンシャイン・コーストのニック・ジョーンズ(AUS)。

 

そんな彼が2度のワールド・チャンピオン・ピッコロ・クレメンテ(PER)と対戦。ジョーンズは、コンディションとクライテリアにマッチしたサーフィンをトラディショナル・シングル・フィンで披露。14.23のヒート・トータルをマーク。リズムをつかめなかったクレメンテはここで敗退となった。

 

「最高に嬉しいですね。家族や友達がビーチで応援してくれて、特別なヒート勝利のフォームでした。」と、ジョーンズは言った。

 

「波もある中で、より大きなサイズで重たいボードを選んだのは正解でしたね。良いスタートを切れたのですが、次の波を待つのに緊張しましたね。特にピッコロのような人が相手なので。彼は素晴らしいサーファーですから。なんとか、もう一つのスコアを見つけて、ラウンド3を勝ち上がれて最高です。クォーターファイナルより上を目指したいですね。」

 

テイラー・ジェンセン(USA)はヒートスコア15.77でラウンドアップ。
テイラー・ジェンセン(USA)はヒートスコア15.77でラウンドアップ。
トニー・シルバニ(USA)は得意の華麗なハングテンを披露。
トニー・シルバニ(USA)は得意の華麗なハングテンを披露。

 

 

日本の秋本祥平は、ラウンド2のヒート11でオーストラリアのデーン・ピオリと対戦。ヒート前半から好調にスコアをまとめる秋本はスタートから5.33、ヒート中盤には6.83をスコアしてヒートをリード。

 

 

残り時間10分を切ってさらにサイズのあるセットを掴み、ハイラインからハングファイブ、カーヴィングをコンビネーションさせて6.87をスコア。トップスコアを塗る変えてリードを広げる。ヒート終盤にはハングファイブからハング10のコンビネーションで7.37をスコア。終始リードをキープしたままラウンド3へ勝ち上がった。

 

ウイングナットのインタビューに笑顔で応えた秋本祥平。
インタビュアーを務めるレジェンドのウイングナットに笑顔で応えた秋本祥平。

 

ラウンド3ではデルペーロ兄弟の弟エドワードと対戦。デルペーロはスタートからラディカルなスタイルで8.00のエクセレントをスコア。秋本もスタイリッシュな長いノーズライドで反撃。6.23を4.50でバックアップ。しかしデルペーロはバックアップを6.33として、その差を広げていく。

 

エドアード・デルペーロ(FRA)(C) WSL / Tim Hain
エドアード・デルペーロ(FRA)(C) WSL / Tim Hain

 

秋本は逆転できるポテンショアルのある波を待つが、ミスで優先権をデルペーロに渡してしまう。そして、デルペーロはビッグセットを掴み、8.67というヒートのトップスコアを塗り替える。コンビネーションに追い込まれた秋本はここで敗退。今大会を前回のパプアニューギニアと同じ13位でフィニッシュし、賞金$1,750をゲットした。

 

明日女子が再開されればラウンド2のヒート6に田岡なつみがクレジット。がんばれ!日本!

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mlt/2566/taiwan-open-world-longboard-champs-mens/live

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1976/maui-womens-pro/live

 

Taiwan Open World Longboard Championship Men’s Round 3 Results:

Heat 1:  Adam Griffiths (GBR) 13.03 def Kaniela Stewart (HAW) 10.50
Heat 2: Phil Rajzman (BRA) 15.10 def Ned Snow (HAW) 11.60
Heat 3:  Nic Jones (AUS) 14.44 def Piccolo Clemente (PER) 14.13
Heat 4: Cole Robbins (USA) 14.66 def Kevin Skvarna (USA) 13.80
Heat 5: Tony Silvagni (USA) 15.94 def Ben Skinner (GBR) 15.00
Heat 6: Taylor Jensen (USA) 15.77 def Jefson Silva (BRA) 6.00
Heat 7: Kai Sallas (HAW) 16.17 def Jack Entwistle (AUS) 9.50
Heat 8: Rodrigo Sphaier (BRA) 13.03 def Matthew Moir (ZAF) 10.06
Heat 9: Harley Ingleby (AUS) 15.80 def Emilien Fleury (FRA) 7.00
Heat 10: Edouard Delpero (FRA) 14.50 def Shohei Akimoto (JPN) 10.73
Heat 11: Steven Sawyer (ZAF) 12.50 def Jefferson Silva (BRA) 8.90
Heat 12: Antoine Delpero (FRA) 14.23 def Lucas Garrido Lecca (PER) 12.40