タンジュン・スティア・ビーチ、スマトラ、インドネシア(2017年4月16日日曜日)WSLは今年3月にWSLジャパンが、WSLアジアとして再スタートを切ることを正式に発表。
本部は引き続き日本に置かれるが、中国、インドネシア、モルディブ、フィリピン、韓国、インド、台湾、ベトナム、スリランカに、コンテスト会場及び、参加選手は拡大される。
そして、そんなWSLアジアとしての記念すべき第1回大会となるWSL 男女QS1000イベント「クルイ・プロ2017」が、南スマトラの西海岸にあるレフトハンダーのポイントブレイク、Ujung Bocurにて4月15日から20日までのウエイティング期間で行われる。
今大会の大会会場は、ラディン インタン II 空港から陸路で5時間という場所にあるエリアで、100メートル以上のバレルセクションとターンセクションが混ざりあうロング・リーフブレーク。他にもポイントが点在するエリアのようだ。大会初日はメンズの第1ラウンドの10ヒートまでが行われた。
南スマトラのクルイで行われる史上初のWSLヒートを勝ち上ったのは、インドネシアのメガ・セマディ(IDN)と、セカンド・ポジションのプトラ・ヘルマワン(IDN)。
「僕は、この波が本当に好きなんです。」と、セマディは言った。「何度かこの場所には来ていて、いつも楽しい時間を過ごしています。今回の試合でヒートに勝つことは厳しいですね。我々のヒートはクロスヒートだったので、勝ち上がれて本当に嬉しいです。」
今回のイベントには、先週まで行われていたJPSA開幕戦のバリ島から、そのままスマトラに移動して参加する日本人選手も多く、本日行われたラウンド1では、安室丈、西慶司郎、都筑百斗、山中海輝、堀越力が登場してラウンドアップ。太田拓杜、岡村晃友、松永大輝はここで敗退となった。
日本の西慶司郎は、この日の最も長い波をスコアし、今日の2番目に高い得点の1つをスピーディー且つ力強カーヴィングで叩き出し、1位でヒートを勝ち上がった。
「スマトラは今回が初めてです。素晴らしい波で最高な旅を過ごしています」と西慶司郎は言った。
「ヒートの戦略をとるのが難しかったです。自分の前のヒートにはセットがたくさん来ていましたが、自分のヒートではフラットになってしまいました。はじめにアベレージのスコアを手に入れてから、良いセットを待つことにしました。その結果7.75をスコアすることができました。素晴らしいレフトでコンテストができて本当に嬉しいです。」
男子のラウンド1が再開されれば、脇田泰地、粟田海、森下波瑠、河村海沙が出場する予定。また女子では、北澤麗奈、都筑有夢路、川合美乃里が出場する予定。
またWSLアジアツアーは、第2戦として4月23日~27日、QS1000「Komune Bali Pro pres. by The Mad Hueys 」をバリ島のクラマスで開催することとなっている。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/2347/krui-pro-2017/live