WSL-CTの不吉な船出。コンペティション・サーフィン・ヒストリーで最も奇妙な一日。
厳しいコンディションに見舞われ、期間を2日間延長して、なんとか終焉に漕ぎ着けたサムスン・ギャラクシー・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアーの「クイックシルバー&ロキシー・プロ・ゴールド・コースト」は、メディーナの世界チャンピオンに触発された、ブラジリアンたちの勢いを実感する開幕戦となった。
波の無い中での試合は、選手達に相当なストレスを与え、ファイナルデイの前日は、プロサーフィン史上最強とまで言われるハプニングが続出した。
この映像はオーストラリアのサーフィンライフ誌がまとめた映像で、ガブリエル・メディーナはライブでFワードの失言。フレディーPは岩に自分のボードを踏みつけ、そして、ジョシュ・カーは握りこぶしで自分のボードを強打するシーンが収められている。
過去にこの手の騒ぎを起こす選手は決まっていて、またかと言う感覚もあったが、今回は意外な選手による想定外の言動に驚かされた。メディーナは翌日のモーニングショーで自分の失言を釈明し、事無きを得たようだが、これらは見ている側にとっては、あまり気分良い映像ではない。プロである以上、常に人に見られているという意識を持つべきだろう。他の試合に変な影響が出ないことを願いたい。