大原洋人と大村奈央、前田マヒナがQS6000で4回戦進出の快進撃。ギルモア満点ライド。

ヒーローインタビューの大原洋人

メレウェザー・ビーチ、ニューカッスル、NSW/AUS(2017年2月23日木曜日)WSLメンズQS6000イベント「メートランド&ポート・スティーブンス・トヨタ・プロ」は大会4日目。

 

本日は2~3フィートのウインディなコンディションの中、メンズはラウンド3が終了、ウイメンズQS6000「アンディティ・ウイメンズプロ」はラウンド3のヒート10までが行われた。

 

19点を叩き出したギルモア WSL/Bennett
19点を叩き出したギルモア WSL/Bennett

 

ウイメンズのラウンド3ではトップシードがついに登場。多くのCT選手がサーフィンレベルを上げる素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 

ステファニー・ギルモアは、アンディティ・ウイメンズ・プロでの彼女のオープニング・ヒートで19.00というパーフェクトに近いヒートスコアをマークし、彼女の2017年コンペティション・キャンペーンを開始した。

 

6度の世界チャンピオンが見せたパワフルで正確なアプローチは、他のコンペティターたちに明らかな威嚇射撃となった。

 

「ヒートの前にコンディションを見て、そのようなハイスコアが出るとは考えもしなかったです。」と、ギルモアは言った。「実際のところ、すごく楽しいヒートでしたね。約1週間ここにいて、あれが自分のファースト・ヒートだったので、かなりハングリーになっていたのかもしれないです。一年のスタートとして嬉しいですね。」

 

Mitch Coleborn and Jacob Willcox at the Maitland and Port tStephens Toyota Pro at Merewether Beach WSL/Bennett
Mitch Coleborn and Jacob Willcox at the Maitland and Port tStephens Toyota Pro at Merewether Beach WSL/Bennett
明日の大村と前田の対戦相手である強敵リマWSL/Sproule
明日の大村と前田の対戦相手である強敵リマWSL/Sproule
タティアナも絶好調でラウンドアップ WSL/Sproule
タティアナも絶好調でラウンドアップ WSL/Sproule

 

大原洋人と大村奈央、前田マヒナが4回戦進出。

 

本日の日本勢。メンズのラウンド3では、H1で森友二と喜納海人が、イズキール・ラウとイアン・クレインと対戦。H4では村上舜は、リカルド・クリスティ、ジェシー・メンデス、マイケル・ロドリゲスと対戦。H8で大原洋人はリューイル・フェリペ、ソリ・ベイリー、ヤゴ・ドラと対戦した。

ヒーローインタビューの大原洋人
ヒーローインタビューの大原洋人

 

H8の大原洋人は、ヒート前半にビッグリエントリーを決めて6.00をスコア。2位となるも直ぐにベスト2を揃えたドラに逆転されて3位へ。

 

エアマニューバーのリューイル・フェリペがリードする中、ヤゴ・ドラとの2位争いとなった大原。残り10分を切って、完全にテールを抜く超高速なテールスライド・スナップをメイクして6.60をスコア。一気にトップ・ポジションを奪い取った。

 

大原洋人
大原洋人

 

更にビッグカーヴィングとアンダーザリップのビッグスナップを組み合わせ、ライディングをコンプリートした大原は8.33のエクセレントをスコア。最終的にヒートスコアを16.16とし大差をつけて圧勝。ラウンド4進出を決めた。

 

 

 

ウイメンズでは、大村奈央とハワイから前田マヒナ、 橋本恋がラウンド3に登場。

ヒーローインタビューの大村奈央
ヒーローインタビューの大村奈央

 

大村奈央は、ヒート2でアリッサ・クイゾン(HAW)チェルシー・トゥアシュ(BRB)テサ・タイセン(BLM)と対戦。ヒートはタイセンがパワフルなサーフィンで先行する中、ライトブレイクに的を絞った大村が、フォアハンドのビッグターンとフローティング・リエントリーで6.00をスコア、4.43のバックアップでトップ・ポジションを奪う。

大村奈央
大村奈央

 

しかしヒート終盤チェルシーが5ポイントを連続してスコアしてトップへ。2位を強いられた大村も4.63とバックアップを塗り替える。残り時間7分を切り、激しい追い上げを見せる3位のクイゾンが6.07をスコアして逆転に成功。

 

3位に押し出された大村はニード5.07と追い込まれた。そして大村は、コンパクトながら掘れたセクションでビッグターンを繰り出し、6.13をスコア。大逆転でトップを奪い返し、見事1位でラウンドアップを決めた。

 

 

前田マヒナはスタートからシャープなバックハンドサーフィンで6,60をスコア。ヒート前半はヒートをリードするも、バックハンドのビッグなクイックターンで7.50をスコアしたタティアナと6ポイントを2本集めたビアンカがヒートをコントロール。

 

バックアップを見つけられないマヒナは終盤に4.63をスコア。さらにバックハンドで高速サーフィンを披露した前田マヒナは6.40をスコアして逆転に成功。見事2位でラウンドアップを決めた。

 

村上舜は2本のバックハンドで2位をキープするも、後半にリカルドに逆転され、最終4位で惜しくも敗退。森友二はヒート前半に6.67をスコアするも、バックアップを見つけられず。4位だったイズキール・ラウが4位からトップに躍り出て森は惜しくも3位、喜納は4位で敗退となった。

 

また橋本恋は、女王ステファニー・ギルモア(AUS)とエリザ・グリーン、ソフィ・マカロックと対戦。

 

予想通りギルモアがいきない9ポイントをしてヒートが開始。橋本恋はバックハンドで5.50をスコア。さらに6.10をスコアした橋本は一気にトップのポジションへ。ギルモアは残り時間10分を切って6.07をスコアして逆転。

 

さらにパーフェクト10までスコアしてヒートスコアは19ポイント。残り5分でマカロックに逆転されて3位を強いられた橋本は、ニード5.51と追い込まれ、惜しくも3位で敗退となった。

 

明日行われる予定の男女ラウンド4では、男子のヒート5で大原洋人がジョーン・ドゥルー(FRA)タナー・グダスカス(USA)と3人ヒートを。女子のヒート2では再び大村奈央と前田マヒナが同じヒートでブラジルの強豪シルヴァーナ・リマとの3人ヒートを戦う。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

Live

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1784/maitland-and-port-stephens-toyota-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1785/anditi-womens-pro