千葉県南房総市千歳ポイント(2016年 10月30日 日曜日)千葉県南房総市千歳ポイントで開催されていた、2016年のWSLジャパンツアー第9戦となるジュニアイベント「M.B.J プロ」が終了。
Final Day Highlights – Minami Boso Junior Pro 2016
メンズではジュニアツアー2勝目の森友二、ウイメンズでは川合美乃里が優勝。今シーズンのジュニアを象徴する選手が勝利を収め、今シーズンのツアーを締めくくり、この二人がWSLジャパンのジュニアの年間チャンピオンとなった。
また、今シーズンのWSLジャパンのジュニア最終戦となる「M.B.J.プロ」 (Minami Boso Juniorプロ)が終了して、今シーズンのU18ジュニアのグランドチャンピオンを決定するイベントで、来年1月4日から、オーストラリアで開催されるワールド ジュニア・チャンピオンシップ(WJC)の日本代表選手が決定。
WJC日本代表は、 メンズで森友ニ、安室丈、脇田泰地、西優司の4名。ウイメンズでは、川合美乃里、野中実波の2名、合計6名の日本代表選手が確定した。
今日の天候は予報が外れ、雨。風はサイド。波はムネカタ。気温が下がって、超寒い。水温も下がって、体を冷やさないように選手はランニングなどウォーミングアップを欠かさない。
今回、JPSA最終戦に続き、2連勝となった森友二。今シーズンは目覚ましい活躍を見せ、前回ポルトガルで行われた「エリセイラWSLジュニア・チャンピオンシップ」に続き、2年連続でWJC日本代表選手を決めた。
今回は森友二とのファイナルを戦い、惜しくも2位となった安室丈だが、クオーターファイナルでは9.65という本大会のベストスコアを叩き出し、ランキング2位でWJC日本代表をゲット。
クオーターファイナルではWユウジ対決で森友二と対戦した西優司。素晴しいバトルを演じたがセミファイナル進出ならず。しかし、ジュニアランク4位で初のWJC日本代表をゲットした。
今回のイベントでは、セミファイナルで都筑有夢路を破り、ファイナルでは野中美波を下して優勝した川合美乃里。JPSAグラチャンとWSLジュニア・チャンピオンの2冠達成した。
今回はラウンド1を不戦勝で勝ち上がった野中実波。ファイナルでは川合美乃里に破れて2位となったが、ジュニアランク2位でWJC日本代表をゲット。
脇田泰地。サーフィンのスキルは目覚ましい進歩。しかし、まだ自分のサーフィンがつかみきれてない。追い込まれると、気持ちだけが先行。身体がついていっていないので、無理やりなライディングになる。ポテンシャルはあるのだから、焦らないことだな。
和井田理央。久々に日本の大会に参戦。身体も大きくなって、パワーアップ。エアーもハンパない。しかし、残念なのはフィニッシュに安定感がない。きわどく攻めるのは良いとしても、インコンプリートでは勝てない。ここが課題か。
脇田紗良は、セミファイナルで野中美波に敗れて、今大会3位でフィニッシュ。ジュニアランクも2つ上げ、3位となったがWJC日本代表は惜しくも逃した。
都筑有夢路は今シーズン目覚ましい成長を遂げた選手のひとり。パワフルなターンで分厚いスプレーを上げる。今シーズンはジュニアランク6位に終わったが、来シーズンは間違いなく上位に食い込んで来ることだろう。
今回はクオーターファイナルで安室丈と対戦するも、コンビネーションに追い込まれて敗退し、5位となった松永大輝。
仙台出身のプロサーファー太田正俊の息子、太田 拓杜は脇田泰地にクオーターファイナルで惜しくも敗退。5位でフィニッシュとなった。
今年のISA世界ジュニア選手権では日本代表として出場した中塩裕貴。今回のWSLジャパンのジュニア最終戦ではインドネシアの和井田理央にQF敗退となった。
WSL JAPAN Pro Jr Men’s & Women’s「Minami Boso Junior Pro」
Men’s
優勝:森友ニ
2位:安室丈
3位:脇田泰地、和井田理央
Women’s
優勝:川合美乃里
2位:野中実波
3位:都筑有夢路、脇田紗良
WSL JAPAN / 2016 Junior Grand Champion
Men’s:森友ニ
Women’s:川合美乃里
WJC日本代表
Men’s 4名
森友ニ
安室丈
脇田泰地
西優司Women’s 2名
川合美乃里
野中実波
イベント公式ページhttp://www.worldsurfleague.jp/2016/boso/
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