CJの引退をはじめ、数々のドラマがあった今回のパイプ・マスターズ。パイプ現場リポート5
バンザイ・パイプライン、オアフ/ハワイ（2015年12月17日木曜日）－プロサーフィン史上で最もドラマチックなエンディングとなった、ビラボン・パイプ・マスターズの大会最終日。
ブルースとアクセル。
CJの引退。
フレッド・パターチア Jr、ミッシェル・ボーレズらはお揃いの「Thank you CJ」Tシャツを着てセレモニーに参加。
C.Jホブグッド（USA）は最後のWSLチャンピオンシップ・ツアー・コンペティションでクオーターファイナル進出を果たした。
2001年にワールド・タイトルを獲得し、36才のCJはドリーム・ツアーで17年を過ごした
エイドリアーノ・デ・スーザ。ワールドタイトルが決まり、JOBと勝利を確認しあうデスーザ。
インターブランドのスポンサーがないので、ビーチの前に滞在できず。そのために今回ハワイのJOBの家に泊まりたいと頼み込んだ。それが叶い、朝から晩まで一番練習していたのが、デ・スーザ。SBJJでトレーニングも欠かさず、汗を流していた。
その努力の結果がワールドタイトルに！
本当におめでとう！
今大会、パイプマスター、トリプルクラウンが初のブラジリアンに。ワールドタイトルも2年連続でブラジリアンへ。
チューブになる波が少ないと見て、作戦を切り替えエアーに。この臨機応変がガブの強さ。
タイムアップ寸前にメイソン乗るも、優先権はデ・スーザ。当然、この波に乗る。
デ・スーザ。
ヘッドホンにサングラス。ヒートの前はできるだけ遮断。ゼッケン受け取るとすぐに会場を足早に離れる。笑顔なし。
クオーターを勝ち上がり、セミへ。次のゼッケンは青。すぐに着替えようとするも、止められる。インタビューがあることを忘れるほど集中している。
ミックとガブのヒートでセットカミング。
板を指差し、アピール。（リカルド・サントスと共にあり。そして、貧乏からここまで来た！）家が貧乏で、7ドルのオンボロ板が自分のサーフィンのスタート。そして、今ここにいる！
ワールドタイトルが決まって始めて、笑顔を見せた。
メイソン・ホー。
タイトルレースは眼中無し。
自分は自分。
WSLやブラジルのインタビューだらけで「I don’t care」
肩にはリーフのキズが。
ミックはゼッケン着る時、先に結び目を作ってから着る。
だから、着せてもらえないと着れない。
それにしてもスゴイ肩幅、背筋だ。
だから余計に自分で着ることができない。
やはり集中しまくりで、笑顔のなかったミック。
ケリーとのヒートを終えて、やっと笑顔。
でも、ガブに逆転負けを食らって、ビーチマーシャルには戻って来なかった。
それもメイソンとデ・スーザの戦い次第でワールドチャンピオンが決まるから。
人ごみから離れたかったんだろう。
ガブも無言、笑顔無し。
ミックがケリーを破ったことで、タイトルレースから離脱。
でも、セミでミックを破って、初めて笑顔。
「プロテクション スペシャリスト」ごついし、でかいし、こわもてだし。
誰も近ずけない。誰でも言うこと聞きます。でも、実はお茶目です。
メイソン・ホーのところにセットが入れば、ボルコムハウスから指笛と大歓声。
ミックとガブのヒートを見守るロス・ウィリアムス。
ジャック・ロビンソンは PIPE INVITATIONAL MEN’S CHAMPION
これで今シーズンのプロサーフィンは終了。素晴しいコンディションで、世界最高峰のサーファー達の素晴しい演技に感動した。来シーズンのワールドベスト・サーファーは、2016年3月のオーストラリア、ゴールド・コーストのクイーンズランド で行われるキックオフ・イベントで戻って来る。
撮影。取材：山本貞彦
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オフィシャルサイト：
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1317/billabong-pipe-masters
http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/billabongpipemasters2015
