村上舜がサンセットで2回戦進出。WSL男子QS10,000「VANSワールド・カップ」

ハワイアン・ビリー・ケンパーはピアヒからサンセットまで支配する。 Photo: WSL / Sloane

 

ノースショア、オアフ/ハワイ(2016年11月29日火曜日)トリプルクラウン第2戦となるWSL男子クオリファイング・シリーズ10,000「VANSワールド・カップ・オブ・サーフィン」がついにスタート。

 

2016年11月24日からサンセット・ビーチでウエイティングが続いていたが、4-6フィートのNWスウェルでようやくスタート。オーバーヘッドのコンディションでラウンド1の16ヒートと、ラウンド2の2ヒートが終了した。

 

Vans World Cup of Surfing 2016: Day 1 Highlights

 

地球上でも最もハードな波と言われるサンセットではあるが、今日のサンセットらしからぬコンディションではウェイブ・セレクションとスナッピーなパフォーマンスが勝敗を分けた。

 

2年連続のピアヒ・チャレンジ勝者であるビリー・ケンパー(HAW)は、オープニング・ライドのパワフルなマニューバーで7.50のハイスコアをマーク。13.20のヒートスコアで勝ち上がった。

 

また本日のベスト・シングル・ウェイブスコアをたたき出したのは、カルロス・ムニョス(CRI)。切り立ったセット・ウェイブのクリティカル・セクションを攻めて8.17をスコア。ヒートスコアでも14.17をマークした。

 

 

大原洋人 WSL/ Sloane

 2016 Vans World Cup: Round One, Heat 9

 

このイベントには、ハワイでチャージを続ける大原洋人、新井洋人、村上舜の3名の侍サーファーが出場。ラウンド1のH9に大原洋人が登場。得意のレイバック・スナップで5ポイントを2本揃え、ヒート終盤まで2位をキープ。しかし4位だったヘイター・アルヴェスが一気に1位の大逆転。3位となった大原は成す術もなく敗退となった。

 

新井洋人 WSL/ Sloane

2016 Vans World Cup: Round One, Heat 10

 

H10の新井洋人は、トリー・マイスター(HAW)ジェイコブ・ウィルコックス(AUS)がスコアを重ねる中、スモール・ウェイブでマニューバーするがスコアは伸ばせず。僅差の戦いでニード4.74だった新井洋人。プライオリティーを使って、セットの波を掴むも僅かに逆転ならず。ここで惜しくも敗退となった。

村上舜

2016 Vans World Cup: Round One, Heat 11

 

H11の村上舜は、ヒート前半にバックハンドの3マニューバーで4ポイントをス コア。残り時間5分を切って、グッドセットをゲット。フォーミーなセクションをフローターでクリアし、次に現れたクリティカルなセクションでビッグリエン トリー。本日のトップ2に入る7.67をスコアして、ヒートスコア11.67でラウンド2へ勝ち上がった。

 

ラウンド2で村上舜はヒート12にクレジット。ブレット・シンプソンUSA、パトリック・グダスカスUSA、トム・ホイッティカーAUSといった強豪たちと対戦する。またトップシードが登場するラウンド3からはCTサーファーのカノア五十嵐も出場。

 

世界を目指す彼らの活躍に期待し、彼らにエールを送りたい。頑張れ!日本。

 

 

波情報では、 新しいNWスウェルが現地時間の木曜日の夜、急速にサイズアップし、金曜日10-15フィート・フェイスのラインアップに時折ビッグセットを伴ってピークに達する予想。

 

 

オフィシャルサイト:

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/vansworldcupofsurfing2016/

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mqs/1536/vans-world-cup