ジョンジョンか、メディーナか、ケリーなのか?2016年のビラボン・パイプ・マスターズは誰が勝つのか?

Pipeline wave. Photo: WSL / Masurel

今シーズンのWSL-CT及び、VANSトリプルクラウン最終戦となる「ビラボン・パイプ・マスターズ・イン・メモリー・オブ・アンディ・アイアンズ」のウェイティング・ピリオドが いよいよ現地時間の12 月8日、日本時間12月9日からスタートする。

Gabriel Medina Photo: WSL / Kirstin

今シーズンは既にジョン・ジョン・フローレンスが最終戦を前にワールドタイトルを獲得し、熾烈なタイトル争いはこのパイプラインでは行われない。

しかし、ガブリエル・メディーナとジョン・ジョン・フローレンスという、ふたりの若き世界チャンピオンは、このパイプラインで重大な事をやり残している。

彼らはまだ、パイプ・マスターの称号を得ていないのだ。

ガブリエル・メディーナは、パイプで2014年に世界タイトルを獲得。2015年にトリプルクラウンも手中に収めたが、彼はまだ優勝していない。2014年と2015年と2年連続で2位となったメディーナは、勝利への願望がマックスとなっているはずだ。

JJFに関しては、彼のバックヤードでのイベント。彼はここで行われるVolcomパイプ・プロでは4度も優勝する記録を持っている。そんな彼がパイプ・マスターズ・タイトルを欲しがらないはずもないのだ。

メディーナはパイプで2年連続のファイナル進出。2014年にはジュリアン・ウィルソンに、昨年はエイドリアーノ・デ・スーザに僅差で敗れて2位という苦渋を飲んだ。

 

Florence Photo: WSL / Masurel

フローレンスは4度のVolcomパイプ・プロ・タイトルを獲得した。しかし、それは素晴らしい成績であるが、パイプマスターの称号とは重さが違う。彼は2013年にスレーターに敗れ2位となったが、それ以後ファイナルまで辿り着く事は出来ていない。

しかし、今年のフローレンスは何かを起こす気配がある。

 

キング・ケリーは、7度のパイプ・マスターズ・タイトルを保持する。1992年に初優勝したスレーターは、このパイプで史上最高のサーファーと言われ続けてきた。彼自身もまたパイプラインに対する熱い思いを抱き、再び王冠を頭上にか掛けげる事を切望している。

波予報では大会期間中に素晴らしい波が到着する予想も出ており、今シーズンも素晴らしいドラマが繰り広げられることだろう。