写真、リポート:山本貞彦
2017年のWSLジャパンツアー第5戦目となるジュニア・イベント第2戦「M.B.J.南房総ジュニアプロ」が本日、9月16日(土)から千葉県南房総市の千歳ポイントでスタートした。
WSLアジア・ジュニアは今シーズン3戦が予定され、この試合の合計点で、ジュニアの世界チャンピオンを決定する「WJCワールド・ジュニア・チャンピオシップ」の日本代表に選抜される男子4名、女子2名が決定。今回を含み残り2戦、どのヒートも取りこぼしは許されない重要な試合である。
WSL ASIA/JAPAN「M.B.J Pro」大会初日、天候は曇り、その後、雨。風はサイドオンで、波のサイズはハラムネ。朝は引いていて、午後に満ちる。若干、タプタプ気味。波はそこかしこで割れる。潮によっても乗る場所が変わる。選手は自分のヒートごとで作戦を立てることを求められた。
台風が列島縦断の予報で、明日は暴風雨の可能性が高いために、今日進められるとこまで進めることに。よって男女ともQFまで消化した。
現在のWSL ASIA ジュニアランキング。男子は1位 都筑百斗、2位 小笠原由織、3位 鈴木仁、森友ニ。※男子ジュニアランキング 女子は1位 都筑有夢路、2位 松田詩野、3位 脇田紗良、川合美乃里。※女子ジュニアランキング
R-2で小笠原、鈴木、森が敗退。QFまで進出していた都筑百斗までがここで姿を消した。ここで昨年のWJC日本代表の西優司、安室丈が踏ん張らねばならぬところ、西はR-3で敗退。安室がQFを勝ち上がり、SFへ。
女子はランキングトップの都筑有夢路が、まさかのQF敗退。今大会3連覇の川合美乃里もQFで敗退と波乱の展開。これで男子は振り出しに。女子は松田、脇田にチャンス。
都筑有夢路
乗れば勝てる。それほどサーフィンのパワーとテクニックは女子でも頭一つ抜け。しかし、波に乗れなければ、それは無効。どんな状況でも対応できるようにすることが、緊急の課題か。
森友ニ
ひどいスランプ。何をやってもダメな時は、スポーツ選手に良くあること。今は違うことに目を向けるか、基本に戻るか。ポジティブシンキングでも乗りこなせない時はある。今は腐らず、前向きに楽しむことを思い出して欲しい。
都筑百斗
できることはやった。しかし、最後の最後で逆転されて敗退。リズムよくできていただけに残念。僅差での相手との駆け引きも必要だ。
川合美乃里
波を読むこと。これは経験を積むしかない。アドバイスはあって良いことだけど、まずは自分の力を信じること。波を知れば、自分のサーフィンができるはず。自信持って!
松田詩野
華奢な体格ながら、サーフィンは豪傑。攻めるとこ攻める。いろんなことに挑戦しているのが、試合でよく分かる。意外性があってイイね!
湘南茅ケ崎の馬庭 彩はR1を終了間際の大逆転で中塩佳那を破り、クオーターファイナルでは都筑有夢路を下してセミファイナル進出を果たす。
西元ジュリはクオーターで7.50をスコアし、イベント3連勝中の強敵、川合美乃里を下してセミファイナルへ勝ち上がる。
女子では野中美波、中塩佳那といったランキング5位の選手までも敗退。
注目のインドネシアの和井田 理央は、R2で8.10のエクセレントをマークするもR3で敗退。
明日は8:00AMファーストコール。
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このイベントはインターネットによるライブ放送されます。
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