カノア五十嵐、3X WSLチャンピオンのファニングを下す。メディーナも敗れる。大波乱の大会2日目。

 

マーガレット・リヴァー、ウェスタンオーストラリア/AUS(2017年3月30日木曜日)WSLチャンピオンシップ・ツアー第2戦となる「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」は大会2日目。

 

Day 2 Highlights – Drug Aware Margaret River Pro 2017

本日はマーガレット・リヴァー・メイン・ブレイクのプライマリー・ロケーションへ移動して再開。5~8フィートのコンディションで、男子のラウンド2、その後女子のラウンド1が3ヒートだけ行われ、トリッキーなコンディションに大番狂わせが続出した。

 

 

本日は、2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)のまさかの敗退というショッキングなスタートとなった。メディーナは、ローカル・ワイルドカードのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)に落ちたのだ。

 

2人のグーフィー-フッターは巨大なライトハンダーで激しいバトルを演じたが、ウィルコックスのローカル・ナレッジはブラジリアン・スーパースターを完全に黙らせた。

 

ワイルドカード・ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
ワイルドカード・ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)

 

「ここでローカル・ナレッジは凄く力になるんですが、CTでは誰も決して侮れない。」と、ウィルコックスは言った。

 

「トライアルで勝ったことが自分にとって凄く大きかったですね。でも元WSLチャンピオンを下したことは確かに物凄いフィーリングです。まだ波はあります。もし我々が『ボックス』でヒートができて、バレルをゲットできたら最高ですね。」

 

 

大逆転したカノア五十嵐

カノア五十嵐 Credit: © WSL / Sloane
カノア五十嵐 Credit: © WSL / Sloane

 

そして、カノア五十嵐(USA)は、3度のWSLチャンピオンであるミック・ファニング(AUS)を破る、もうひとつの番狂わせを引き起こした。

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カノアは終了間際までファニングに追い詰められていた。しかしラストウェイブで大逆転に成功したカノア。ファニングも起死回生の波を最後に掴むも僅かに逆転ならず。0.01ポイント差で最下位で姿を消した。

 

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「このヒートを僕はファイナルのように思って挑みました。」と、五十嵐は言った。

 

「自分のオープニング・スコアでミスをしたと僕は感じたんです。厳しい状況に追い込まれましたね。全てのヒートがドキドキですけど、ミック・ファニングとのヒートは特に難しいですね。彼は驚異的なコンペティターで、常に自分の大好きなサーファーのひとりでしたから。」

 

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カノア五十嵐 WSL/Matt DUnbar
カノア五十嵐 WSL/Matt DUnbar

 

 

番狂わせはさらに続き、グーフィー・バトルにおいて現在のワールドNo.2であるマット・ウィルキンソン(AUS)がリプレイスで出場のナット・ヤング(USA)に敗れることとなった。

 

2016年にCTをりクオリファイできなかったヤングは、ワイルドカードとしてのチャンスを利用し彼の能力を証明した。

 

Jeep Rankings Leader Owen Wright of Australia advanced to Round 3 of the Drug Aware Margaret River Pro at North Point, Western Australia.
Jeep Rankings Leader Owen Wright of Australia advanced to Round 3 of the Drug Aware Margaret River Pro at North Point, Western Australia.

 

現在のジープ・ランキングのリーダー・オーウェン・ライト(AUS)は、ソリッド・パフォーマンスで、ラウンドアップを続けた。

 

また、開幕5位と素晴らしいスタートを見せた2017CTルーキーのコナー・オリアリー(AUS)もウィゴリー・ダンタス(BRA)を下して、ラウンド2を生き残った。

 

2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)がまさかの敗退
2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)がまさかの敗退

 

現地時間と日本の時差は1時間。イベント主催者は、現地時間で午前6時30分にコンディションを評価して、ファーストコールする。

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド2結果:
ヒート1:ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)10.53 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)9.00
ヒート2:ナット・ヤング(USA)14.60 def.マット・ウィルキンソン(AUS)11.84
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)14.40 def.イズキール・ラウ(HAW)13.00
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.86 def.レオナルド・フィオラバンティ(ITA)14.83
ヒート5:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.60 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)10.84
ヒート6:フィリーペ・トリード(BRA)15.00 def.ジョーン・ドゥルー(FRA)12.03
ヒート7:ビード・ダービッジ(AUS)11.83 def.ジョシュ・カー(AUS)11.34
ヒート8:コナー・コフィン(USA)14.50 def.イーサン・ユーイング(AUS)12.77
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)16.50フレデリコ・モライス(PRT)15.50
ヒート10:コナー・オリアリー(AUS)13.43 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)8.94
ヒート11:カノア五十嵐(USA)12.77 def.ミック・ファニング(AUS)12.76
ヒート12:ミゲル・プポ(BRA)10.87 def.スチュアート・ケネディ(AUS)9.17

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド3マッチアップ:
ヒート1:ケリー・スレーター(USA)対ジャック・フリーストーン(AUS)
ヒート2:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ミゲル・プポ(BRA)
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)対イアン・ゴウベイア(BRA)
ヒート4:ミシェル・ボレーズ(PYF)対カノア五十嵐(USA)
ヒート5:コナー・コフィン(USA)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
ヒート7:ジョディ・スミス(ZAF)対ジェシー・メンデス(BRA)
ヒート8:セバスチャン・ジーツ(HAW)対カイオ・イベリ(BRA)
ヒート9:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート10:ジョエル・パーキンソン(AUS)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート11:フィリーペ・トリード(BRA)対コナー・オリアリー(AUS)
ヒート12:コロへアンディーノ(USA)対ナット・ヤング(USA)

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズ・ラウンド1結果:
ヒート1:マリア・マニュエル(HAW)12.93、ジョアン・ディフェィ(FRA)8.50、ブロンテ・マコーレー(AUS)2.97
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)10.66、セージ・エリクソン(USA)10.07、ココ・ホー(HAW)4.57
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)16.34、ローラ・マコーレー(AUS)11.34、キーリー・アンドリュー(AUS)7.83

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズ・ラウンド1:
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
ヒート5:カリッサ・ムーア(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)、ポーリーン・アドゥ(FRA)
ヒート6:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、シルヴァーナ・リマ(BRA)