男子クイックシルバー・プロ・フランスが、エピック・コンディションのラ・グラヴィエールで開幕

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)PHOTO: © WSL / Poullenot

 

ホセゴー、フランス(2017年10月12日木曜日)女子のベスト4が決定してから、コンディション不良のためにレイデーが続いていた、WSL-CT「クイックシルバー&ロキシー・プロ・フランス」は、ようやく男子のクイックシルバー・プロ・フランスが、エピック・コンディションとなったラ・グラヴィエールで、その戦いの火蓋を切った。

コンテスト会場 PHOTO: © WSL / Poullenot
コンテスト会場 PHOTO: © WSL / Poullenot

 

新しいスウェルは、6~8フィート・レンジ。クリーンなオフショア・ウェイブでメンズのラウンド1とラウンド2の8ヒートが行われた。そんな中で、イタロ・フェレイラ(BRA)はグラヴィエールのショアブレイクで、巨大なバックハンドのローテーションでパーフェクトに近い9.50をスコア。

 

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)PHOTO: © WSL / Poullenot
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)PHOTO: © WSL / Poullenot

しかし、WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と同じヒートだったことが彼の不運。1つのビッグスコアだけでは十分ではないのだ。フローレンスはエアもメイクしてヒートスコア15.67で逆転、フェレイラとディフェンディング・イベント・チャンピオンのキアヌ・アシン(HAW)をR2へ追いやった。

 

 

ローカル・ヒーロー・ジョアン・ドゥルー(FRA)
ローカル・ヒーロー・ジョアン・ドゥルー(FRA)

またローカル・ヒーローのジョアン・ドゥルー(FRA)は、バックハンドのバレルをメイク。8.67 9.33の2本のエクセレントでヒートトータル18.00をマークしてラウンド3へ勝ち上がった。

 

「ちょっとしたホームタウンでのラッキーでしたね。パドルバックするたびに、あのバレルを手に入れたんです。」と、ドゥルー。「自分の板が折れた時、彼女のモード(ル・カー)が僕の板を持って走ってきてくれました。それもラッキーです。自分のメインのフォーカスは、リ・クオリファイにある。新人王レースも興味はありますけど、僕はツアーにおける自分のスポットを固めたいんです。」

マーク・ラコマー PHOTO: © WSL / Poullenot
マーク・ラコマー PHOTO: © WSL / Poullenot

 

本日行われたラウンド2の中で最大の番狂わせは、マーク・ラコマー(FRA)とジュリアン・ウィルソン(AUS)のヒート。ビラボン・プロ・タヒチで優勝し、バックアップのリザルトを探していたウィルソンだったが、のフランスでワイルドカードのラコマーに敗れ、まさかの最下位となった。

 

現在CTランク3位であるウィルソンだが、CTも残り2戦という状況で、ランキング上位のフローレンスとスミスが、ラ・グラヴィエールで結果を残すならば、彼のワールドタイトルの望みは厳しくなるだろう。

 

大会が再開されれば、ラウンド2のヒート9でカノア五十嵐とミシェル・ボレーズ(PYF)の対戦からスタートとなる。

 

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1950/quiksilver-pro-france

 
クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド1結果:
ヒート1:スチュアート・ケネディ(AUS)12.00、エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)10.77、コナー・コフィン(USA)6.33
ヒート2:ナット・ヤング(USA)11.00、ビード・ダービッジ(AUS)9.17、オーウェン・ライト(AUS)7.20
ヒート3:マット・ウィルキンソン(AUS)13.77、ウィゴリー・ダンタス(BRA)12.50、ジョシュ・カー(AUS)10.76

ヒート4:イーサン・ユーイング(AUS)15.57、カイオ・イベリ(BRA)15.33、ジュリアン・ウィルソン(AUS)9.13
ヒート5:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.67、イタロ・フェレイラ(BRA)15.60、キアヌ・アシン(HAW)5.10
ヒート6:ジョーディ・スミス(ZAF)16.10、マーク・ラコマー(FRA)12.70、カノア五十嵐(USA)10.47
ヒート7:ジョアン・ドゥルー(FRA)18.00、フィリーペ・トリード(BRA)11.43、ミゲル・プポ(BRA)9.14
ヒート8:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.86、ジェレミー・フローレス(FRA)15.27、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)13.26
ヒート9:ジョエル・パーキンソン(AUS)13.20、ジャック・フリーストーン(AUS)11.96、ミシェル・ボレーズ(PYF)11.40
ヒート10:セバスチャン・ジーツ(HAW)12.74、ジャドソン・アンドレ(BRA)10.74、コナー・オリアリー(AUS)10.57
ヒート11:イアン・ゴウベイア(BRA)15.57、ミック・ファニング(AUS)15.27、フレデリコ・モライス(PRT)12.16
ヒート12:エイドリアン・バカン(AUS)15.60、コロへアンディーノ(USA)10.63、イズキール・ラウ(HAW)10.60

 

クイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド2結果:
ヒート1:マーク・ラコマー(FRA)13.27 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.23
ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)13.60 def.キアヌ・アシン(HAW)11.17
ヒート3:エイドリアーノ・ド・スーザ(BRA)15.97 def.ジョシュ・カー(AUS)13.00
ヒート4:ミゲル・プポ(BRA)12.27 def.フィリーペ・トリード(BRA)8.50
ヒート5:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)14.60 def.コナー・オリアリー(AUS)11.87
ヒート6:フレデリコ・モライス(PRT)15.26 def.ジャック・フリーストーン(AUS)11.37
ヒート7:コロへアンディーノ(USA)13.50 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)12.60
ヒート8:ミック・ファニング(AUS)13.20 def.イズキール・ラウ(HAW)12.84

 

残りのクイックシルバー・プロ・フランス・ラウンド2マッチアップ:
ヒート9:ミシェル・ボレーズ(PYF)対カノア五十嵐(USA)
ヒート10:ジェレミー・フローレス(FRA)対イタロ・フェレイラ(BRA)
ヒート11:コナー・コフィン(USA)vs.カイオ・イベリ(BRA)
ヒート12:ビード・ダービッジ(AUS)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)

 

ロキシー・プロ・フランス・セミファイナル・マッチアップ:
SF 1:カリッサ・ムーア(HAW)対サリー・フィッツギボンズ(AUS)
SF 2:レイキー・ピーターソン(USA)対タイラー・ライト(AUS)