ジョン・ジョン・フローレンスが今シーズン初優勝。ルーキーのジャック・フリーストーン2位

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)今シーズン初優勝。PHOTO: © WSL/ Smorigo

ジョン・ジョン・フローレンスが今シーズン初優勝。ルーキーのジャック・フリーストーン2位


 

バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2016年5月19日木曜日)サムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアー第4戦「Oiリオ・プロ」が終了。ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が、4~6フィート(1.5 – 2メートル)のコンディションで行われたファイナルで、ルーキーのジャック・フリーストーン(AUS)を下し、今シーズン初優勝を決めた。

 

 

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Oi Rio Pro: Road to the Final

 

「僕はこのリオに戻って来れるのを楽しみにしていたんです」と、フローレンスが言った。「ここは、僕が初めてワールド・チャンピオンシップ・ツアー・イベントで優勝した場所なんです。波は、パワーもあってハワイに良く似ています。

 

 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)。PHOTO: © WSL/ Smorigo

 

 

ブラジルのみんなは、とても支えになってくれました。ビーチでのみんなの応援がなかったら、僕がここまでストーク出来たか分からないですね。みんなに感謝したいです。ありがとう。」

 

フローレンスは、今回の優勝でWSLジープ・リーダーボードで13位から3位にジャンプアップ。ランキングトップを射程距離内に収めた。

 

フローレンスは、ファイナルまでにエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)とダスティー・ペイン(HAW)を破った。

 

「もちろんワールド・タイトルを獲得はしたい。ですが、僕は目の前のヒート毎、イベント毎ひとつひとつ勝って行くつもりです。まずはトップに立ちたいですね。」と、フローレンスが続けた。「今回の波はチャレンジングだった。そして、みんなはとても良いサーフィンをしていたので、優勝出来て本当に嬉しいです。」

 

今回の優勝は、彼にとって、2012年のリオデジャネイロ、そして、2014年のフランスに続くツアー3勝目となる。

 

 

ファイナルを戦ったジョンとジャック PHOTO: © WSL/ Smorigo

 

 

ファイナルはエキサイティングなスタートとなり、フローレンスが、アグレッシブな2-ターン・コンビネーションでソリッドな7.00をスコア。それに対してフリーストーンはライディングをコンプリート出来なかった。

 

さらにフローレンスは、ダイナミックな2ターン・コンビネーションで9.70をスコア。最後は駄目押しのマッシヴエアをメイクし、9.27をスコア。インプレッシブな18.97のヒート・トータルで、フリーストーンをコンビネーション・シチュエーションに追い込んでの圧勝となった。

 

 

初ファイナル進出!ジャック PHOTO: © WSL/ Smorigo

 

 

対戦相手となったフリーストーンは開幕戦のクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストで負傷し、その後の2イベントを欠場。このリオが復帰第1戦となった。

 

本日のフリーストーンは、2014WSLチャンピオン・ガブリエル・メディーナ(BRA)とミゲール・プポ(BRA)を下し、初のファイナル進出。そしてチャンピオンシップ・ツアーにおけるハイエスト・キャリア・フィニッシュを記録。ランキングも37位から19位へとアップした。

 

「最高にハッピーです」と、フリーストーンが言った。「ヒートごと勝ち上がって行く必要のある長い1週間でした。怪我がから復活していきなり2番なんて信じられないです。ブラジルでサポートしてくれた多くの人に本当に感謝したいです。ジョンにお祝いを言いたいですね。ブラジルで最高な時間を過ごせました。」

 

フリーストーンは、セミファイナル2でメディーナを下す番狂わせを引き起こした。今回のイベントで2つのパーフェクトな10-ポイント・ライドを記録したメディーナは、多くの地元のファンが見守る中、彼のファイナル進出は確実だと誰もが思っていた。しかし、そのルーキーはアグレッシブ・パフォーマンスで勝ち上がったのだ。


メディーナ PHOTO: © WSL/ Smorigo

メディーナは、バックサイド・フル・ローテーション・エアでパーフェクトに近い9.07を手に入れたが、フリーストーンの7.83と8.67の2ウェイブに対し、バックアップを見つけられず敗退となった。とはいえ、今回の3位はメディーナにとって今シーズンのベストリザルト。ランキングも18位から9位へとアップした。

 

「感覚が戻って来た感じですね。去年はタイトル争いもして素晴しい年でした。ファイナルでジョンに対して戦いたかった。でも自分の結果には満足しています。次のフィージーが今から楽しみですね。」

 

今回の第4戦終了後、WSLジープ・リーダーボードのマッシヴなシェイクアップが起ったが、依然としてマット・ウィルキンソン(AUS)がトップを独走。そのあとにイタロ・フェレイラ(BRA)ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)セバスチャン・ジーツ(HAW)カイオ・イベリ(BRA)が続く。


6月05日-17日のウエイティング期間で フィジーのナモツ、タヴァルアで開催される、CT第5戦の会場は「フィジープロ」。混戦状態の前半戦を締めくくるフィジーで、どんな戦いが繰り広げられるか。楽しみだ。

 


オフィシャルサイト:

http://www.worldsurfleague.com/events/2016/mct/1434/oi-rio-pro

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Oiリオ・プロ・メンズ・ファイナル結果:
優勝:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は、18.97
第2位:ジャック・フリーストーン(AUS)16.13

 

Oiリオ・プロ・メンズ・セミファイナル結果:
SF 1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18.73 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.66
SF 2:ジャック・フリーストーン(AUS)16.50 def.ガブリエル・メディーナ(BRA)14.67

 

Oiリオ・プロ・メンズ・クオーターファイナル結果:
QF 1:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)15.17 def.ダスティー・ペイン(HAW)8.50
QF 2:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.97 def.デイヴィ・キャスルズ(AUS)10.00
QF 3:ジャック・フリーストーン(AUS)12.50 def.ミゲール・プポ(BRA)11.60
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.77 def.アダム・メリング(AUS)6.00

 

Oiリオ・プロ・メンズ・ラウンド5結果:
ヒート4:アダム・メリング(AUS)10.80 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)10.00

 

2016年サムスン・ギャラクシー・トップ5(Oiリオ・プロ後):
マット・ウィルキンソン(AUS)24,500pt
イタロ・フェレイラ(BRA)18,750pt
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)18,700pt
セバスチャン・ジーツ(HAW)17,500pt
カイオ・イベリ(BRA)17,200pt