WSLレッド・ノーズ・プロ・フロリアノポリスSCでデイヴィッド・シルヴァがQSイベント初優勝
フロリアノポリス、サンタカタリーナ、ブラジル、2015年10月25日、日曜日:WSLクオリファイ・シリーズ・ブラジル3連戦の初戦となるQS6000「レッド・ノーズ・プロ・フロリアノポリスSC」は大会最終日。デイヴィッド・シルヴァ(BRA)が、ファイナルでステュー・ケネディ(AUS)を下し、WSL-QSイベント初優勝を飾った。
今回の優勝でシルヴァは、賞金U$25,000と6,000ポイントをゲット。WSLクオリファイング・シリーズ・ランキング51位から28位にジャンプアップした。
ケネディは、ファイナル前半をリード。アクティブに数多くの波を掴み、シルヴァへプレッシャーを与え続けた。一方、シルヴァは、どっしりと構え、ヒートのベストセットを待ち続け、2本のみの波をセレクト。ヒート時間15分で7.90をスコアし、ヒート終了間際に8.17をスコアし勝利を決めた。
「僕はコンテストに勝つことが出来て、本当にハッピーです。僕は本当に優勝しかったのです。今日は人生で最高の日です。」と、シルヴァが叫んだ。
「勝つためには絶対にヒートのベストウェイブを掴む必要があると思っていたので、落ち着いてじっくりと波を待ちました。ステュー・ケネディはイベントを通してリッピングしていましたからね。彼はセミで2つのエクセレントをマークしていたので、自分のベストを出さなければ駄目だと思っていました。神と自分のスポンサー・レッド・ノーズに感謝したいです。コンテストは素晴しかった。最高です。」
これはシルヴァにとって2度目のレッド・ノーズ・イベントでの優勝。前回はバイア・フォルモサ(ブラジル)で開催されたプロ・ジュニア・コンテスト。そこで彼は現在チャンピオンシップ・ツアー・サーファーで活躍するイタロ・フェレイラ(BRA)を破った。
そのタイトルで彼はスポンサーシップを獲得し、それ以来2度のWSLサウス・アメリカ・プロ・ジュニア・チャンピオン(2014と2015)になっている。
「僕はレッド・ノーズ・ブランドが自分に幸運をもたらしたと思っています。」と、今年CTへクオリファイを目指すシルヴァが続けた。「自分のゴールはこのコンテストで優勝する事だったので、それを成し遂げて嬉しいです。僕は次のQSイベント6,000「マハロ・サーフ・エーコ・フェスティバル」に出るつもりで、そこでも良い成績を残し、自分のランキングを上げるチャンスのあるQS 10,000のマレシアスに繋げたいです。」
惜しくも第2位となったのは、ステュー・ケネディ(AUS)。「彼はヒートを通して、辛抱強く波を待っていました。逆に僕はどんどん波を掴んで彼にプレッシャーを与えていく作戦でした。でもそれが裏目に出て、結局は彼が良い波を掴んだのです。長い一日でしたね。4ヒートも戦いました。自分を誉めてやりたいですよ。」
セミファイナルをメイクして3位となった、コナー・コフィン(USA)とパトリック・グダスカス(USA)は、2015年のQSランキングでコフィンは30位から17位に、グダスカスは、31位から16位にジャンプアップした。
今回のイベントでは、優勝を目指してチャージしていたカノア五十嵐。クオーターファイナルまで勝ち上がったが、今回優勝したデイヴィッド・シルヴァ(BRA)に敗れて、5位でフィニッシュ。今回のイベント終了後、ランキングを一つ上げて6位へ。大原洋人も24位と一つランクをあげた。
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