カノア五十嵐が1位でラウンド3進出を決める。ブラジルでWSL-CT第4戦「Oi リオ・プロ」が開幕。

ラウンド1を勝ち上がったカノア五十嵐 PHOTO: © WSL / Poullenot

 

2017年5月9日火曜日(サクアレマ、リオデジャネイロ/ブラジル)ブラジルのリオデジャネイロでWSL-CT第4戦「Oi リオ・プロ」が開幕した 。ウエイティング期間の初日から素晴らしいコンディションに恵まれ、男女共ラウンド1が行われた。

 

本日のオープニング・ヒートは、怪我で欠場した選手のリプレイスで出場しているナット・ヤング(USA)が、2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)と2017CTルーキー・イズキール・ラウ(HAW)を下す番狂わせで始まった。

 

メディーナは30分のヒートを通して、上の映像にあるエア・リバースを含む、9本の波に乗り、激しくチャージを繰り返したが、僅か0.74ポイント差でラウンド2の敗者復活戦へ回った。

 

 

カノア五十嵐 WSL / Damien Poullenot
カノア五十嵐 WSL / Damien Poullenot

 

また、今シーズンはCT開幕から最下位を強いられ、現在世界ランク29位のカノア五十嵐。4月にポルトガルで行われたQS3000イベントでは、彼らしいスピード感のあるサーフィンを披露して、クオーターファイナルまで勝ち上がり、今回のブラジルの良いウォーミングアップができたと語っていた。

 

 

今回のブラジル戦のラウンド1では、コナー・コフィン(USA)とセバスチャン・ジーツ(HAW)と対戦。じっくりと波を選び、ライトブレイクでフォアハンドのビッグ・エア・リバースをメイク。最後にはビッグレフトを掴み、バックハンドのカーヴィングのコンビネーションでエクセレントの8.00をスコアして1位で勝ち上がった。

 

3X World Champion Mick Fanning of Australia advances directly to Round Three after winning Heat 10 of Round One of the Oi Rio Pro at Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil.
3X World Champion Mick Fanning of Australia advances directly to Round Three after winning Heat 10 of Round One of the Oi Rio Pro at Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil.

 

3度のWSLチャンピオンであるミック・ファニング(AUS)は、仲間のCTベテラン、ビード・ダービッジ(AUS)とミシェル・ボレーズ(PYF)に対したラウンド1を勝ち上がった。オーストラリアン・パワーハウスのファニングは、14.44の2ウェイブ・コンバイン・スコア。ジープ・リーダーボードで現在の第19位ランキングを上げるために、ラウンド3へ勝ち上がる。

 

World Champion John John Florence of Hawaii advanced directly to Round Three after winning Heat 6 of Round One at the Oi Rio Pro at Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil.
World Champion John John Florence of Hawaii advanced directly to Round Three after winning Heat 6 of Round One at the Oi Rio Pro at Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil.

 

WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ミゲル・プポ(BRA)とイベント・ワイルドカードのヤゴ・ドラ(BRA)に対して14.67の2-ウェイブ・コンバイン・スコアをたたき出して、勝ち上がった。

 

「ブラジルのみんなはサーフィンにとても情熱的なんですよね。本当に刺激されます。どこで波を待てば良いか分からなかったので、ナーバスなヒートでしたけど、レフトは少しクリーンで、ライトはより多くのチャンスを持っている波ですね。」と、フローレンスがコメント。

 

 

また、今シーズンはワールド・タイトルを狙っている、フィリーペ・トリード(BRA)は今日のハイエスト・ヒート・スコアとなる16.26をスコアし、プライア・デ・イタウナのラインアップを支配した。トリードは、ビッグ・ラッピング・カーヴィングでジャッジに印象づけ、ルーキーのイーサン・ユーイング(AUS)とフレデリコ・モライス(PRT)を下した。

 

Joel Parkinson of Australia advances directly to Round Three after winning Heat 9 of Round One at the Oi Rio Pro at Saquarema, Rio de Janeiro, Brazil.
ジョエル・パーキンソン(AUS)もいぶし銀のパフォーマンスを見せて16.20のヒートスコアで1位でラウンドアップ。

 

日本とリオデジャネイロとの時差は、12時間。ネクストコールは日本時間では5月10日18時45分.

 

オフィシャルサイト:http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1854/oi-rio-pro

 

Oi リオ・メンズ・プロ:ラウンド1結果
ヒート1:ナット・ヤング(USA)13.84、ガブリエル・メディーナ(BRA)13.10、イズキール・ラウ(HAW)10.60
ヒート2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.26、ジャドソン・アンドレ(BRA)10.16、ウィゴリー・ダンタス(BRA)8.97
ヒート3:ジェレミー・フローレス(FRA)14.44、オーウェン・ライト(AUS)13.97、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)10.10
ヒート4:ジョシュ・カー(AUS)14.27、ジェシー・メンデス(BRA)12.63、コロへアンディーノ(USA)11.84
ヒート5:ジョディ・スミス(ZAF)11.20、ビノ・ロペス(BRA)11.06、ジャック・フリーストーン(AUS)8.16
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)14.67、ヤゴ・ドラ(BRA)14.64、ミゲル・プポ(BRA)13.40
ヒート7:フィリーペ・トリード(BRA)16.26、イーサン・ユーイング(AUS)10.84、フレデリコ・モライス(PRT)7.70
ヒート8:イアン・ゴウベイア(BRA)14.40、エイドリアン・バカン(AUS)13.53、マット・ウィルキンソン(AUS)6.23
ヒート9:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.20、ジョーン・ドゥルー(FRA)15.70、コナー・オリアリー(AUS)7.00
ヒート10:ミック・ファニング(AUS)14.44、ビード・ダービッジ(AUS)12.60、ミシェル・ボレーズ(PYF)9.13
ヒート11:カノア五十嵐(USA)13.77、コナー・コフィン(USA)13.60、セバスチャン・ジーツ(HAW)11.26
ヒート12:ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.34、スチュアート・ケネディ(AUS)12.86、カイオ・イベリ(BRA)3.17

 

Oi リオ・メンズ・プロ:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:コロへアンディーノ(USA)対ヤゴ・ドラ(BRA)

ヒート2:オーウェン・ライト(AUS)対ビノ・ロペス(BRA)
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ジェシー・メンデス(BRA)
ヒート4:マット・ウィルキンソン(AUS)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート5:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート6:セバスチャン・ジーツ(HAW)対イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート7:カイオ・イベリ(BRA)対ジョーン・ドゥルー(FRA)
ヒート8:コナー・コフィン(USA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート9:コナー・オリアリー(AUS)対スチュアート・ケネディ(AUS)
ヒート10:エイドリアン・バカン(AUS)対ミゲル・プポ(BRA)
ヒート11:フレデリコ・モライス(PRT)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート12:イズキール・ラウ(HAW)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)

 

Oi リオ・ウイメンズ・プロ:ラウンド1

ヒート1:セージ・エリクソン(USA)12.00、カリッサ・ムーア(HAW)3.50、ローラ・エネバー(AUS)2.50
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)13.07、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.00、ブロンテ・マコーレー(AUS)6.57
ヒート3:ステファニー・ギルモア(AUS)6.33、タイナ・ヒンケル(BRA)1.50、キーリー・アンドリュー(AUS)0.50
ヒート4:ココ・ホー(HAW)14.67、ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)12.43、タイラー・ライト(AUS)11.83
ヒート5:サリー・フィッツギボンズ(AUS)12.70、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)11.70、ポーリーン・アドゥ(FRA)7.40
ヒート6:ジョアン・ディフェィ(FRA)15.60、シルヴァーナ・リマ(BRA)12.33、レイキー・ピーターソン(USA)8.27
Oi リオ・ウイメンズ・プロ:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対ローラ・エネバー(AUS)
ヒート2:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)対タイナ・ヒンケル(BRA)
ヒート4:カリッサ・ムーア(HAW)対ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
ヒート5:レイキー・ピーターソン(USA)対ポーリーン・アドゥ(FRA)
ヒート6:キーリー・アンドリュー(AUS)対シルヴァーナ・リマ(BRA)