フィル・ライズマンが2度目のロングボード世界チャンピオン。田岡なつみ9位

ジープ・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップ優勝者 WSL/Bennett

 

 

日月湾、海南島、中国(2016年12月11日日曜日)2016年ジープ・ワールド・ロングボード・チャンピオンシップが終了。ロングボードの男女の世界チャンピオンを決定するイベントが、海南島(中国)東海岸にある日月湾の美しいロング・レフトハンダーで開催。

 

男子優勝のフィル・ライズマン
男子優勝のフィル・ライズマン

 

メンズでは、ブラジルのフィル・ライズマンが9年ぶり2度目の優勝。ウイメンズではカリフォルニアのトーリー・ギルカーソンが初優勝した。

 

ライズマン
ライズマン

 

今回は、男女ともトップに君臨するワールドチャンピオンたちが破れる番狂わせが発生。

 

 

ライズマンは、3-5-フィートのレフトハンダーで開催されたファイナルでスティーブン・ソーヤーを下し優勝。

テイラー・ジェンセン
テイラー・ジェンセン

また2度のワールド・ロングボード・チャンピオンであるテイラー・ジェンセンとブラジリアン・リッパーのロドリゴ・スファイアーは、セミファイナルでファイナリストによってノックアウトされ惜しくも敗退。

ハーレー・イングルビー
ハーレー・イングルビー

2013年と2015年の2度のワールドチャンピオンに輝いたペルーのピッコロ・クレメンテ(PER)、2009年のWSLワールド・ロングボード・チャンピオンのハーレー・イングルビー(AUS)がクオーターファイナルで敗退。

 

活躍が期待された、フランスのスタイル・マスターであるアントワン&エドワード・デルペーロ兄弟、ハワイのネルソン・アヒナ、ネッド・スノー、カイ・サラスなどが予想外のアーリーラウンドで敗退する波乱の展開となった。

トーリー・ギルカーソンが初優勝
トーリー・ギルカーソンが初優勝
トーリー・ギルカーソン
トーリー・ギルカーソン

ウイメンズは、ギルカーソンがファイナルでブラジルのクロエ・カルモンを下して優勝。クリスタル・ウォルシュ(HAW)がラウンド3でまさかの敗退。昨年のワールドチャンピオンのレイチェル・ティリー(USA)、ケリア・モニーツ(HAW)、ホノルア・ブロムフィールド(HAW)がクオーターファイナルで敗退。

ケリア・モニーツ
ケリア・モニーツ

一方で、リユニオンのアリス・ルモワーニュ、ジャスティーン・モーヴァンがセミファイナル進出の大活躍。今後の活躍に期待したい。

レイチェル・ティリー
レイチェル・ティリー

ギルカーソンは、WLCでクォーターファイナル進出ができなかったが、今回は見事ファイナル進出。彼女は、長く延びたクリティカル・セクションでノーズライドのソリッド・アプローチを続け、15.93のヒートトータルで王冠を獲得。昨年のサンクレメンテのレイチェル・ティリーに続き、2年連続でカリフォルニアにタイトルをもたらした。

 

田岡なつみが9位

natsumi

今回のイベントには日本からジャパン・リージョナル・チャンピオンの塚本将也、秋本祥平、女子のチャンピオンの田岡なつみが参戦。田岡なつみはラウンド2を強いられるも、同点のカウントバックでラウンド3進出。しかし惜しくもそこで3位敗退。初ワールド・チャンピオンシップ出場で9位でフィニッシュした。

塚本将也
塚本将也
秋元祥平
秋元祥平

 

はじめての世界戦は9位でフィニッシュ。いつもは動画で見てるだけだったけど、生でみるとやはりみんな凄くうまい。だけど自分ももっと練習すれば叶わないことはないと再確認できました。次は勝ちます。
小さい頃からの夢の世界一。やっとみんなと同じ舞台に立てて挑戦できてたくさん刺激もらって凄く良い経験になりました。これからオフシーズン。来年に向けてトレーニング頑張ります。応援ありがとうございました。

 

自身のSNSで田岡なつみがコメント。また、昨年の大会では5位となった塚本将也、秋本祥平は今回はラウンド2で敗退となった。

 

オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mlt/1539/jeep-world-longboard-championship

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/wlt/1538/jeep-world-longboard-championship