WSL-QS「オークリー・ロウワーズ・プロ」 。ケリー敗退、トリードが快調にQF進出。

WSL-QS「オークリー・ロウワーズ・プロ」 。ケリー敗退、トリードが快調にQF進出。 


フリーペ・トリード(BRA)Photo: © WSL/ Rowland

 

 

ロウワー・トラッスルズ、カリフォルニア/USA(2015年5月1日金曜日)今シーズン初と なるワールド・サーフ・リーグ(WSL)のQS10000イベント「オークリー・ロウワーズ・プロ」は、3~4フィートのロウワー・トラッスルズでラウン ド3からラウンド4のヒート4までが終了した。



YouTube Preview Image大会4日目のハイライト映像

 

 

イベントのフォーム・サーファーでCTランキングNO. 2のフリーペ・トリード(BRA)は、コナー・コフィン(USA)とのスリリングなヒートに勝ち、クオーターファイナルのポジションを手に入れた。

 

コナー・コフィン(USA)Photo: © WSL/ Rowland

 

 

今回のスモール・コンディションで、他を圧倒するトリードは、更なるハイパフォーマンスを披露。ロウワー・トラッスルズでスリリングなディスプレーを見せ、7.10と9.27をスコア。コフィンも8.23で応戦するが、トリードは得意のエアリアル・アクロバットでスコアを伸ばし、勝利を手に入れた。

 

「僕はコナー(コフィン)が、イベントでサーフィンをしているのを見ていましたが、彼は絶好調でしたね。」と、トリードが言った。

 

「そのヒートの最初の5分で、波をたくさんを掴もうと思って、チャージしていたんです。いくつかのマニューバーを成功すれば、グッドスコアを手に入れることが出来ると思っていました。そのあとは、興奮し過ぎたので、深く深呼吸してクールダウン。再スタートをするつもりでやりました。」

 

ケリー・スレーター(USA)Photo: © WSL/ Rowland

 

 

CTサーファーのアダム・メリング(AUS)は、ラウンド3で11-タイム・ワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)を下す、番狂わせを引き起こした。

 

今シーズンは予想外のスタートで、メリングは現在CTランキング26位にランクされている。しかし、今日は彼の十八番のパワー・サーフィンが炸裂し、エクセレントな9.17でラウンド4へ勝ち上がった。

 

「僕は、あの波を掴めて本当にラッキーでした。」と、メリングが言った。「ジェレミー(フローレス)に優先権があったが、彼は少しディープ過ぎる位置にいた。勝てて本当に嬉しいです。

 

ヒートの最初は少しスローだったんですが、あの波を掴んで勝ち上がれて本当に嬉しいです。最近はブラジリアンが勢力を伸ばしていますが、オーストラリアもかなり気合いが入っていると思います。」

 

「ヒートを振り返って、プライオリティーがあって、あの最後の波を乗ったのは、悪い選択だった」と、スレーターが言った。「あの最後のターンをメイクしていたら、必要なスコアを手に入れていたかもしれない。

 

あの波は残念だった。ちょっとあきらめた感じだった。落ちたときは、フィニッシュすべきだったと思ったよ。あまりチャンスのないタフなヒートだった。小さい子供の頃から、ここの波が大好きだった。 僕が12歳の時に初めてここに来て、この波に心を奪われたんだ。」

 

ダスティー・ペイン(HAW)Photo: © WSL/ Rowland

 

 

今シーズ、再びCT入りを果たしたマウイのダスティー・ペイン(HAW)は、元CTサーファーで現在QSランキングNo. 2のアレホ・ムニーツ(BRA)と対戦した。

 

そのヒートはかなりの接戦となったが、ヒート終盤にペインが巨大なパワー・ターンを決め、9.07をスコアしてラウンドアップ。クオーターファイナル進出を決めた。

 

「あの最後の波は自分に3つのセクションを与えた。あのレフトは初めて見たね。」と、ペインが言った。「アレホ(ムニーツ)が最後の波を手に入れるのを見たいたし、僕が勝つために9ポイントが必要なのも分かっていた。

 

やりといようにしようとして、自分自身を緊張させないように心掛けているんです。波は、これより少しもよくならないようですが、楽しい時間を過ごしています。」

 

ジャック・フリーストーン(AUS)Photo: © WSL/ Rowland

 

 

QSランキングでカレントNo. 6のジャック・フリーストーン(AUS)は、素晴しいフォームでエクセレントな9.27をマーク、本日のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータル17.54を記録しラウンドアップ、クオーターファイナルでウエイド・カーマイケル(AUS)と戦う。

 

またサンクレメンテ・ローカルで元イベント・ファイナリストのタナー・グダスカス(USA)は、ネイザン・ヘッジ(AUS)とウエイド・カーマイケル(AUS)と対戦。1位で勝ち上がったグダスカスは、ラウンド4で、2011年のファイナル・リマッチとなるミゲール・プポ(BRA)と対戦する。


 

オークリー・ロウワーズ・プロは、現地時間の明日の午前8時、日本時間深夜0時にスタート予定。

 

 

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オフィシャルサイト:http://live.oakley.com/lowerspro/

http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mqs/1229/oakley-lowers-pro

 

 

オークリー・プロ・ロウワーズ・ラウンド2結果:
ヒート11:
ケリー・スレーター(USA)15.60、マイケル・ダンフィ(USA)12.50、ウイリアン・カルドゾ(BRA)12.50、アレックス・リベイロ(BRA)12.27
ヒート12:ライアン・キャリナン(AUS)13.50、ジェレミー・フローレス(FRA)11.73、リカルド・クリスティ(NZL)11.33、パース・スタンドリック(AUS)7.44

 

オークリー・プロ・ロウワーズ・ラウンド3結果:
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)16.13、チャーリー・マーティン(GLP)13.60、タナー・ヘンドリクソン(HAW)11.23
ヒート2:ステュー・ケネディ(AUS)14.66で、コナー・コフィン(USA)11.93、ブレット・シンプソン(USA)8.87
ヒート3:アレホ・ムニーツ(BRA)17.26、ジョアン・ドゥルー(FRA)14.16、イズキール・ラウ(HAW)13.43
ヒート4:ヤイディン・ニコル(AUS)14.94、ダスティー・ペイン(HAW)14.00、デイヴィ・キャスルズ(AUS)11.60
ヒート5:ジャック・フリーストーン(AUS)17.54、ミゲール・プポ(BRA)15.47、パトリック・グダスカス(USA)13.50
ヒート6:タナー・グダスカス(USA)17.00、ウエイド・カーマイケル(AUS)16.00、ネイザン・ヘッジ(AUS)13.90
ヒート7:アダム・メリング(AUS)15.00、ジェレミー・フローレス(FRA)13.24、ケリー・スレーター(USA)12.97
ヒート8:マイケル・ロドリゲス(BRA)14.24、マイケル・ダンフィ(USA)11.00、ライアン・キャリナン(AUS)9.00

 

 

オークリー・ロウワーズ・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:フリーペ・トリード(BRA)16.94 def.コナー・コフィン(USA)14.90
ヒート2:チャーリー・マーティン(GLP)16.63 def.ステュー・ケネディ(AUS)11.73
ヒート3:ダスティー・ペイン(HAW)17.14 def.アレホ・ムニーツ(BRA)16.90
ヒート4:ヤイディン・ニコル(AUS)13.16 def.ジョアン・ドゥルー(FRA)7.47

 

 

残っているオークリー・ロウワーズ・プロ・ラウンド4マッチアップ:
ヒート5:ジャック・フリーストーン(AUS)対ウエイド・カーマイケル(AUS)
ヒート6:タナー・グダスカス(USA)対ミゲール・プポ(BRA)
ヒート7:アダム・メリング(AUS)対マイケル・ダンフィ(USA)
ヒート8:マイケル・ロドリゲス(BRA)対ジェレミー・フローレス(FRA)