大村奈央、橋本恋、前田マヒナがQS6000「アンディティ・ウイメンズプロ」の3回戦進出。

トップで勝ち上がった前田マヒナ Pic: WSL/Bennett

 

メレウェザー・ビーチ、ニューカッスル、NSW/AUS(2017年2月22日水曜日)WSLメンズQS6000イベント「メートランド&ポート・スティーブンス・トヨタ・プロ」は大会3日目。本日はメンズはオフで、ウイメンズQS6000「アンディティ・ウイメンズプロ」がラウンド2まで行われた。

 

Surfest イベント会場
Surfest イベント会場

 

本日も昨日同様、風に面を乱された2フィートのコンディション。ラウンド2からはセカンドシードが登場で、元世界ジュニア・チャンピオンの前田マヒナが登場。今年エリートのチャンピオンシップ・ツアー(CT)へクオリファイすることを目標に掲げ、気合いの入ったサーフィンを見せた。

 

前田マヒナ Pic: WSL/Sproule
前田マヒナ Pic: WSL/Sproule

 

「自分にとって今年のメイン・フォーカスは、CTの資格を得ることです」と、前田は言った。

 

「好調でうまくいけば、それは達成できると感じています。ワールド・ジュニア・チャンピオンシップにおいて、ソリッドな成績で今シーズンをスタート出来たので、この調子でいきたいです。調子が良くなっているし、自分のサーフィンは好調だと感じています。」

 

南アフリカのビアンカ・ブイティンダッグPic: WSL/Sproule
南アフリカのビアンカ・ブイティンダッグPic: WSL/Sproule

 

昨年CTをリクオリファイできなかった南アフリカのビアンカ・ブイティンダッグは、今シーズン再びCT入りを目指して再スタートを切った。

 

「スタートが常に重要であると私は思っています」と、ブイティンダッグは言った。「私にとってはここが全ての始まり。ここで良い結果を残せれば、再び自信を取り戻して、その流れに乗ることができると思っています。」

 

アラナ・ブランチャードは惜しくもラウンド2で敗退。
アラナ・ブランチャードは惜しくもラウンド2で敗退。

 

大村奈央、橋本恋、前田マヒナが3回戦進出

素晴らしバックハンドでR2を1位通過の橋本恋
素晴らしバックハンドでR2を1位通過した橋本恋

 

ラウンド1から登場したのは北澤麗奈、田代凪沙、黒川日菜子、松田詩野、須田那月。ヒート2の田代凪沙は2位のポジションをキープしていたものの3位だったピオニー・ナイトがラストウェイブで逆転。惜しくも3位で悔しい敗退。

 

ヒート6の須田那月は、アラナ・ブランチャードやホリー-スー・コフィーらと互角のデッドヒートを繰り広げたが、インターフェアで勝てたヒートを落とした。

 

北澤麗奈、黒川日菜子、松田詩野も惜しくもラウンドアップならず。

 

大村奈央 photo:surfest
大村奈央 photo:surfest

 

ラウンド2のヒート1に登場した大村奈央と前田マヒナ。先制攻撃を仕掛けた二人が完全にヒートをコントロール。大村奈央はスタートからライトウォールを得意のカーヴィング・コンビネーションで6.83をスコア。

 

前田マヒナ photo:surfest
前田マヒナ photo:surfest

 

さらに6.20でバックアップした大村奈央。前田マヒナもシャープなバックハンドで6.93と6.17をスコアして、ヒートスコア13.10をマーク。前田大村がワンツーフィニッシュを決めた。

 

野呂玲花はシャープなバックハンドで4ポイント・ライドを連打したが惜しくも3位で敗退。

 

ヒートを終始3位を強いられていた橋本恋は、残り時間5分を切って、セットのレフトにテイクオフ。バックハンドのビッグターンからクローズ・セクションのリエントリーをメイクして、7.50をスコア。一気に1位ポジションを掴み、トップでラウンドアップした。

 

惜しくも敗退となった松田詩野
惜しくも敗退となった松田詩野

 

明日、ウイメンズのラウンド3が行われれば、トップシードが登場でCT選手が顔を揃える。H1に前田マヒナ、H2に大村奈央、H8の橋本恋は女王であるステファニー・ギルモアらと対戦。

 

世界を目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:

Live

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/mqs/1784/maitland-and-port-stephens-toyota-pro

http://www.worldsurfleague.com/events/2017/wqs/1785/anditi-womens-pro