BEWET 次世代へ胸を張って伝えていけるもの作り。未来へ残すもの。

 

最高のウエットスーツをつくる

 

1968年の創業以来、「世界最高のウエットスーツをつくる」ことを念頭に、常に「最高のウェットスーツとは何だろう?」と問い続け、数々の試行錯誤を重ねてまいりました。わたしたちが考える最高のウエットスーツとは運動・保温性能だけにとどまりません。

 

従来のウェットスーツはそのほとんどが石油由来の素材から出来ており、環境性能における改善の余地が多く残されています。ウエットスーツのライフサイクル=原料調達、生産、流通、製品使用、廃棄の過程の全てをつねに見直しながら、環境性能においても優れたウエットスーツをつくる。これもまた私たちの目標のひとつです。

 

石油依存0 % を目指して

 

BeWETでは4年前から国産石灰石から作られたラバー素材を使いウエットスーツをつくりはじめました。石灰石からも石油由来のものと同等のラバーをつくることができるのです。高純度の石灰石は日本でしか採れません。世界の中でも、石灰石からラバーを取り出すことに成功しているのは、実は我が国日本新潟の「DENKA (電気化学工業株式会社)の青海工場」だけなのです。

 

そしてDENKAが所有する糸魚川山系黒姫山鉱山の石灰石埋蔵量は50億トンで年間使用量の1,000年以上分です。また石灰石からラバーをつくる過程では2,000度以上に熱しなければなりませんが、その熱は糸魚川水系の15カ所のダムで作られる水力発電によりまかなわれています。青海工場の生成過程では石油を燃やす必要がありません。

 

BeWETが使用しているのは、この「DENKA 青海工場」で生産されている純国産石灰石由来のラバーなのです。日本のメーカーであるわたしたちが国産石灰石由来のラバーを選択することは、現時点において、石油由来のラバーを選択し続けることよりはるかに環境負荷が低いと言えます。また地産地消の産業構造を構築することは、生産・流通のフットプリントをミニマイズすることにも繋がっています。

 

夢をあきらめない

 

いいウエットスーツは、いい原料から、つくる。究極のウェットスーツとは、自然に負荷をかけない材料から生まれ、使い終わったら自然へ帰せるものです。そんなウエットスーツをつくることは、果たして夢物語でしょうか?ウェットスーツが発明されるまでは、真冬の海でサーフィンを楽しむこともまた、夢物語であったに違いありません。
近年、植物由来のラバーが自動車のタイヤや医療器具にも用いられるようになりました。BeWETでも新しいバイオマテリアルの可能性に注目しています。「国産石灰石ラバー」だけでなく、「植物由来のグアユールラバー」など再生可能資源の利用を拡大する技術開発にチャレンジし、リユース・リサイクルを積極的に取り入れながら地球資源を有効活用し、新たに投入する資源は極力サステナブルであるべきと考えています。BeWETはこれからも性能と環境で世界最高のウエットスーツづくり」を目指します。

 

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