セス・モニーツ（HAW）がサンセット・ビーチ・プロジュニアで優勝。仲村拓久未が5位と健闘。
現地時間2015年1月28日 、ノースショア、サンセット・ビーチ ：ハワイ・オアフ島ノースショアのサンセット・ビーチで開催中のWSLジュニア・イベント「サンセット・ビーチ・プロ・ジュニア」が12-15フィートのウェイブ・フェイスのコンディションでファイナルデイを迎え、ホノルルのセス・モニーツが、ソリ・ベイリー、ルーカス・シルベイラ、グレン・ダニエルを抑えて見事優勝した。
波はこの3日間で最大となり、これまでのプロジュニア・イベントに於けるベスト・コンディションでのファイナルとなった 。それぞれサーファーのトップ2ライドのファイナル・スコアラインは、モニーツが15.15（8.15、7.0）、ベイリーが14.8（7.8、7.0）、グレンが7.2（5.0、2.2）となった。
17歳のモニーツは、勝利の美酒に酔いしれている暇もなく、明日からスタートが予定されているバンザイ・パイプラインのボルコム・パイプ・プロのオープニング・デイで、ケリー・スレーター（USA）やジョン・ジョン・フローレンス（HAW）といったワールド・クラス・タレントとともに戦う事となる。
それは由緒正しきハワイアン・プロサーファー一家であるモニーツ家に育ったセスにとって、重要な結果である。そして、最終的には、WSLチャンピオンシップ・ツアーで戦う事が彼の目標だ。
「僕は昨年のパイプ・ジュニアで優勝しました。それは自分のお気に入りの波でしたが、今回は間違いなく自分が経験したジュニア・イベント最大の波だったので、このコンディションで優勝することが出来て、本当にハッピーです。」と、モニーツが言った。「今年は学校が最後の年です。ワールドツアーへのクオリファイは数年先になるかもしれませんが、目標に向かって進んでいきたいです。」とコメント。
また惜しくも2位となったのは、オーストラリアのソリ・ベイリー。「サンセットでサーフィンするフル・ポテンシャルのチャンスを得たこと自体が素晴しい成果だったと思っています。」と、ベイリーが言った。「ここではコンテストに一度も出場したことはなかったので、自分的には納得できるものではありませんでした。
でも、僕はサンセットについて自分の将来のために多くの事を学びたかった。ラウンドオブ112から多くのヒートを経験出来て本当に素晴しかったです。明日はボルコムでサーフィンをしているはずです。そして、僕はここからCTをメイクするために挑んでいきます 。」
仲村拓久未がサンセットで5位。
ファイナルデイまで日本人で唯一残った仲村拓久未は、ソリッドなサンセットにチャージ。ラウンド3のヒート16でイアン・ジェンティル、ジョシュア・バーク、ルーク・シェパードソンと対戦。1位でラウンドアップした。そして、更にラウンド4では、レオナルド・フィオラバンティ、ハワイのシェイデン・パケーロ、ベンジ・ブランドと対戦。ここでもトップでクオーターファイナル進出を果たした。
QFでも勢いの止まらない仲村拓久未は、ダニエル・グレン（USA）、ルッカ・メッシーナ・ノヴァーロ（PER）、コリン・モラン（USA）に対して、ヒートスコア15.15をマークして1位でセミファイナル進出。SFではソリ・ベイリー、ダニエル・グレン、ハワイのカラニ・デイビッドと対戦となった。
そこでは僅差の2位争いでニード1ポイントに泣き、惜しくも3位で敗退となったが、厳しいサンセットでのセミファイナル進出はジュニア・イベントと言えども素晴しい結果。また明日から開催されるボルコム・パイプ・プロではラウンド2のR96から出場する仲村拓久未。パイプでもチャージする拓久未に期待したい。
現地時間の明日から開催予定のWSLメンズQS 3000「Volcom Pipe Pro」。ラウンド1はローカルヒートで、日本人選手はラウンド2のR96から出場。脇田貴之はローカルヒートのヒート1に出場。ラウンド２ではH3に村上舜、H4に大橋海人、H8に新井洋人、H10に大原洋人、H12に田中海周、H14に仲村拓久未、同じヒートにハワイから喜納海人、H15に大野修聖と稲葉玲王。
オフィシャル予報ではソリッドな8～12フィートのコンディションとなる見込みで、現地時間朝8時にコンテストはスタートとなる可能性が高い。
がんばれ！日本！
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1月18日からのサンセット・ビーチ・プロ・ジュニアに８名の日本人サーファーが出場。
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mjun/1189/sunset-beach-pro-junior
サンセット・ビーチ・プロジュニア ファイナル結果：
優勝：－セス・モニーツ（HAW）－15.15のポイント－2,000ドル（1000ポイント）
第2位－ソリ・ベイリー（AUS）－14.8－900ドル（750ポイント）
第3位－ルーカス・シルベイラ（BRA）－7.25－600ドル（560ポイント）
第4位－グレン・ダニエル（USA）－7.2－500ドル（525ポイント）
セミ・ファイナル：
H1:Lシルベイラ（BRA）15.9、Sモニーツ（HAW）15.0、Jマーシャル（USA）8.65、NMマクゴナグル（CRI）7.4
H2:Sベイリー（AUS）10.35、Dグレン（USA）8.5、仲村拓久未（JPN）7.75、Kデビッド（HAW）7.0
クォーター：
H1:NMマクゴナグル（CRI）12.1、Jマーシャル（USA）8.65、Nエイチデズ（USA）6.55、Rレイン（AUS）5.9
H2:Lシルベイラ（BRA）13.75、Sモニーツ（HAW）11.9、Pコフィン（USA）10.9、Hジョンソン（HAW）7.7
H3:Kデビッド（HAW）10.65、Sベイリー（AUS）10.5、Lシェパードソン（HAW）5.5、Lフィオラバンティ（ITA）2.35
H4:仲村拓久未（JPN）15.15; Dグレン（USA）10.5、LMノヴァーロ（PER）9.15、Cモラン（USA）5.9
