フリーペ・トリードとコートニー・コンローグがブラジルのWSL-CT第4戦Oiリオ・プロで優勝
バーハ・ダ・チジュカ、リオデジャネイロ/ブラジル(2015年5月17日、日曜日)サムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)第4戦「Oiリオ・プロ」は、ファイナルデイを迎え、フリーペ・トリード(BRA)とコートニー・コンローグ(USA)が、満員状態にビーチを埋め尽くしたギャラリーの前で優勝した。
Highlights: Rio’s Big Finale
トリードはビード・ダービッジ(AUS)を下しメンズ・イベントに優勝。コンローグはビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)を下して、ウイメンズ・イベントを制した。二人とも今シーズンにおける2度目のCT優勝となり、ワールド・タイトル・レースへのポジションを固めた。
フリーペ・トリード(BRA)は、クイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストでの開幕優勝に続く、彼のキャリア2度目のCT勝利を手に入れた。また今月始めにロウワー・トラッスルズで行われたWSLクオリファイ・シリーズ10,000イベントでも優勝する破竹の勢いを続けている。
ランキング第3位のポジションだったトリードは、この結果でジープ・リーダーボードのトップに君臨するエイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)に次ぎ、ランキング第2位までランクアップした。
それぞれのラウンドでヤング・ブラジリアンが見せた猛烈なエアリアル・マニューバーはファンを魅了し、ファイナルまで絶えずハイ・ヒート・トータルをマーク。彼は今回のイベントのトップ・フォーム・サーファーだった。
この場所で行われる、このコンテストで優勝する事が夢でした。
「何と言えばいいか分かりません。」と、トリードが言った。「最初に僕はこのギャラリーに向って叫びました。これほどのギャラリーは未だかつて見たことがありません。素晴らしい友達と家族に囲まれた本当に素晴しい一週間でした。僕は、自分が持っている全て、そして僕の人生において神がしてくれたことに感謝したいです。」
「この場所で行われる、このコンテストで優勝する事が夢でした。CTにクオリファイしたときから、この日を夢見て来たんです。」と、トリードが続けた。「自分に凄く自信がつきましたね。自分とブラジリアンにとって信じられないほど素晴しい年になりそうです。最終的にはトップ5に入り、ワールド・タイトルレースを戦いたいと思っています。」
トリードはファイナルのスタートから、巨大なエアリアル・ローテーションで、今回のイベントで2回目となるパーフェクト10をスコア。ファイナルを完全にコントロールした。トリードはそのエアの着地で折り目のついてしまったボードをチェンジ。ボードチェンジ後もインプレッシブなレール・サーフィンで8.33をスコアし、攻撃の手を緩めなかった。
更にもう一つのエア・リバースで8.53をスコア。18.53のヒート・トータルで更に差を広げた。もちろん完全アウェイのダービッジはコンビネーション・シチュエーション。完璧な独り舞台となったファイナルで、やりたい放題のトリード。最後には、駄目押しのエアリバースで9.87をスコア。今回のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータル19.87で圧勝した。
「ブラジリアンにとって今シーズンは素晴しいスタートとなりました。それは自分に大きな自信を本当に与えてくれました」と、トリードが言った。
「自分のバックアップ・ボードを受け取ろうとした時は、人の多さにビックリでしたね。本当にたくさんのファンがいた。ビード(ダービッジ)、そして、ビアンカ(ビュインダッグ)とコートニー(コンローグ)に本当におめでとうを言いたい。みんな本当に素晴らしい仕事をして、素晴らしいサーファーです。」
コートニー・コンローグ(USA)は、彼女のキャリア3度目となる、先月のマーガレット・リヴァーに続く今季2度目の優勝を手にした。今回の2連勝でコンローグは、ジープ・リーダーボードでランキング第2位のポジションを維持。シーズン2勝を上げてトップを走るカリッサ・ムーア(HAW)との差を縮めた。
「ブラジリアンの情熱は、信じられないですね。」と、コンローグが言った。「ギャラリーの人たちは絶叫していましたからね。あれにはパワーをもらえますね。シーズンで2勝する事は過去になかったので、素晴しいスタートになっていると思います。
最高のフィーリングで、この勢いでフィジーに入りたいと思います。フィジーの波が楽しみですね。あの波は11才の時から行ってません。楽しんでサーフィンするつもりです。」
「昨年の怪我を克服するためのハードなリハビリが効いているんだと思います。どれほど自分がやりたいのかが、はっきりと見えました。」と、コンローグが続けた。「私は全てブレイクダウンし、私がそうしたい理由を考えたんです。いま自分がやっている事を楽しんでいます。自分のベスト・パフォーマンスを見せられた、このイベントに参加できて本当に嬉しいです。」
2015年のサムスン・ギャラクシーWSLチャンピオンシップ・ツアーのネクスト・ストップは、2015年5月31日 ― 6月19日 の期間で行われるフィジー・プロとなる。
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オフィシャルサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1234/oi-rio-pro
Oiリオ・メンズプロ・ファイナル結果:
優勝:フリーペ・トリード(BRA)19.87
第2位:ビード・ダービッジ(AUS)14.70
Oiリオ・メンズプロ・セミファイナル結果:
SF 1:フリーペ・トリード(BRA)15.83 def.イタロ・フェレイラ(BRA)6.34
SF 2:ビード・ダービッジ(AUS)14.63 def.マット・ウィルキンソン(AUS)8.23
Oiリオ・ウイメンズプロ・ファイナル結果:
優勝:コートニー・コンローグ(USA)14.50
第2位:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)11.10
Oiリオ・ウイメンズプロ・セミファイナル結果:
SF 1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)13.50 def.カリッサ・ムーア(HAW)10.84
SF 2:コートニー・コンローグ(USA)13.16 def.タイラー・ライト(AUS)11.17
Oiリオ・ウイメンズプロ・クオーターファイナル結果:
QF 1:ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)13.27 def.レイキー・ピーターソン(USA)10.16
QF 2:カリッサ・ムーア(HAW)14.60 def.キーリー・アンドリュー(AUS)10.06
QF 3:タイラー・ライト(AUS)11.67 def.ココ・ホー(HAW)11.50
QF 4:コートニー・コンローグ(USA)11.50 def.マリア・マニュエル(HAW)10.20