「ワン・ダイレクションを脱退するゼインみたいな気分だった。」ケリーは引退を撤回。

ケリーは引退を撤回。「ワン・ダイレクション」を脱退するゼインのような気分を味わったよ。 


 

日本時間の4月2日、11-タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーターは、自身のInstagram上で、ベルズ・ビーチでのイベント終了後、ワールド・ツアーからの引退をほのめかす発言をし、業界に激震が走った。https://instagram.com/kellyslater/

 

サーフィン系のサイトは、どれを見てもケリーの話題ばかり。その衝撃の大きさは想像以上だった。エイプリルフールのジョークではないのかと言うサイトもあり、WSLへの明確な通達もない不確定な情報だったが、ケリー本人が否定する明確なものも存在しなかった。

 

しかし、日本時間5日の21時不30分頃、ケリーが自身のInstagram上で引退を撤回する発言をした。以下が全文。

 

今回は、エイプリルフールのお騒がせケリーだったようだが、世界中にいる彼のファンなら、ケリー様の一大事に飛行機に乗ってベルズに行ってしまう人もいただろう。実際、自分の回りにもそんな事を言っているヤツがいた。


引退しなくて良かったと思うファンは多いだろう。ただ今回、その日が近くまで来ているという予告的な意味も含んでいたのかもしれない。


 

「ワン・ダイレクション」を脱退するゼインのような気分を味わったよ。

 

「先日のジョークがわからなかった人や(アメリカ時間の)日付を見てなかった人のために言っておくけど、今年のベルズビーチのリップ・カール・プロが終っても引退はしない。

 

でもここ数日は、ほんのちょっとの間でもワン・ダイレクションを脱退するゼインみたいな気分だった。

 

2012年のベルズのような #HailMary (起死回生の大技)がまた成功することを願って、その時の写真を載せておこう。あの大会の会場にいなかった人に説明しておくと、2012年は50周年の記念大会だった。ちょうど1周間前に亡くなったマイケル・ピーターソンに捧げる大会だった。

 

ミックと僕が決勝を終えて表彰式が行なわれた直後、風速80マイルのとんでもない嵐が大会会場をめちゃくちゃにした。嵐が去った後に残ったのは、マイケル・ピーターソンの巨大な横断幕だけだった。それは何らかの形でマイケルが僕らと一緒にいたという、不思議なサインだった。

 

ミックも僕もマイケルと仲が良かったから、ふさわしい結果になってマイケルもきっと楽しんでくれただろうと思った。」