カリフォルニアのハンティントンビーチで開催中のWSLメンズQS1,500「ジャックス・サーフボード・プロ」は大会2日目。昨日の強いオンショアのトリッキーなコンディションから一変。クリーンなコンディションに絶好のキャンバスが選手たちに提供され、ラウンド3までが行われた。
今回のイベントには日本から多くの侍サーファーが出場。本日は、ラウンド2から再開。H10 田中英義、河村海沙、H12 西慶司郎、H-3 小笠原由織、H15 野呂海利、H16 加藤嵐。
ラウンド2のH10の田中英義は、ライトブレイクで得意のカーヴィングとレイバック・スナップで7.17と5.17のベストスコアを揃え、2位でラウンドアップ。野呂海利、小笠原由織 もラウンド3へ勝ち上がった。河村海沙、西慶司郎は惜しくも敗退となった。
オフシーズンをサーフィン改革のため、日本でのトレーニングに費やした、2017 JPSAグランドチャンピオンの加藤嵐。今シーズンは、このカリフォルニアの試合をスタートに選び、そのトレーニングの成果を見せる舞台が整った。
ラウンド2の最終ヒートに登場した加藤は、バックハンドとフォアハンドでそれぞれ7.17と7.33 というエクセレントに近い2本を揃え、ヒートスコア14.50をマークしてトップでラウンドアップ。
続けて行われた、ラウンド3では元CTサーファーでローカルヒーローのブレット・シンプソン、ブラッド・エッチンガー、野呂海利と対戦した加藤嵐。ファーストウェイブでドライブの効いたボトムターンとスピーディなトップターンのコンビネーションで8.93のエクセレントをマーク。
更にセカンドウェイブではバックハンドのカーヴィングターンをコネクトし、インサイドまで繋ぎ2本目のエクセレントをスコア。ヒートスコア17.10としてヒートをリード。そのままトップをキープして1位で最終日に勝ち上がった。野呂海利はインタフェアを犯して惜しくも4位で敗退となった。
カリフォルニア在住の小林桂はラウンド2のH14に登場。8.27のエクセレントを含むヒートスコア14.94で1位でラウンドアップ。ラウンド3では、最後まで4位を強いられていたがラストウェイブで大逆転で再び1位で勝ち上がった。
ラウンド3から登場の日本を代表するジュニアサーファーの一人である西優司は、ハワイのキロン・ジャボーらと対戦。ヒート終盤まで4位を強いられた西優司。3位のキロンがラストウェイブで8.23をスコアして大逆転するなか、西優司も終了間際に掴んだレフトブレイクで大逆転し2位でラウンドアップを決めた。
また田中英義は、今回のナンバー1シードであるトリー・マイスターとハワイの新鋭バロン・マミヤと対戦。マイスターが18.57という信じられないヒートスコアを叩き出すなか、田中英義は惜しくも4位で敗退。その他のラウンド3では田中大貴、山中海輝、大音凛太、喜納海人、西修司が惜しくも敗退となった。
明日は大会最終日。ラウンド4では、ヒート5に西優司、ヒート7に小林桂、ヒート8に加藤嵐が登場する。
世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!
明日は現地時間の8時、日本時間の深夜0時です。
http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1810/jacks-surfboards-pro