歴史に刻まれるビッグデイとなった大会4日目。ジョン・ジョン、オーウェン、スーザ、コロへが一足早くQF進出

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)Credit: © WSL / Cestari

マーガレット・リヴァー、ウェスタンオーストラリア/AUS(2017年4月1日土曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第2戦となる「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」は大会4日目。

 

Day 4 Highlights – Drug Aware Margaret River Pro 2017

 

一晩でサイズアップした本日は、「THE BOX」で開催を検討されたが、結局メイン・ブレイクのクリーンな8~12フィートのコンディションでメンズのラウンド4までが終了。最近のコンペティション・サーフィン史に刻まれる、最大のオーストラリア・デイのなかで、4名のサーファーが一足早くクォーターファイナル進出を決めた。

 

ジャック・フリーストーン(AUS)PHOTO: © WSL / Sloane
ジャック・フリーストーン(AUS)PHOTO: © WSL / Sloane

 

15フィートのおばけセットも炸裂する中、CT2年目のジャック・フリーストーン(AUS)が、11度のWSLチャンピオンであるケリー・スレーター(USA)を下す大番狂わせから本日はスタートとなった。

 

両者とも 15-フィート・セットにチャージを見せて、非常にスリリングな戦い。フリーストーンが前半に7.33をスコアしヒートをリード。さらにチャージを続けて6.50のバックアップ・スコアをマーク。スレーターは2つの5ポイント・ライドをポストしたが、逆転するには十分ではなかった。

 

 

 

 

「今日の波は本当に良かったです」と、フリーストーンは言った。「僕は、残り時間2分までシチュエーションが分からなかった。でもスレーター[ケリー]は何でもできるので、ヒートが終わるまで決して放っておくことはできないと思っていました。あのようなヒートで勝てたことは、本当に嬉しいです。」

 

「僕は、早い時間のヒートでサーフィンするのが好きじゃない」と、スレーターは言った。「波は本当に信じられないほど素晴らしかった。恐らく自分は良い波を掴もうと気負い過ぎていたんだと思う。でも、このような波でエキサイトしないというのは難しいね。特に最近はこのような波はお目にかかっていなかったから。」

 

オーウェン・ライト(AUS) PHOTO: © WSL / Dunbar
オーウェン・ライト(AUS) PHOTO: © WSL / Dunbar

 

勢いに乗るフリーストーンは、ラウンド4のオープニング・ヒートで、現在のジープ・ランキング・リーダーのオーウェン・ライト(AUS)とジュリアン・ウィルソン(AUS)と対戦。もうひとつの番狂わせを狙ったフリーストーンだったが、ライトの圧倒的な17.44のコンバイン・スコアで、ラウンド5へ回った。

 

「ジャック[フリーストーン]と初めてのヒートでした。本当にクールでしたね。」と、ライトは言った。「僕は去年ツアーを回れなかったから、彼の1年目を逃したんです。やっと彼と戦えて嬉しかった。ここまでの自分のベスト・ヒートでしたね。僕がこのように勢いをキープすることができるなら素晴らしいですよ。

2016WSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロで、パーフェクトに近いヒートトータル19.16をスコア。彼の破壊的なフォームを続け、ミシェル・ボレーズ(PYF)とコナー・コフィン(USA)を下し、クォーターファイナル進出を決めた。

 


「楽しい波でしたね。」と、フローレンスは言った。「解放されて、楽しむことは素晴らしいと感じます。自分のホームであるハワイの波と本当に似ている。非常に荒々しくてパワフルです。本当にまさに外洋、ビッグなプレイング・フィールドですね。世界タイトルを勝ち取った今、僕がよりリラックス出来ているように感じています。そして今日、それを明らかに感じました。」

ジョディ・スミス(ZAF)Credit: © WSL / Cestari
ジョディ・スミス(ZAF)Credit: © WSL / Cestari

 

好調だった2017WSLルーキーのイアン・ゴウベイア(BRA)とコナー・オリアリー(AUS)は、惜しくもラウンド3で敗退。カイオ・イベリ(BRA)、エイドリアン・バカン(AUS)、カノア五十嵐(USA)、ミゲル・プポ(BRA)、イベント・ワイルドカードのジェシー・メンデス(AUS)もラウンド3で敗れ、第13位でフィニッシュとなった。

 

 

現地時間と日本の時差は1時間。イベント主催者は、現地時間で午前6時30分にコンディションを評価して、ファーストコールする。

 

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mct/1809/drug-aware-margaret-river-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wct/1808/drug-aware-margaret-river-pro

 

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド3結果:
ヒート1:ジャック・フリーストーン(AUS)13.83 def.ケリー・スレーター(USA)11.07
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)16.84 def.ミゲル・プポ(BRA)3.33
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)14.24 def.イアン・ゴウベイア(BRA)11.67
ヒート4:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.27 def.カノア五十嵐(USA)10.83
ヒート5:コナー・コフィン(USA)15.57 def.エイドリアン・バカン(AUS)11.43
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.27 def.ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)14.94
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)12.83 def.ジェシー・メンデス(BRA)9.67
ヒート8:セバスチャン・ジーツ(HAW)15.34 def.カイオ・イベリ(BRA)
ヒート9:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)17.67 def.ビード・ダービッジ(AUS)15.66
ヒート10:ジェレミー・フローレス(FRA)16.80 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)8.53
ヒート11:フィリーペ・トリード(BRA)11.96 def.コナー・オリアリー(AUS)9.84
ヒート12:コロへアンディーノ(USA)12.54 def.ナット・ヤング(USA)10.83
ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド4結果:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)17.44、ジャック・フリーストーン(AUS)15.80、ジュリアン・ウィルソン(AUS)11.86
ヒート2:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)19.16、ミシェル・ボレーズ(PYF)15.23、コナー・コフィン(USA)11.50
ヒート3:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)16.83、セバスチャン・ジーツ(HAW)13.40、ジョディ・スミス(ZAF)9.96
ヒート4:コロへアンディーノ(USA)14.77、ジェレミー・フローレス(FRA)14.00、フィリーペ・トリード(BRA)13.43

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド5マッチアップ:
ヒート1:ジャック・フリーストーン(AUS)対コナー・コフィン(USA)
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ジュリアン・ウィルソン(AUS)
ヒート3:セバスチャン・ジーツ(HAW)対フィリーペ・トリード(BRA)
ヒート4:ジェレミー・フローレス(FRA)対ジョディ・スミス(ZAF)

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:ココ・ホー(HAW)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート2:マリア・マニュエル(HAW)対ジョアン・ディフェィ(FRA)
ヒート3:ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)