ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)がマーガレット・リヴァー・プロ優勝。ランキングもトップに躍り出る。

優勝はジョンジョンPHOTO: © WSL / Cestari

 

マーガレット・リヴァー、ウェスタンオーストラリア/AUS(2017年4月9日日曜日)-WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は今日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第2戦「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」のファイナルでコロへ・アンディーノ(USA)を下し、優勝した。

 

イベントを通して高得点をマークしたジョンジョン PHOTO: © WSL /Sloane
イベントを通して高得点をマークしたジョンジョン PHOTO: © WSL /Sloane

 

フローレンスはウェスタンオーストラリアで素晴らしいパフォーマンスを続け、ほとんどのヒートでパーフェクトに近いスコアを叩き出してイベントを支配。6~8フィートの素晴らしいコンディションとなったファイナルデイにおいても、クォーターファイナル、セミファイナル、ファイナルを通して彼のフォームを続けた。

 

 

フローレンスにとってのオーストラリアン・レッグでのCT初優勝は、チャンピオンシップ・ツアーシーズンにおけるベスト・スタートといえる。さらにこの優勝でフローレンスはジープ・リーダーボードのトップに躍り出て、次戦となるベルズビーチでジープ・リーダー・ジャージーを身に着ける。

PHOTO: © WSL / Dunbar
PHOTO: © WSL / Dunbar

 

「ここは訪れる世界の中で自分が大好きな場所の1つです」と、フローレンスは言った。「ここにはタイプの違った素晴らしい波が豊富にあります。我々のイベントのために多くのギャラリーが集まってくれました。これは本当にスペシャルイベントですね。

 

自分のおかあさんと家族に感謝したいです。母は僕や弟たちが子供だった時、サーフィン・イベントへ連れて行ってくれ、常に支えとなってくれました。母がここにいて優勝を祝ってくれればと思いますが、今は家でこれを見てくれていると思います。ここにいる自分のサポート・クルーは本当に素晴らしくて、本当にみんなに感謝したいです。」

 

トロフィーを掲げるジョンジョン PHOTO: © WSL / Dunbar
トロフィーを掲げるジョンジョン PHOTO: © WSL / Dunbar

 

ファイナルは、フローレンスがメイン・ブレイクで巨大なレイバックとパワフルなレール・カーヴィングでチャージを見せ、ドラマティックなフィニッシュとなった。

 

アンディーノは、ビッグ・エアリバースとクリーンスナップで13.60の2-ウェイブ・スコアで反撃。そんなアンディーノのテクニカル・マニューバーにもかかわらず、フローレンスは19.03のコンバイン・スコアを叩き出して圧勝した。

 

ジョンジョンのレイバック・スナップ PHOTO: © WSL / Dunbar
ジョンジョンのレイバック・スナップ PHOTO: © WSL / Dunbar

 

「去年はたくさんのことを学んだと感じています。イクイップメントにも真剣に取り組んできたので、いまは自分のサーフボードが素晴らしいと感じています。ファイナルをコロへ[アンディーノ]と戦えたのことは最高でした。子供の頃はいつもナショナル・イベントで彼に負けていたので、一つ彼にリベンジが出来て良かったです。」

 

コロヘ・アンディーノが2位に。PHOTO: © WSL / Dunbar
コロヘ・アンディーノが2位に。PHOTO: © WSL / Dunbar

 

第2位となったアンディーノ。彼にとってもマーガレット・リヴァーでの2位はベスト結果で、ランキングでも3位に浮上した。

 

ジャック・フリーストーン PHOTO: © WSL / Sloane
ジャック・フリーストーン PHOTO: © WSL / Sloane

 

フリーストーンはクォーターファイナルでオーウェン・ライト(AUS)を下す番狂わせを引き起こしたが、セミファイナルでジョンジョンに敗れた。それでも第3位となったフリーストーンはランキング8位へと浮上した。

 

フィリーペ・トリード(BRA). PHOTO: © WSL / Dunbar
フィリーペ・トリード(BRA). PHOTO: © WSL / Dunbar

 

フィリーペ・トリード(BRA)は、アンディーノとのクロスヒートとなった準決勝のマッチアップで0.63-ポイント差で惜しくも敗退。そのヒートはサメ騒動でヒートが一中断。その安全を確認した上でヒート再開となった。

 

「それは、本当に変なヒートだった」と、トリードは言った。「ヒートの半分で中断されて、その後に再開。集中力を維持するのが難しかった。でも今回の自分の結果には本当に満足です。」とコメント。

 

 

2017WSLチャンピオンシップ・ツアーの次のコンテストは、オーストラリアのビクトリア州へ移動。4月12日 ― 4月24日 で行われる第3戦「リップ・カール・プロ・ベル・ビーチ」となる。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1809/drug-aware-margaret-river-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1808/drug-aware-margaret-river-pro

 

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ファイナル結果:
優勝:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.03
2位:コロへ・アンディーノ(USA)13.60

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.27 def.ジャック・フリーストーン(AUS)10.57
SF 2:コロへ・アンディーノ(USA)15.63 def.フィリーペ・トリード(BRA)15.00

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・クォーターファイナル結果:
QF 1:ジャック・フリーストーン(AUS)10.50 def.オーウェン・ライト(AUS)5.50
QF 2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.04 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)15.77
QF 3:フィリーペ・トリード(BRA)12.83 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.33
QF 4:コロへ・アンディーノ(USA)18.77 def.ジョディ・スミス(ZAF)16.86

 

2017WSLメンズ・ジープ・リーダーボード(ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ後):
1-ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16,500pt
2-オーウェン・ライト(AUS)15,200pt
3-コロへ・アンディーノ(USA)12,000pt
4-ジョディ・スミス(ZAF)9,200pt
4 ― エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)9,200pt