カノア五十嵐が、地元ハンティントン・ビーチで開催されたASP-QSイベントで初優勝。

カノア五十嵐が、地元ハンティントン・ビーチで開催されたASP-QSイベントで初優勝。 


Runner-Up Chris Waring and Champion Kanoa Igarashi take home the big checks. - ASP / Niltz

 

カリフォルニアのハンティントン・ビーチで行われていた、ASPノース・アメリカ1スターQSイベント「シュー・シティ・プロ」が終了。ハンティントンに住むカノア五十嵐が見事優勝。カノア五十嵐にとってQSイベント初優勝となった。

 

ファイナル・デイは、素晴らしいオフショア・コンディションで、クリーンな3-5フィートの波がハンティントン・ビーチ・ピアのサウスサイドを飾った。ファイナルは、2人のハンティントン・ビーチ・ネイティブ、カノア五十嵐(USA)とクリス・ウェアリング(USA)によるクロスヒート。

 

トップが入れ替わる激しいデッドヒートの末、カノア五十嵐が終了間際にロング・ライトハンダーをゲット。アウトサイドからマルチプル・ターンをコネクトし、ファイナル・ブラストをショアブレイクで決めて7.57をスコア。大逆転で勝利を掴んだ。

 

Kanoa Igarashi attacks the lip of a solid Southside left. - ASP / Niltz

 

「ここは自分がQSイベントで初優勝を決めたかった場所なんです。この結果を出せて本当に最高です。優勝するような感覚は、他のいかなるフィーリングにもありません。最近の自分のサーフィンは、かなり一貫性が出て来ていて、今年の終わりに、この勝利を手に入れて締めくくれた感じがします。

 

ファイナルのクリス(ウェアリング)とのサーフィンは素晴しかったです。僕は小さい子供の頃から彼を尊敬してきたんです。実際、彼とヒートを戦ったのは今回が初めてなんです。彼は、僕がイベントを通してサーフィンをしたかった選手のひとりだったので、あんな風に全てが最後に一緒に来るなんて信じられませんでしたね。」

 

 

今シーズンから本格的にASP-QSイベントに出場しているカノア五十嵐は、アメリカ東海岸ニュージャージーのベルマで行われたイベントで準優勝、そしてスペインのASP 3スターガリシア・プロでは3位となり、今回はついに初優勝を手に入れた。QSランキングでも76位となり、ポルトガルのカスカイスで現地時間10月7日からスタートするプライム・イベントの「カスカイス・ビラボン・プロ」の出場権もゲット。日本で生まれ、カリフォルニアで育ったカノア五十嵐の今後の活躍に期待したい。

 

また今回のイベントには、日本から安井拓海が出場。ラウンド2をクリアしたが、ラウンド3で惜しくも敗退。またサンクレメンテ在住の日本人『小林桂』KEI KOBAYASHI15歳の出場したが、ラウンド2で敗退となった。

 

 

AS1スターQSイベント「シュー・シティ・プロ」

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1075/shoe-city-pro

 

ASPプライム・イベント「カスカイス・ビラボン・プロ」

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mqs/1019/cascais-billabong-pro