スペインは仲村拓久未のエクセレント2発で開幕! 好調な野呂玲花はR2で逆転負けを喫す。

スペインは仲村拓久未のエクセレント2発で開幕! 好調な野呂玲花はR2で逆転負けを喫す。 


スペインでは結果も残している新井洋人だったが。 WSL / Laurent Masurel
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大会初日のハイライト映像 2016 Pantin Classic Galicia Pro Highlights: Good Surf to Launch 2016 Pantin Classic

 

ラ・コルーニャ、ガリシア・スペイン:2016年8月31日、メンズ&ウイメンズのQS6,000イベント第29回「パンティン・クラシック・ガリシア・プロ」が本日からスペイン最西端ガリシアで開幕。大会初日は2−3フィートのコンディションで、女子がラウンド2まで。男子はラウンド1の12ヒートまでが行われた。

 

ラウンド2へ進出した田代凪沙 WSL / Laurent Masurel

 

ストロング・サイド・ショア・ウインドにもかかわらず、コンディションは上向き、選手達はハイパフォーマンスを披露。ウイメンズのフィリッパ・アンダーソンは、小さいライトハンダーでパワフルなフォアハンドのカーヴィングとスナップのコンビネーションを見せ、9ポイント・ライドを記録。

 

今回のイベントには、アメリカ東海岸のバージニアビーチでのQS3000に出場した多くの日本人選手がスペインへと移動。このイベントも前回のバージニアに続き、毎年多くの日本人選手が参加するビッグイベント。

 

ラウンド1のヒート3を戦った田代凪沙はフォアハンド、バックハンドでヒートを終始リード。ラストウェイブのバックハンド・リエントリーで3.67をスコア。1位でラウンドアップ。


セットが入らず、サイズのある波を掴んでもダンパーという厳しいトリッキーなコンディションに苦しむ選手達。

 

自分のサーフィンを見せる事無く敗退となった稲葉 WSL / Laurent Masurel

 

 

 

男子の喜納海人、稲葉玲王が自分のサーフィンを見せられないまま敗退するなか、新井洋人はレフトブレイクでバックハンドの2ターンでヒートスコア8.07で2位キープ。残り時間10分を切って3位4位の選手がグッド・ライディング。新井は4位へ押し出され敗退となった。


ヒート10の仲村拓久未はスタートから7ポイントをスコア。バックハンド、フォアハンドでチャージを続け、リズムを掴んだ仲村は、ライトブレイクでフォアハンドのカーヴィングターンをコネクトして、8.50のエクセレントをスコアして、ヒートスコア15.67でヒートをリード。


 

エクセレントを叩き出したタクミ

 

 

続けてレフトブレイクを見つけた仲村は、バックハンドのエクセレントサーフィンで8.80をスコア。トップスコアを塗り替え、ヒートスコア17.30で下位の選手をコンビネーションに追い込んで圧勝した。


 

「自分が掴んだレフトとライトをファンウェイブでした!」と、仲村拓久未が言った。「パンティンは2度目で楽しんでいます。あの2本の良い波を見つけられて、ちょっとラッキーでしたけど、ヒートを勝ち上がれてハッピーです。ここは水温が冷たいですけど、波や食べ物、人も最高です。」


メンズヒートは12で本日は終了。大橋海人、村上舜のヒートは明日以降となって、女子がラウンド2から再開。


今シーズンのヨーロピアンレッグでは、5位、3位、5位と好成績を残して来た野呂玲花が、ラウンド2ヒート1から出場。CTルーキーのキーリー・アンドリュー、ティア・ブランコ、テレサ・ボンヴァロと対戦。ヒート前半に5.00を持っていた野呂玲花は、ヒート後半に入り、キレたライトブレイクをキャッチ。


 


 

バックハンド・ターンを繰り返して6.03をスコアしてトップのポジションへ。しかし残り5分で2位のキーリーと3位だったテレサが素晴しいパーフォーマンスを披露。3位のテレサが大逆転でトップへ。3位へ押し出された野呂玲花は、そのまま3位敗退となった。

 


ラウンド1をラウンドアップした田代凪沙はラウンド2で、セージ・エリクソンUSA、テサ・ティッセンBLM、ブリアナ・コープHAWと対戦。田代はフォアハンドのビッグターンで叩き出した4.60を2.23でバックアップ。ヒート前半を2位で折り返す。しかし、じっくりと波を待ち2本で勝負を決めたテサが1位、セージが2位となり、田代は4位で惜しくも敗退となった。

 

 

ハワイから出場の前田マヒナは8.33のエクセレントをスコアして2位でラウンド3進出。 WSL / Laurent Masurel

 

 

 

明日、メンズラウンド1が再開されれば、H21 大橋海人、H24 村上舜、ラウンド2から登場のカノア五十嵐がH1、コナー・オリアリーはH12、大原洋人はH23に登場。ラウンドアップした仲村拓久未は、ラウンド2のヒート10でマキシム・フスナットFRA、フレデリコ・モライスPRT、トリー・マイスターHAWと対戦する。

 

 

ネクストコールは、現地時間の 2016年9月1日7時45分。日本時間の 2016年9月1日14時45分。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!

 

 

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