コスタリカが金メダル。ティア・ブランコ、ノエ・マー・マクゴナグル優勝。日本12位。
(プラヤ・ポポヨ、ニカラグア、2015年6月7日)世界中から集まった選り抜きのトップ・サーファーによって競われるサーフィンの オリンピック「ISAワールド・サーフィン・ゲームズ」は大会最終日。7日間に渡って開催されたコンテストは素晴しいエンディングを迎えた。
ウイメンズのファイナルは、ティア・ブランコ(USA)、レイラニ・マクゴナグル(CRI)、エラ・ウィリアムズ(NZL)、チェルシー・トゥアク(BAR)といった選手が顔を揃え、2014年のISAワールド・ジュニア第3位のブランコと第4位のマクゴナグルがリードし、最終的にゴールド・メダルをティア・ブランコ(USA)が獲得した。
メンズのファイナルは、2014年のゴールド・メダリスト、レアンドロ・ウスナ(ARG)とブロンズ・メダリストのシェーン・ホームズ(AUS)が、ニック・ボン・ラップ(POR)とノエ・マー・マクゴナグル(CRI)といったワールド・タレントと対戦。
妹レイラニのファイナルの後で、ノエ・マー・マクゴナグル(CRI)は、誰も3ポイント以上のスコアさえメイク出来ないうちに、8ポイント・レンジの2つのライドをスコア。ノエ・マーにとって勝ったも同然のシチュエーションとなった。更にパーフェクトな9.93で差を広げ、金メダルを獲得。そして自国の金メダル獲得にも大きく貢献した。
「僕は自分のためにやったのではなく、コスタリカのためにやったんです。」と、自国を誇る気持ちに溢れたノエ・マーが言った。
「ぼくたちは、自分の国に最善を尽くすためにISAイベントにやって来ました。自分が優勝する事で、我々のチーム優勝のために必要なポイントを手に入れることが出来ると知っていました。コスタリカは小さな国ですが、大きなハートを持った支援してくれる人たちがいます。僕は、この勝利をその人たちに捧げます。」
マクゴナグル兄妹のファイナル進出は、2個の個人メダル獲得だけでなく、コスタリカにチーム・ワールド・チャンピオンのタイトルを与えた。
国別順位は初のタイトル獲得となったコスタリカに続き、2位がポルトガル、3位がアメリカ。今回の日本の国別順位は12位と、昨年の9位から順位を落とし課題が残る世界選手権となった。
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メンズ結果:
ゴールド・メダル:ノエ・マー・マクゴナグル(CRI)
シルバー・メダル:ニック・ボン・ラップ(POR)
ブロンズ・メダル:シェーン・ホームズ(AUS)
クーパー・メダル:レアンドロ・ウスナ(ARG)
ウイメンズ結果:
ゴールド・メダル:ティア・ブランコ(USA)
シルバー・メダル:レイラニ・マクゴナグル(CRI)
ブロンズ・メダル:エラ・ウィリアムズ(NZL)
クーパー・メダル:チェルシー・トゥアク(BAR)
2015 ISA World Surfing Games
開催国 ニカラグア ポポヨ
開催日 2015年5月31日~6月7日(現地時間)
<派遣選手>
・メンズオープン
田中大貴 、中川雅崇、堀越力、中塩裕貴
・ウィメンズオープン
鈴木姫七、大村奈央