伝説のビッグウェイバー、ブロック・リトル。がん闘病の末、48才で生涯を終える。 


 

Brock Little, 1967-2016

 

伝説のハワイアン・ビッグウェイブ・サーファーであるブロック・リトルは、がん闘病の末、現地時間の2016年2月18日木曜日、友達と家族に見守れながら静かに息を引き取った。48才だった。彼は先月、自分が進行がんである事をSNSで告白。その大きな衝撃は悲しみへと変わった。

 

空前絶後のビッグウェイブ・ライダーだったリトルは、1967年カリフォルニアで生まれ、家族とともに3歳でハワイに移住。7歳でサーフィンをはじめた。

 


 

ティーンエイジャーの時、リトルはワイメアとマーヴェリックスのハード・チャージャーとして、その類い希なる才能を発揮。1986年に僅か19才でエディ・イベントで4位。その後1990年に最もハードなコンディションで開催となったエディで見事、準優勝となったのだった。


 

エディで2位となったブロック・リトル

 

 

その後も数十年、ビッグウェイブの限界にチャレンジを続けた彼は、ハリウッド映画でスタントマンとして銀幕でも活躍。アメリカのサーフィンやサーファーマガジンにも寄稿し、30を超えるアーティクルを書いた。

 

「愛に囲まれ、幸せ者だよ。」と、リトルの最後の公なメッセージはインスタグラムでアップされた。素晴しいハワイアン・ビッグウェイバーのご冥福をお祈り致します。