トップシードが登場。大村奈央、野呂玲花、西元エミリーはR4で敗退。QS6000「ロス・カボス・オープン」

Tatiana Weston-Webb WSL / Andrew Nichols

バハ・カリフォルニアのサン・ホセ・デル・カボで開催中のWSLウイメンズQS6000イベント「Los Cabos Open of Surf(ロス・カボス・オープン・オブ・サーフィン)」は大会2日目。本日もソリッドなスウェルを利用し、ラウンド4までが終了。また女子のプロジュニアもスタート。

 

本日はラウンド4からトップシード選手が登場。チャンピオンシップ・ツアー(CT)サーファーが、 3-5フィートのジッパーズでどのようなサーフィンを披露するのか。QSエリートたちは、CTサーファーにどこまで喰らい付くのか注目された。

 

  今回のイベントで注目の的である、タティアナ・ウエストン-ウェッブは、恐るべきバックハンドを披露。圧倒的な勝利を収めた。「この波は本当にファンで、女の子たちは本当に良いサーフィンをしていて、私はインスパイアされています。」と、ウエストン-ウェッブは言った。

 

「CTで、ステフ[ギルモア]やカリッサ[ムーア]のような選手とサーフィンをしていることは本当に天の恵みのようなもの。彼女たちとサーフィンをすることで絶えずレベルが上がっていくんです。」

 

Silvana Lima (BRA) winning her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. Silvana Lima WSL / Andrew Nichols

今年CTに再びクオリファイしたブラジルのシルヴァナ・リマも、パーフェクトに近い9.00で本日のハイエスト・シングル・スコアをたたき出した。

Keely Andrew (AUS) winning her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. Keely Andrew WSL / Andrew Nichols

現在、CTのトップ10圏内にいるキーリー・アンドリュー(AUS)もエクセレントな 8.77をスコアして、ラウンド5に進出。

Claire Bevilacqua (AUS) winning her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. Claire Bevilacqua WSL / Andrew Nichols

元CTコンペティターでQSベテラン34才のクレア・ベヴィラックァは、昨日のラウンド3でのチャージ、さらに磨きのかかったパフォーマンスを披露。キャロライン・マークスとともに、イベント・チャンピオンのニッキ・ヴァン・ダイクを下した。

Sage Erickson (USA) winning her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. セージ・エリクソン(USA)もラウンド4進出. WSL / Andrew Nichols Alyssa Spencer (USA) earning runner-up in her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. 14才とは思えない落ち着いた試合運びで、圧倒的なバックハンドを見せて勝ち上がるアリッサ・スペンサー(USA)WSL / Andrew Nichols

Bianca Buitendag (ZAF) winning her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. CTをリクオリファイできずに、今シーズンQSイベントをフォローしているビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF) 。そのパフォーマンスは説明するまでもなく、必ずや再びCTにカムバックすることだろう。WSL / Andrew Nichols Summer Macedo (HAW) earning runner-up in her Round Four heat at the Los Cabos Open of Surf. QSとプロ・ジュニアの両方で素晴らしいパフォーマンス披露したサマー・マセード(HAW)WSL / Andrew Nichols

 

本日の日本人サーファーたちは、ラウンド3からH9に野呂玲花、H11に西元エミリーがクレジット。じっくりと波を待った野呂玲花は、インサイドのビッグリエントリーのワンマニューバーで4.67をスコア。1ライドで2位につけていたがヒート終盤に、対戦相手のスペンサーがバックハンドでエクセレントをスコアしてトップへ。僅差ながら4位と追い込まれた野呂玲花は、ヒート終了寸前のラストウェイブで逆転し、2位でラウンドアップ。

 

 

西元エミリーは、スタートからグッドセットを掴み、バックハンドのビッグリエントリーで4.27をスコア。残り時間10分を切って優先権を使いセットをつかんだ西元は4.43をスコアしてトップへ。テレサ・ボンヴァロに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。

 

トップシードのラウンド4のH5にはハワイから前田マヒナも出場。H6の大村奈央は、ローラ・エネバーAUS、ビアンカ・ブイティンダッグZAF、レイチェル・プレスティUSAという強豪と対戦。大村はビアンカに続き2位でヒート前半を折り返すも、各選手が高得点をマークして一気に4位となり、決め手となる波を掴めず敗退。

 

野呂玲花は、アリッサ・クイゾンHAW、ペイジ・ハレブNZL、ブリアナ・コープHAWと対戦。ヒート終盤に優先権を使って、セットの波でバックハンドでチャージ。4.83をスコアした野呂玲花だったが惜しくもここで敗退となった。

 

ラウンド4でココ・ホー、ドミニク・バロナ、アリッサ・ロックと対戦した西元エミリー。ヒート後半にソリッドなバックハンドサーフィンで5.83、4.00を連続してスコアして2位に浮上。しかし4位だったココがソリッドなビッグターン2発で7.87をスコアしてトップへ。残り時間5分で4位を強いられる西元。そのままタイムアップで惜しくも敗退となった。

 

西元ジュリ
西元ジュリ

また同時開催の女子ジュニアでは西元ジュリが勝ち残っている。

 

 

世界を目指して戦い続ける彼女たちにエールを送りたい。頑張れ!日本!

 

 

ネクストコールは、現地時間の 2017年6月7日6時30分、日本時間の 2016年6月7日22時30分です。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1870/los-cabos-open-of-surf

https://www.facebook.com/loscabosopenofsurf

http://loscabosopenofsurf.com/