バハ・カリフォルニアのサン・ホセ・デル・カボで開催されていたWSLウイメンズQS6000イベント「Los Cabos Open of Surf(ロス・カボス・オープン・オブ・サーフィン)」が終了。CTサーファーのシルヴァナ・リマ(BRA)が、ファイナルでブロンテ・マコーレー(AUS)を下して優勝。QS世界ランク2位に浮上した。
「本当に私はハッピーです。この数年間、多くの人たちにサポートしてもらって来ました。いくら感謝してもしきれないほどです。この優勝はみんなのお陰です。」と、リマは言った。
「ブロンテは素晴らしいサーファーで、彼女とファイナルでサーフィン出来たことは本当に素晴らしかった。ファイナルでナーバスにならなかったのは初めてで、自分にベストを尽くせって言い聞かせていました。自分に必要なことは、それだけでした。」
34才のリマは、セミファイナルでは同じCTサーファーのキーリー・アンドリューと対戦。チャージしたリマはエクセレントの8.17 を8.77でバックアップ。ファイナルでもエクセレントの8.17をスコアし、昨年のチャンピオンであるブロンテ・マコーレーを下し勝利を手に入れた。
「このイベントでは毎年、僅差で敗れてきたので、決して忘れられない、誇り高い瞬間になりました。やっと優勝できて夢が叶いました。」と、このロス・カボスでは一昨年が2位、去年が3位と勝利を目前にして敗れ、悲願の初優勝を手に入れたリマが言った。
男子のプロジュニアでは、バルバドスの チェ・アランが彼のベスト・フォームを披露して優勝。
女子のプロジュニアでは、世界のベスト・アップカミング・サーファーがファイナルに顔を揃え、ワールド・ジュニア・チャンピオンに君臨するメイシー・キャラハン、元CTワイルドカードのキャロライン・マークス、現在の北アメリカNo.1のアリッサ・スペンサーといった強豪を抑えて、ハワイ・マウイ島の16才、新鋭サマー・マセード(HAW)が優勝した。
今回は若いパワーが目立った。次世代スターによるファイナルにおいて、9.93というイベントのハイエスト・シングル・スコアをたたき出したマセード。QS6000ではR6でディミティ・ストイルに敗れたが、その存在感をアピール。現在はアマチュア・イベント参加のためにカリフォルニアと自宅のあるマウイを行ったり来たりの生活を送っているが、次のQS6,000が行われる、カリフォルニアのオーシャンサイドのスーパーガール・プロのために準備をしたいと語った。
ハワイ育ちの西元ジュリは、今回プロジュニアでセミファイナルまで勝ち上がった。サイズダウンに加え、波数も極端に減ったファイナルデイ。セミファイナルのヒートはスペンサーが、スピード、パワー、フローの3拍子揃ったバックハンドでスタートからハイスコアをマークしリード。バックアップも確実に揃えてトップを独走した。
9ポイントのエクセレントを叩き出すスペンサーは他の選手をコンビネーションに追い込む独り舞台。2位争いは僅差ながらキャロライン・マークスが僅かにリード。西元は4位を強いられてチャージしたいが、肝心の波が入らず。成す術もなく惜しくも敗退となった。
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