ジョン・ジョン・フローレンス、2016年のワールド・チャンピオン決定。今季2勝目を上げ、ワールドタイトル獲得に華を添える。
スーパーチューボス、ペニシェ/ポルトガル(2016年10月25日火曜日)ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、ドラマティックなスタイルでMEOリップ・カール・プロ・ポルトガルで優勝。
2016年のワールド・サーフ・リーグ(WSL)世界タイトルを獲得し、故アンディ・アイアンズの2004年以来となるワールド・サーフィン・クラウンをハワイにもたらした。
Highlights: Finals Day at the MEO Rip Curl Pro
JOHN JOHN FLORENCE: 2016 WSL WORLD CHAMPION
「僕は正直言って、自分がワールドチャンピオンになったことが、まだ信じられない感じです」と、フローレンスが言った。
「自分の母や家族は、ライブ中継で見てくれていると思いますが、みんなとこの歓びをこの場で分かち合いたかった。
本当に最高です。僕は生まれてからずっとワールドチャンピオンに向って、やって来たんです。タイトルを獲得出来たことを多くの人に感謝したいです。」
今シーズンのフローレンスは、開幕戦からのオーストラリアン・レッグでは思ったような結果を残せなかった。
しかし、5月のブラジルでの優勝から勢いに乗ったフローレンスは、ジェフリーズ・ベイで第2位、タヒチで続けて第2位。ここからランキングトップに躍り出て、フランスでも第3位とトップを独走。
ガブリエル・メディーナ(BRA)、マット・ウィルキンソン(AUS)、ジョディ・スミス(ZAF)、11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)といった、タイトルレースのライバル達が次々とポルトガルで敗退して、フローレンスのワールドチャンピオンが決定した。
「長い一年でしたけど、自分の人生最高のシーズンになりました。多くの楽しいイベントがあり、みんなと最高の時間を過ごし、そこで本当に多くを学びました。」と、彼は続けた。「ハワイに持ち越しになるなと予想していたんですが、ヒートを勝ち上がることだけを考えてサーフィンしていました。」
Road to the Throne: John John Florence’s Journey to the Top
ツアー初参戦の年から彼の時代が遅かれ早かれやって来ることは誰もが感じていたこと。チャンピオンシップ・ツアー6年目にして、ついに王冠を手にしたフローレンス。2歳でサーフボードの上に立った時から、世界チャンピオンへのレールは敷かれていたに違いない。
そして、22才になるまで、天才的な感性による全く新しい洗練されたアプローチで、モダン・サーフィンの可能性を広げていったのがジョン・ジョン・フローレンスだ。
「自分の人生は、このために全てをやって来ました。今年は特にコンペティション・サーフィンについて多くのことを学んで、完全に集中して来ました。そして多大な援助とサポートに対し、本当に感謝しています。」と、フローレンスが付け加えた。
「ワールド・タイトルは今年の自分の目標だったので、この時点から僕は思い切り楽しんでやるつもりです。」
フローレンス2016WSL CT結果
クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト:第5位
リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ:第13位
ドラッグ・アウェア・マーガレット・リヴァー・プロ:第13位
Oiリオ・プロ:優勝
フィジー・プロ:第5位
Jベイ・オープン:第2位
ビラボン・プロ・タヒチ:第2位
トラッスルズのハーレー・プロ:第13位
クイックシルバー・プロ・フランス:第3位
Meoリップカール・プロ・ポルトガル:優勝
ビラボン・パイプ・マスターズ:TBD
フローレンス・キャリアWSL CTフィニッシュ:
2011年:第34位
2012年:第4位
2013年:第10位
2014年:第3位
2015年:第14位
2016年:WSLチャンピオン
ジョディ・スミス(ZAF)がセミファイナルでコナー・コフィン(USA)に破れることによって、既にヒート1でファイナル進出を決めていたジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の初のワールドチャンピオンが決定した。
同じチームのコナー・コフィン(USA)が、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の援護射撃をする形となったファイナルデイ・コンペティション。
ワールドチャンピオン決定後のフローレンスは、ヒートに勝つためでなく、自分のサーフィンを思い切り楽しむように、多彩なエアマニューバーを披露。そして、最後は巨大なアリーウープで9.50をスコアして優勝。有終の美を飾り、ワールドチャンピオンに華を添えた。
2016年サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー最終戦は、12月8日 ― 20日まで、ハワイのノースショアで開催される「ビラボン・パイプ・マスターズ in Memory of Andy Irons」。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1522/meo-rip-curl-pro-portugal
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・ファイナル結果:
優勝:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.67
2位:コナー・コフィン(USA)9.93
MEOリップ・カール・プロ・ポルトガル・セミファイナル結果:
SF 1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)13.84 def.コロヘ・アンディーノ(USA)8.47
SF 2:コナー・コフィン(USA)15.00 def.ジョディ・スミス(ZAF)14.37
WSLジープ・リーダーボード・トップ5
(MEOリップ・カール・プロ・ポルトガルの後):
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)56,400pt
ガブリエル・メディーナ(BRA)45,450pt
ジョディ・スミス(ZAF)41,700pt
マット・ウィルキンソン(AUS)38,250pt
コロヘ・アンディーノ(USA)38,150pt