ジョン・ジョンとメディーナまでもワイルドカードに敗退。WSL-CT第8戦ハーレープロ

ジョン・ジョンとメディーナまでもワイルドカードに敗退。WSL-CT第8戦ハーレープロ 


ジャイアントキラーのシンプソン PHOTO: © WSL / Rowland

 

サン・クレメンテ、カリフォルニア/USA(2016年9月10日土曜日)2016年サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップツアー第8戦、第7戦である「ハーレー・プロ&スウォッチ・ウイメンズプロ」は、4−6フィートのロウワー・トラッスルズで再びトップシードが破れる大波乱の展開となった。

 

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Desk Recap: Round Three Heat Breakdowns

 

なんと昨日、ランキング2位のマット・ウィルキンソン(AUS)を下す大番狂わせを引き起こした、イベント・ワイルドカードのブレット・シンプソン(USA)が、今度はカレント・ジープ・フロントランナーのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を下す番狂わせを引き起こした。

 

元CTコンペティターのシンプソンは、彼のセカンド・ウェイブでチャージ。クリティカル・エア・リバースをメイクしてエクセレントな8.33をスコア。さらにソリッドな6.83バックアップ・スコアでフローレンスを追い込んだ。

 

フローレンスはマッシヴなレイバック・ハックを披露するも、コンビネーション・シチュエーションでシンプソンに破れることとなった。フローレンスは今シーズン3回目の13位。

 

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Brett Simpson, Like Butter

 

「8.33を手に入れたあとも、とてもビビっていたんですよ。絶対にもう1本が必要だ。バックアップを探さなくてはって思っていた。ツアーに居た時は、そんなことは何度もありましたね。ずっと波を待ち続けて、プレッシャーを感じて自滅。でもいまはツアーからは慣れてプレッシャーも無い。自分のやるべきことをリラックスしてやれるんです。」

 

僅差の敗退となったメディーナ PHOTO: © WSL / Rowland

 

 

イベント・ワイルドカードのタナー・グダスカス(USA)も、信じられないほどのクロスバトルをワールドNo.3ガブリエル・メディーナ(BRA)と演じ、もうひとつの番狂わせを引き起こした。

 

ローカルの大声援に後押しされたグダスカスは、4つのエクセレントをマーク。完全にヒートをコントロールしていた。残り時間5分、プレッシャーの中、ニード8.34のメディーナはバックハンドでチャージするも逆転に僅か0.04ポイント足らず、逆にグダスカスがラストウェイブで8.67をスコアしてリードを広げ、メディーナを下した。

 

「本当に勝ちたかったヒートだったんですが、あのような形で勝てたのは凄く特別な事ですね」と、グダスカスが言った。

 

「メディーナは飛び抜けたコンペティターで、あのヒートもスタートから凄いパフォーマンスを見せていました。僕たちはダブルで8ポイントを持っていて、物凄いヒートになっていて、メディーナは最後の1本が足りなかった。僕はサイドラインからあの波を見ていて、逆転されるかもって思っていました。

 

WCTでラウンド3を勝ち上がれたのは初めてなので最高に嬉しいです。自分のホームにおいて、ギャラリーから大声援を受けて勝ち上がれて最高です。素晴しい瞬間でしたね。」


 

更にグダスカスはラウンド4で、ジョエル・パーキンソン(AUS)とスチュアート・ケネディ(AUS)を抑え、1位となり、ダイレクトにクオーターファイナルのスポットを手に入れた。ラウンド1からパーフェクト10をスコアした彼は今回のダークホースのひとりと言えそうだ。

 

ケネディに敗れたファニング PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

また、ロウワーシードの番狂わせは続き、スチュアート・ケネディ(AUS)がディフェンディング・チャンピオンであるミック・ファニング(AUS)を下した。

 

リプレイスメント・サーファーは、パーフェクトに近い9.10でヒートを開始、3-タイムWSLチャンピオン のファニング もエクセレントの8.77で応戦した。両者ともバックアップ・スコアを探したが、僅差でケネディがファニングを破った。

 

クオーターファイナル進出のジョディ・スミス PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

その他に、11-タイムWSLチャンピオン・ケリー・スレーター(USA)とミシェル・ボレーズ(PYF)に対してパーフェクトに近い18.50のヒート・スコアで、ラウンド4のオープニング・ヒートを支配したジョディ・スミス(ZAF)もクオーターファイナル進出。

 

初QF進出のアレックス・リベイロ PHOTO: (C) WSL / Kirstin

 

 

ラウンド3でエイドリアン・バカン(AUS)を下し番狂わせを続けた、今回エアが冴えているルーキーのアレックス・リベイロ(BRA)も、ラウンド4でジョシュ・カーとジャドソン・アンドレ(BRA)を抑えて、初のクオーターファイナル進出。

 

高得点でクオーターファイナル進出を決めたトリード Image: (C) WSL / Rowland

 

 

フリーペ・トリード(BRA)も、ラウンド4ヒート2でパーフェクトに近い18.97のヒートスコアを記録し、コロヘ・アンディーノ(USA)とイベント・ワイルドカード・ブレット・シンプソン(USA)を抑えて、ダイレクトにクオーターファイナル進出を決めている。

 

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Filipe Toledo’s 9.77


イベントはローカルルールで明日の日曜日はコンテストは行われない。主催者は、現地時間の2016年9月12日午前7時30分、日本時間23時30分にコールする。

 

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LIVEサイト
http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1495/hurley-pro-at-trestles

 

 

 

 

 

 

メンズ・ハーレー・プロ・ラウンド3結果:
ヒート1:ジョディ・スミス(ZAF)10.27 def.カイ・オットン(AUS)9.83
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)12.83 def.ミゲール・プポ(BRA)11.17
ヒート3:ケリー・スレーター(USA)16.27 def.ジャック・フリーストーン(AUS)9.34
ヒート4:コロヘ・アンディーノ(USA)15.70def.コナー・コフィン(USA)10.50
ヒート5:フリーペ・トリード(BRA)18.10 def.カイオ・イベリ(BRA)10.40
ヒート6:ブレット・シンプソン(USA)15.16 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)8.74
ヒート7:タナー・グダスカス(USA)17.34 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)17.13
ヒート8:ジョエル・パーキンソン(AUS)16.23 def.ウィゴリー・ダンタス(BRA)13.00
ヒート9:スチュアート・ケネディ(AUS)16.37 def.ミック・ファニング(AUS)13.94
ヒート10:ジャドソン・アンドレ(BRA)13.84 def.イタロ・フェレイラ(BRA)13.66
ヒート11:ジョシュ・カー(USA)15.67 def.カノア五十嵐(USA)9.67
ヒート12:アレックス・リベイロ(BRA)15.47 def.エイドリアン・バカン(AUS)14.70

 

メンズハーレー・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:ジョディ・スミス(ZAF)18.50、ミシェル・ボレーズ(PYF)14.50、ケリー・スレーター(USA)13.16
ヒート2:フリーペ・トリード(BRA)18.97、コロヘ・アンディーノ(USA)15.60、ブレット・シンプソン(USA)14.14
ヒート3:タナー・グダスカス(USA)14.84、ステュー・ケネディ(AUS)13.67、ジョエル・パーキンソン(AUS)10.90
ヒート4:アレックス・リベイロ(BRA)14.56、ジャドソン・アンドレ(BRA)12.80、ジョシュ・カー(AUS)11.26

 

メンズハーレー・プロ・ラウンド5マッチアップ:
ヒート1:ミシェル・ボレーズ(PYF)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート2:コロヘ・アンディーノ(USA)対ケリー・スレーター(USA)
ヒート3:スチュアート・ケネディ(AUS)対ジョシュ・カー(AUS)
ヒート4:ジャドソン・アンドレ(BRA)対ジョエル・パーキンソン(AUS)

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対セージ・エリクソン(USA)
ヒート2:ローラ・エネバー(AUS)対ココ・ホー(HAW)
ヒート3:マリア・マニュエル(HAW)対キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:ステファニー・ギルモア(AUS)対コートニー・コンローグ(USA)