6月9日からポルトガルで開催されていた、 WSLヨーロピアンLQS第2戦「ロングボード・プロ・ガイア」が終了。メンズでは、エミリアン・フルーリー(FRA)が優勝。ウイメンズではクロエ・カルモンが今シーズン2度目の優勝を果たした。
エミリアン・フルーリーは、セミファイナルでは、ブラジリアン・パワーハウスのロドリゴ・スファイアーを下し、エキサイティングなファイナルでは、前ヨーロッパ・チャンプのエドゥアール・デルペーロを倒して勝利を手に入れた。
またウイメンズでは、パプアニューギニアのWLTでも優勝した、カレントリーダーであるブラジルのクロエ・カルモンが、ファイナルで2015年の世界チャンピオンであるアメリカのレイチェル・ティリーを下して、今季2度目の勝利を決め、初のワールド・タイトル獲得へ前進した。
また今回のイベントには、日本から田岡なつみが出場。クオーターファイナルまで勝ち上がり5位となった。大会初日は3−5フィートのタフなコンディションでの戦いの中で1位通過。
ラウンド2でも2011年の世界チャンピオンである南カリフォルニアのリンジー・ステインリードに次いで2位でラウンドアップを果たした。
ファイナルデイに残った田岡なつみは、クオーターファイナルの第2ヒートで、今回優勝したクロエと対戦。惜しくも敗れたが、次に繋がる素晴らしい経験となった。
今シーズンの田岡なつみは、WSL−LQS第1戦である「ウイメンズ・キャンサー・インスティテュートNSWプロ」において、歴代のワールドチャンピオンが顔を揃えたファイナルを制し見事優勝。3月にはワールド・ロングボード・チャンピオンシップが行われたパプアニューギニアで9位となり、少しづつ世界との距離を縮めている。
今年3月には大学を卒業し、4月から社会人としてマイナビに就職。スポンサー契約もして、サーフィンを続けながら社会人として働けるという素晴らしい環境を手に入れた。アクエリアスの新CM出演など、多方面で活躍し、今シーズンの今後の彼女の活躍に期待したい。
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wlt/1875/longboard-pro-gaia