WSLメンズCT第8戦「ハーレー・プロ」は再びブラジリアン・ストームが吹き荒れる。

WSLメンズCT第8戦「ハーレー・プロ」は再びブラジリアン・ストームが吹き荒れる。 


フリーペ・トリード(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

サンクレメンテ、CA/USA(2015年9月11日金曜日)サムスン・ギャラク シー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)メンズ第8戦「ハーレー・プロ」と同時開催ウイメンズ第7戦「スウォッチ・ウイ メンズ・プロ」大会3日目は、エクセレントなコンディションのトラッスルズで、メンズからスタート。残っていたラウンド2の2ヒート終了後にラウンド3まで終了。そしてウイメンズもラウンド3が行われた。

 

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本日のハーレー・プロのラウンド3は、ブラジリアンが支配。ジープ・リーダーボード第4位のジュリアン・ウィルソン(AUS)をミゲール・プポ(BRA)が下す番狂わせに始まり、イタロ・フェレイラ(BRA)、フリーペ・トリード(BRA)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)といった選手が次々と勝ち上がり、ラウンド4進出をきめた。


 

ミシェル・ボレーズ(PYF)IMAGE CREDIT: WSL / Rowland

 

 

エアリアルのフリーペ・トリード(BRA)とパワー・ターンのミシェル・ボレーズ(PYF)がラウンド3のヒート3で対戦。それぞれのサーファーがトレードマーク・スタイルを見せ、トリードが本日のハイエスト・スコアとなる9.77をスコアして勝ち上がった。

 

「僕はタヒチの後ひじの怪我で2週間、サーフィン出来なかったんです。でも、昨日の自分のパフォーマンスの後、自分の集中と勢いを戻せたんです」と、トリードが言った。

 

ジョエル・パーキンソンIMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

また、昨日のハイパフォーマンスが印象に残る、2012年のワールド・チャンピオンのジョエル・パーキンソン(AUS)は、2-ウェイブ・ヒート・トータル18.63という本日のハイエスト・ヒートトータルをスコア。ジョシュ・カー(AUS)を下してラウンド4進出を決めた。

 

自分にとって昨日が今年のターニング・ポイントなんだと思った。」と、パーキンソンが言った。「いま凄く気持ちが良い感じなんだ。これをキープしたいね。

 

エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

 

ジープ・レイティング・リーダーのエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、ヒート6でグレン・ホール(IRL)と対戦。ホールは昨日、ラウンド2で優勝候補の一人であったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を破るメジャーな番狂わせを引き起こした。しかし、今日はそのパフォーマンスを再び見せる事は出来なかった。

 

戦略、サーフィンなど、すべてに関して改善に取り組む必要がある」と、デ・スーザが言った。「僕は決してギブアップしない。そして、それは自分にとって最もハードなヒートの1つだった。グレンは本当に危険なコンペティターで、僕は決して彼を甘く見てはいなかった。

 


 

3-タイムWSLチャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、ラウンド3のヒート7でサンクレメンテ・ローカルのコロヘ・アンディーノ(USA)と対戦。ファニングは冷静に計算された2ウェイブで勝利を手に入れた。

 

ケリー・スレーター(USA)IMAGE CREDIT: WSL / Rowland

 

 

11-タイムWSLチャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ラウンド4でアダム・メリング(AUS)と対戦。6回もトラッスルズで優勝しているスレーターは、2つのエクセレントの8-ポイント・ライドでラウンドアップ。ラウンド4では、ガブリエル・メディーナ(BRA)、オーウェン・ライト(BRA)と戦う。

 

「通常のスウェルではないので、適切な場所をキープすることが難しい。だから我々はヒートのベスト・ウェイブをミスしたんだ。」と、スレーターが言った。

 

WSLチャンピオンに君臨するガブリエル・メディーナ(BRA)は、巨大なフロントサイド・エアで8.83をスコア。対戦相手のビード・ダービッジ(AUS)をコンビネーション・シチュエーションに追い込んでラウンド3を勝った。

 

オーウェン・ライト(AUS)とフレデリック・パターチア(HAW)のラウンド3のファイナル・ヒートは、ノーサーフ。パターチアがイベントから棄権したため、ライトは不戦勝でラウンド4進出。

 

スウォッチ・ウイメンズ・プロでは、タイラー・ライト(AUS)が今日のロウワー・トラッスルズを支配。ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)コートニー・コンローグ(USA)ディミティ・ストイル(AUS)もダイレクトにクオーターファイナル進出を決めた。

 

インタフェアでまさかの敗退となったシーバス。IMAGE CREDIT: WSL / Kirstin

 

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ライブ中継はこちら。

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1281/hurley-pro-at-trestles/live

 

 

残りのハーレー・プロ・ラウンド2結果:
ヒート11:ミシェル・ボレーズ(PYF)12.10 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)8.33
ヒート12:アダム・メリング(AUS)14.43 def.キアヌ・アシン(HAW)13.77

 

ハーレー・プロ・ラウンド3結果:
ヒート1:ミゲール・プポ(BRA)12.84 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)4.80
ヒート2:イタロ・フェレイラ(BRA)15.30 def.マット・ウィルキンソン(AUS)15.27
ヒート3:フリーペ・トリード(BRA)17.27 def.ミシェル・ボレーズ(PYF)14.83
ヒート4:ジョエル・パーキンソン(AUS)18.63 def.ジョシュ・カー(AUS)13.90
ヒート5:ウィゴリー・ダンタス(BRA)15.27 def.タジ・バロウ(AUS)12.53
ヒート6:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.83 def.グレン・ホール(IRL)11.97
ヒート7:ミック・ファニング(AUS)14.83 def.コロヘ・アンディーノ(USA)11.57
ヒート8:ナット・ヤング18.10(USA)def.カイ・オットン(AUS)12.26
ヒート9:エイドリアン・バカン(AUS)15.77 def.ジェレミー・フローレス(FRA)15.26
ヒート10:ケリー・スレーター(USA)16.50 def.アダム・メリング(AUS)10.83
ヒート11:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.50 def.ビード・ダービッジ(AUS)15.10
ヒート12:オーウェン・ライト(AUS)対フレデリック・パターチア(HAW)ライトの不戦勝

 

ハーレー・プロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:ミゲール・プポ(BRA)、イタロ・フェレイラ(BRA)、フリーペ・トリード(BRA)
ヒート2:ジョエル・パーキンソン(AUS)、ウィゴリー・ダンタス(BRA)、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)
ヒート3:ミック・ファニング(AUS)、ナット・ヤング(USA)、エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート4:ケリー・スレーター(USA)、ガブリエル・メディーナ(BRA)、オーウェン・ライト(BRA)

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・ラウンド3結果:
ヒート1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)16.10、セージ・エリクソン(USA)13.53、レイキー・ピーターソン(USA)12.60
ヒート2:コートニー・コンローグ(USA)17.27、タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)14.23、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)11.87
ヒート3:タイラー・ライト(AUS)18.80、カリッサ・ムーア(HAW)17.47、アレッサ・クイゾン(HAW)10.10
ヒート4:ディミティ・ストイル(AUS)13.87、サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.34、ジョアン・デフェイ(FRA)9.60

 

スウォッチ・ウイメンズプロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート1:セージ・エリクソン(USA)対ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート2:タティアナ・ウエストン-ウェッブ(HAW)対レイキー・ピーターソン(USA)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)対ジョアン・デフェイ(FRA)
ヒート4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対アレッサ・クイゾン(HAW)