シーバスがノース・ポイントで満点スコア。ルーキーのゴウベイアがライト下す。マーガレット・リヴァー・プロ

セバスチャン・ジーツ(HAW)Credit: © WSL / Sloane

マーガレット・リヴァー、ウェスタンオーストラリア/AUS(2017年3月29日水曜日)本日3月29日から 4月9日 までのウエイティング期間で2017年のWSLチャンピオンシップ・ツアー第2戦となる「ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ」が開幕した。

 

大会初日は、WSL史上初となる、マーガレット・リヴァーから10マイル北に位置する有名なライトハンド・リーフ-ポイントの「ノースポイント」に移動。4~6フィート(1.5 – 2メートル)のコンディションで男子のラウンド1が終了。ヒートによっては波数の少ないものもあり番狂わせも発生した。

 

 

 

昨年のイベント勝者セバスチャン・ジーツ(HAW)は、ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロで、イベント初のパーフェクト10をマークした。

 

「あの波はすごかった。とても長くて、あれがメイクできるとは思わなかった」と、ジーツは言った。「ファースト・ヒートを終えて、特にあんなチューブをメイクできた後は、ラウンド2をスキップして休みをもらえて最高ですね。」

 

11X World Champion Kelly Slater Credit: © WSL / Cestari
11X World Champion Kelly Slater Credit: © WSL / Cestari

 

ラウンド1の第1ヒートでは、11度のWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)が、3度のWSLチャンピオン・ミック・ファニング(AUS)、ルーキーのレオナルド・フィオラバンティ(ITA)に勝利した。

 

「それは、本当に変なヒートだった」と、スレーターは言った。「ソリッドな6フィートのセットが来ていたのにコンスタントではなかったんだ。我々のポジションは間違っていたようだね。あのロースコアヒートは、最後まで誰が勝ってもおかしくなかった。」

 

 

 

Ian Gouveia Credit: (C) WSL / Sloane
Ian Gouveia Credit:(C) WSL / Sloane

 

2017CTルーキーのイアン・ゴウベイア(BRA)は、現在のジープ・レイティング・リーダーのオーウェン・ライト(AUS)とコナー・オリアリー(AUS)とのグーフィーフッター対決に勝った。

 

 

バックハンド・バレルが自分は大好きなので、3人だけでノース・ポイントでサーフィン出来るなんて最高です。ブラジリアン同士で潰しあっていますが、メンデス(ジェシー)が勝って最高でしたね。もっとバレルをゲットしたいです。」と、ファビオの息子であるイアン・ゴウベイアが言った。

 

Jesse Mendes
Jesse Mendes

 

イベント・ワイルドカードのジェシー・メンデス(BRA)は、2014WSLチャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)とCTベテランであるウィゴリー・ダンタス(BRA)を下す、番狂わせを引き起こした。

 

オール・ブラジリアン・マッチアップはメンデスが終始リード。素晴らしいウェイブ・セレクションとソリッド・チューブ・ライドで勝利をつかんだ。

 

「僕はそれがタフなヒートになると思っていました。」と、メンデスは言った。「実際のところ自分のヒートは多くの波があり、僕はライト・スポットにいれたんだと思います。僕は午前中ずっとここでサーフィンをしていたので、どこで波を待つべきか分かっていて、自分の戦略をキープ出来て、それが上手くいった感じです。」

 

Reigning World Champion John John Florence Credit: © WSL / Cestari
Reigning World Champion John John Florence Credit: © WSL / Cestari

 

WSLチャンピオンに君臨するジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、ルーキーのフレデリコ・モライス(PRT)とワイルドカードのジェイコブ・ウィルコックス(AUS)を下した。

 

フローレンスはヒート前半に、7.17と6.50で彼のリズムを見つけた。トライアル勝利者のウィルコックスは反撃したが、逆転することは出来なかった。

 

 

「今日はスウェルの向きが違っていたので本当にハードでした。」と、フローレンスは言った。「僕は昨年多くのことを学んで、新しい戦略を自分のヒート・サーフィンに適用しているんです。それが上手く働いているようですね。全体としては、スローヒートでしたが、波が来ればいい波でした。」

 

Jordy Smith Credit: © WSL / Cestari
Jordy Smith Credit: © WSL / Cestari

 

ジョディ・スミス(ZAF)も、カノア五十嵐(USA)とナット・ヤング(USA)を下してラウンド3進出。

Julian Wilson Credit: © WSL / Sloane
Julian Wilson Credit: © WSL / Sloane
Jack Freestone Credit: © WSL / Cestari
Jack Freestone Credit: © WSL / Cestari
Michel Bourez Credit: © WSL / Sloane
Michel Bourez Credit: © WSL / Sloane

 

ジェレミー・フローレス(FRA)、コロへアンディーノ(USA)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ミシェル・ボレーズ(PYF)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)もラウンド2をスキップして、ラウンド3へ勝ち上がっている。

 

開幕戦から調子の上がらないカノア五十嵐は、今回のラウンド1でも全く自分のサーフィンを見せないままラウンド2へ。何かあったのだろうか。

 

現地時間と日本の時差は1時間。イベント主催者は、現地時間で午前6時30分にコンディションを評価して、ファーストコールする。

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド1結果:
ヒート1:ケリー・スレーター(USA)8.07、ミック・ファニング(AUS)6.67、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)1.00
ヒート2:コロへ・アンディーノ(USA)8.77、イズキール・ラウ(HAW)7.00、スチュアート・ケネディ(AUS)1.20
ヒート3:ジャック・フリーストーン(AUS)6.77、ミゲル・プポ(BRA)3.17、マット・ウィルキンソン(AUS)3.10
ヒート4:ジョディ・スミス(ZAF)13.76、ナット・ヤング(USA)12.00、カノア五十嵐(USA)1.77
ヒート5:ジェシー・メンデス(BRA)11.07、ガブリエル・メディーナ(BRA)7.26、ウィゴリー・ダンタス(BRA)5.30
ヒート6:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.67、ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)4.40、フレデリコ・モライス(PRT)3.40
ヒート7:イアン・ゴウベイア(BRA)12.50、コナー・オリアリー(AUS)12.40、オーウェン・ライト(AUS)8.70
ヒート8:カイオ・イベリ(BRA)9.16、ジョエル・パーキンソン(AUS)8.70、ジャドソン・アンドレ(BRA)4.80
ヒート9:ジェレミー・フローレス(FRA)12.60、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)10.50、エイドリアン・バカン(AUS)6.24
ヒート10:ミシェル・ボレーズ(PYF)10.40、ジョーン・ドゥルー(FRA)4.50、コナー・コフィン(USA)2.56
ヒート11:ジュリアン・ウィルソン(AUS)4.90、ビード・ダービッジ(AUS)3.33、ジョシュ・カー(AUS)0.00
ヒート12:セバスチャン・ジーツ(HAW)14.83、イーサン・ユーイング(AUS)5.17、フィリーペ・トリード(BRA)1.77

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・メンズ・ラウンド2マッチアップ:
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)
ヒート2:マット・ウィルキンソン(AUS)対ナット・ヤング(USA)
ヒート3:オーウェン・ライト(AUS)対イズキール・ラウ(HAW)
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
ヒート5:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート6:フィリーペ・トリード(BRA)対ジョーン・ドゥルー(FRA)
ヒート7:ジョシュ・カー(AUS)対ビード・ダービッジ(AUS)
ヒート8:コナー・コフィン(USA)対イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)対フレデリコ・モライス(PRT)
ヒート10:コナー・オリアリー(AUS)対ウィゴリー・ダンタス(BRA)
ヒート11:ミック・ファニング(AUS)対カノア五十嵐(USA)
ヒート12:スチュアート・ケネディ(AUS)対ミゲル・プポ(BRA)

 

ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ・ウイメンズ・ラウンド1マッチアップ:
ヒート1:ジョアン・ディフェィ(FRA)、マリア・マニュエル(HAW)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)、セージ・エリクソン(USA)、ココ・ホー(HAW)
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)、キーリー・アンドリュー(AUS)、ローラ・マコーレー(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)、ビアンカ・ブイティンダッグ(ZAF)
ヒート5:カリッサ・ムーア(HAW)、レイキー・ピーターソン(USA)、ポーリーン・アドゥ(FRA)
ヒート6:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)、シルヴァーナ・リマ(BRA)