サミュエル・プポが優勝。2015リップ・カール・グロムサーチ・インターナショナル・ファイナル
世界中で開催されているリップ・カール・グロムサーチは、 16歳以下の男女のサーファーのインターナショナル・シリーズ。グロムサーチは、USA、オーストラリア、ブラジル、ヨーロッパ、インドネシア、ハワイ、 サウス・アメリカ、ニュージーランドといった世界中のキーとなるサーフィン・リージョンで開催される大会で、毎年2,000人を越えるキッズ達が参加す る。
リップ・カール・グロムサーチ・インターナショナル・ファイナルは、それぞれの国の代表選手、男女８名づつが出場して世界ナンバー1を決定するもの。これまで毎年ベルズのCTと同時開催されていたが、昨年はインドネシアのスンバワで行われ、今年は4月28日から5月3日まで、ブラジルはサンパウロのマレシアス・ビーチで開催された。
リップ・カール・グロムサーチ・インターナショナル・ファイナルのハイライト映像
素晴らしいコンディションで行われたファイナルでは、ローカルサーファーであるサミュエル・プポ（BRA）が、小林桂（USA）を抑えて優勝。ガールズではオーストラリアのジャリーサ・ヴィンセントを下した、レイラニ・マクゴナグル（CRI）がチャンピオンとなった。
WSLワールド・チャンピオンのガブリエル・メディーナが見守るなか行われた2日間のイベントにおいて、トップWSLサーファー、ミゲール・プポの弟である１４才のサミュエル・プポ（BRA）は、彼のホーム・ブレイクで支配的なパフォーマンスを見せた。
ファイナルデイに勢いを増したプポ（BRA）は、全てのヒートで素晴らしいスコアをマーク。セミ・ファイナルではパーフェクト10ポイント・ライドをスコア。そして、ファイナルでは、セカンド・シード選手の小林桂（USA）と対戦した。
そのファイナルは接戦となったが、残り時間10分でプポがロング・レフトハンダーでファイナルのハイエスト・スコア9.75をマーク。プポが小林に大差を付けて勝利を掴んだ。
「ガブリエルが会場にいてくれて、全てのギャラリーが僕を応援してくれた事は、僕にとって、とても有利でした。ガブリエルも僕も、ここでサーフィンして育ちました。すべて始まったビーチで、このような名声のあるイベントに優勝できて誇りに思います。」と、プポが言った。
また、ガールズ・ディビジョンにおいては、16歳のオーストラリアのジャリーサ・ヴィンセントが、イベントのナンバー１シード選手のキャロライン・マークス（USA）をノックアウト。
コスタリカのレイラニ・マクゴナグルとファイナル・ショーダウンがセットアップされ、スタートからグッドスコアを2本まとめたマクゴナグルが、リップ・カール・グロムサーチ・インターナショナル・タイトルを獲得した初の中央アメリカの選手となった。
これまでリップ・カール・グロムサーチ・インターナショナルのファイナリストからは、現在エリートWSLワールド・ツアー、オーウェン＆タイラー・ライト（AUS）をはじめ、アラナ・ブランチャード（HAW）、タティアナ・ウエストン-ウェッブ（HAW）、ニッキ・ヴァン・ダイク（AUS）など多くのスターを輩出している。
2015のリップ・カール・グロムサーチ・インターナショナル・ファイナル結果
ボーイズファイナル
優勝：サミュエル・プポ（BRA）17.25
第2位：小林桂（USA）14.25
セミ・ファイナル
SF1：サミュエル・プポ（BRA）19.40 def.レンズ・アランシビア（FRA）13.50
SF2：小林桂（USA）16.65 def.ケフ・バトラー（NZL）16.35
ガールズファイナル
優勝：レイラニ・マクゴナグル（CRI）14.40
第2位：ジャリーサ・ヴィセンテ（AUS）13.25
セミ・ファイナル
SF1：ジャリーサ・ヴィンセント（AUS）15.15 def.キャロライン・マークス（USA）14.50
SF2：レイラニ・マクゴナグル（CRI）15.50 def.ライハ・アンソール（NZL）12.45
オフィシャルサイト
http://www.ripcurl.com.au/index.php?aid=2133
http://www.ripcurl.com.au/index.php?GromSearch-Australia-2014-Series
