現地時間2017年8月19日土曜日、フランスはグランデ・プラージュのラカナウで開催中のWSLヨーロピアン・サマー・レッグ第2戦となる男女QS1500「Caraïbos ラカナウ・プロ」は大会5日目。本日は女子のラウンド3と4。男子のラウンド5、6が行われ、男女ともベスト8が決定した。
野呂海利はラウンド5のH3に登場。エイドリアン・トヨン、ルッカ・メシナス、マーク・ラコマーと対戦。また女子はトップシードが登場するラウンド3のH1に橋本恋、H2には野呂玲花とハワイから出場の前田マヒナがクレジットされた。
野呂海利は、スタートからライトブレイクに果敢にチャージを見せる。ラコマーが7.83をスコアしてヒートをリード。野呂海利は3位で後半戦へ。ラコマーはバックアップを引き上げてリードを広げていく。
ニード5.09で野呂海利は辛抱強く波を待ち続ける。そして終了間際、バックハンドでレフトにテイクオフした野呂海利。ファースト・アプローチのビッグターンからインサイドに繋ぐもワイプアウト。スコアを上げることはできない。そのままタイムアップとなり、野呂海利はここで3位敗退となった。
女子のラウンド3ヒート1にクレジットされた橋本恋は、スタートから果敢にチャージしてスコアを重ねてヒートをリード。しかしヒート後半にイギリスのルーシー・キャンベルが4.27をスコアしてトップへ。2位となる橋本。キャンベルはさらにリードを広げ、橋本も下位の選手を追い上げを振り切り2位で勝ち上がった。
ダンパーの目立つコンディションのなかで、野呂玲花はヒート開始直後にウォールになるライトブレイクをキャッチ。スピードのある素晴らしいバックハンドサーフィンで7.33をスコア。幸先のいいスタートを切る。さらに野呂はバックハンドで4.03をスコアしてリードを固める。
前田マヒナもバックハンド、フォアハンドでチャージして2位に付ける。後半に入りテサ・タイセンがバックハンドで6.33をスコアして一気にトップへ。3位となった前田マヒナがフォアハンドの素晴らしいコンビネーションサーフィンを披露して8.17のエクセレントで大逆転。一気にトップとなり、3位に押し出された野呂玲花。そのままタイムアップとなり野呂玲花は3位で悔しい敗退となった。
女子のラウンド4で橋本恋は、前田マヒナ、スペインのガラジ・サンチェス、アメリカのキラ・ピンカートンと対戦。橋本はスタートからライトハンダーに果敢にチャージ。3.33、4.67を続けてスコアしてヒートをリードした。
前田マヒナはじっくりと波を待ち、セットのライトにチャージ。6.33をスコアして2位をキープする。ヒート終盤にヒートが大きく動き、前田がバックアップを4.27としてトップ浮上。さらにピンカートンもライトブレイクで6.10をスコアして2位に。橋本は3位となり、そこでタイムアップ。惜しくもここで敗退となった。
これで日本チームはファイナルデイを前に全員敗退。彼らの次のステージは、8月22日-26日まで、フランスのアングレット、シャムブル・ダムールで開催されるWSL-QS1500「Pro Anglet」。勢いのある日本チームの活躍に期待したい。
世界を目指す彼らの活躍を期待してエールを送りたい。がんばれ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1923/carabos-lacanau-pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1922/lacanau-pro