イアン・ウォルシュが、10年振りに2度目のHICプロ・タイトルを獲得。喜納海人が3位

イアン・ウォルシュが、10年振りに2度目のHICプロ・タイトルを獲得。喜納海人が3位 


Ian Walsh (HAW) triumphs at the HIC Pro. Photo: WSL/Freesurf/Heff

 

サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ(2015年10月31日):今年のHICプロにおいて、圧倒的な存在感を示していた、マウイのビッグウェイブ・スペシャリストであるイアン・ウォルシュは、ちょうど10年前にキャリア初優勝を遂げたサンセットで2度目の優勝を手にした。

 

YouTube Preview Image

2015 HIC Pro Final Day Highlights

 

今回の勝利でウォルシュは、WSLハワイのリージョナル・レイティングでNo.1にアップ。11月12日に始まるVANSトリプルクラウンのファースト・イベントにワイルドカードとして出場権を手に入れた。

 

ファイナルデイのウェイブ・フェイスは、12~15フィートとエクセレントなクオリティを維持していた。

 

Ian Walsh (HAW) working his way to victory Photo: WSL/Freesurf/Heff

 

 

今週のジャイアント・スウェルで素晴しいパフォーマンスを続けていた32才のウォルシュは、その30分のファイナルも9.33のエクセレントで開始。その本日のベスト・シングル・ウェイブ・スコアを7.07でバックアップし、他のファイナリストに大差を付けての勝利となった。

 

「この勝利を説明することは難しいね。最高の気分だよ。目標に向って努力してきて、ついに表彰台に上がり、チェックを頭上に掲げた。その気持ちを言葉に表すのは本当に難しいよ。10年前にこのイベントで優勝して、僕は再びあのフィーリングを味わいたかったんだ。冬を前に良いスタートが切れたね。この勢いをキープしてトリプル・クラウンを戦いたい。」と、ウォルシュが言った。


 

Jack Robinson (AUS) was on fire all event but lost his rhythm in the final Photo: WSL/Freesurf/Heff

 

 

オーストラリアのジャック・ロビンソンは、今回のイベントにおけるティーンエイジの中で最も際立ったパフォーマンスを見せ、今週のジャイアント・サーフを通して並み外れたコンフィデンスとポジショニングを示した。

 

肉厚の巨大な波がブレイクする事で知られるウェスタン・オーストラリアで育ったロビンソンは、そこでビッグウェイブでの経験を積んで来た。今シーズンはこのノースショアで更なるビッグウェイブでの経験を積みたいと思っている。

 

「いつも、ここに来るのが好きで、この冬はエキサイティングなシーズンになりそうです。」と、ロビンソンが言った。「どんな波と逢えるのか、今から楽しみです。」

 

今回のイベントでは誰にも止められない感じのロビンソンだったが、ファイナルでは、オープニング・ウェイブを掴むまでに20分を過ごした。

 

「ファイナルの初めは波を見つける事が出来ませんでした。イアンと他の選手は持ち場についている感じでしたね。でもファイナルをメイク出来て最高ですよ。再びコンテストのリズムを掴むことが出来ました。」

 

2010 HIC Pro Champion Billy Kemper placed 2nd in the final Photo: WSL/Freesurf/Heff

 

 

ビリー・ケンパーはイベントを通して好調で、セミファイナルとファイナルを通して、パワフルなターンとカーヴィングをメイクしていた。2010年にHICプロで優勝したケンパーは、そのサンセットでの豊富な経験を活かし第2位でフィニッシュとなった。

 

 

Kino, 21, was a strong standout in the competition, which earned him a third place finish. Photo: WSL/Freesurf/Heff

喜納海人は、ビリー・ケンパー(HAW)、ハンク・ギャスケル(HAW)、アレックス・スミス(HAW)に対したセミファイナルで、彼のベストスコア7.50をマーク。ついにサンセットでファイナルまで勝ち上がりWSL−QSでキャリア最高の第3位という結果を残した。

 

VANSトリプルクラウンのファースト・ステージ「ハワイアン・プロ」は、ハレイワのアリイビーチパークで、2015年11月12日にウエイティング期間がスタートとなる。

 


 

 

オフィシャルサイトではヒートアナライザーでヒート毎に再生可能なので要チェック。

http://www.vanstriplecrownofsurfing.com/hicpro2015

 

関連記事:

エクストラ・ラージのNWNスウェルが急激にアップしてWSL-QS3000「HICプロ」は中断。

2度目のHICプロ・タイトルに向け、サンセットを支配するイアン・ウォルシュ。

ジャック・ロビンソン(AUS)がパーフェクト10。ビッグ・サンセットで「HICプロ」開幕。

大会最年少の安室丈を含む10人の侍がサンセットに挑む。WSL-QS「HICプロ」10/28開幕

 


 

 

ファイナル
優勝:イアン・ウォルシュ、16.40
第2位:ビリー・ケンパー、13.47
第3位:喜納海人、11.74
第4位:ジャック・ロビンソン(AUS)、7.33

 

セミ・ファイナル
SF1:喜納海人;ビリー・ケンパー;アレックス・スミス;ハンク・ギャスケル
SF2:イアン・ウォルシュ;ジャック・ロビンソン(AUS);オラマナ・エレオグラム;カマレイ・アレキサンダー

 

クオーターファイナル
H1:ビリー・ケンパー、喜納海人、シェルドン・シムクス(AUS)、マイルス・パダカ
H2:ハンク・ギャスケル、アレックス・スミス、コア・スミス、クリストバル・デ・コル(PER)
H3:イアン・ウォルシュ、オラマナ・エレオグラム、ジョエル・センティオ、ミッチェル・パーキンソン(AUS)
H4:ジャック・ロビンソン(AUS)、カマレイ・アレキサンダー、ベンジ・ブランド、アイゼア・モニーツ