コスタリカのカルロスが大金星。スレーターとメディーナはR2へ。カリッサはトップから転落。
ついに火蓋を切ったASPメンズWCT第8戦「ハーレー・プロ・トラッスルズ」。最高の波で信じられないようなパフォーマンスが繰り広げられて、ラウンド1が現地9/11に終了。その後にはウイメンズのラウン4が行われ、ベスト8が決定した。前回のタヒチのモンスターバレルとは一味違ったハイパフォーマンス・サーフィンの連続。見応えのあるヒートが続いた。
そんな中で迎えた大会初日は3~5フィートのクリーンなコンディションでスタート。しかしながら番狂わせが続出する波乱の展開となり、ワイルドカードのタナー・グダスカス(USA)とカルロス・ムニョス(CRI)が、トップ・シードのケリー・スレーター(USA)とガブリエル・メディーナ(BRA)を破る番狂わせを引き起こした。
また、スウォッチ・ウイメンズプロ・トラッスルズにも衝撃が走り、レイキー・ピーターソン(USA)が2度のASPウイメンズ・ワールド・チャンピオンに君臨するカリッサ・ムーア(HAW)を下し、ランキングトップの座から彼女を引きずり降ろした。
Highlights: World’s Best Surfers Slash Up Trestles
このロウワー・トラッスルズで、合計6度の勝利を誇るスレーターを破ったグダスカスの勝利は、彼にとって最高の誇りである。グダスカスはホーム・ギャラリーからのエネルギーと、フル・コミットメント、ローカル・ナレッジを巧みに利用し、スレーターと、マット・ウィルキンソンを封じ込めた。
「勝てて最高の気分ですが、運の要素があったと思います。」と、タナー・グダスカスが言った。「ヒートの初めに僕は悪い波にテイクオフしていた。だが、それで自分のリズムをより掴めたんです。楽しかったですね。結果に満足しています。これほど多くのサポートとともにここに居ることが出来て本当に嬉しいですね。でも自分のヒートの前はもっとリラックスする必要があります。」
タイトル・スポンサーのビデオ・トライアルでハーレー・ワイルドカードを与えられ、コスタリカンとして初めてWCTを戦ったカルロス・ムニョスは、応援団からの大声援にプッシュされ、ファイナル・ライドでASPレイティング・リーダーのガブリエル・メディーナ(BRA)を大逆転した。
Carlos Munoz’s Buzzer-Beater Wave
「すべてがどうやって起こったのか信じることができません」とカルロス・ムニョスが言った。「このチャンスを手に入れて、僕は自分自身で精神的に準備をしてきました。皆が叫んでいるのが聞こえて、自分にはビッグスコアが必要でした。僕は神に心をささげ、あの最後の波に挑みました。ジャッジが気に入ってくれて嬉しいです。本当に信じられないですね。スコアが聞こえた時は涙が出ました。」
また、エイドリアン・バカン(AUS)もパーフェクト・バックサイド・スナップを見せて、ディフェンディング・イベント・チャンピオンのタジ・バロウ(AUS)を破り、ダイレクトにラウンド3へラウンドアップ。アレホ・ムニーツ(BRA)とジュリアン・ウィルソン(AUS)に対し、オーウェン・ライト(AUS)は、17.43のハイエスト2-ウェイブ・ヒート・トータルを手に入れて、勝ち上がった。
Monster Moment: Peterson Knocks Moore from Top Rank
スウォッチ・ウイメンズプロのラウンド4では、レイキー・ピーターソン(USA)が、パワー・ターンのプログレッシブ・ディスプレーとクリーンなエア・リバースで、二度のワールド・チャンピオン、カリッサ・ムーア(HAW)を下す番狂わせを引き起こした。
「カリッサ・ムーアは、カリッサ・ムーアです。彼女を克服するためには自分の出来るベストのサーフィンしなければならない」と、レイキー・ピーターソンが言った。「彼女は、世界No.1、ベスト女性サーファーの1人なのです。自分は彼女のことは気にしないで、自分のゲームに集中しました。考えずにただサーフした。ロウワーズは、エア・リバースとプログレッシブなサーフィンにはパーフェクトな場所なんです。」
ネクストコールは、現地時間の 2014年9月12日7時30分 、日本時間の 2014年9月12日23時30分です。
コンテストの模様は2014年9月9日火曜日から9月20日土曜日まで下記サイトでライブ中継される。
ライブ中継はこちら。- LIVE on ASPWorldTour.com
現在の日本とロサンゼルスとの時差は、16時間です。日本の方が16時間進んでいます。
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ハーレー・プロ・トラッスルズ:ラウンド2マッチアップ
ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)対ラオニ・モンテイロ(BRA)
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)対ジェレミー・フローレス(FRA)
ヒート3:タジ・バロウ(AUS)対ブレット・シンプソン(USA)
ヒート4:コロヘ・アンディーノ(USA)対トラヴィス・ロギー(USA)
ヒート5:ジョシュ・カー(AUS)対アリツ・アランブルー(ESP)
ヒート6:ビード・ダービッジ(AUS)対ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート7:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対ディオン・アトキンソン(AUS)
ヒート8:C.Jホブグッド(USA)対アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート9:セバスチャン・ジーツ(HAW)対ティアゴ・ピレス(PRT)
ヒート10:ミゲール・プポ(BRA)対ミッチ・クルーズ(AUS)
ヒート11:フリーペ・トリード(BRA)対アダム・メリング(AUS)
ヒート12:カイ・オットン(AUS)対マット・ウィルキンソン(AUS)
スウォッチ・ウイメンズプロ・トラッスルズ・クオーターファイナル・マッチアップ:
QF 1:ステファニー・ギルモア(AUS)対ローラ・エネバー(AUS)
QF 2:ココ・ホー(HAW)対レイキー・ピーターソン(USA)
QF 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)対ビアンカ・ビュインダッグ(ZAF)
QF 4:タイラー・ライト(AUS)対ジョアン・デフェイ(FRA)
Hurley Pro at Trestles Round 1 Results:
Heat 1: Adrian Buchan (AUS) 13.10, Travis Logie (ZAF) 9.57, Taj Burrow (AUS) 7.67
Heat 2: Mick Fanning (AUS) 12.40, Miguel Pupo (BRA) 10.94, Brett Simpson (USA) 10.17
Heat 3: Michel Bourez (PYF) 14.20, Filipe Toledo (BRA) 14.17, Jeremy Flores (FRA) 13.77
Heat 4: Joel Parkinson (AUS) 14.77, Raoni Monteiro (BRA) 11.93, Kai Otton (AUS) 11.77
Heat 5: Tanner Gudauskas (USA) 14.93, Kelly Slater (USA) 14.80, Matt Wilkinson (AUS) 10.13
Heat 6: Carlos Munoz (CRI) 13.90, Gabriel Medina (BRA) 13.70, Adam Melling (AUS) 11.56
Heat 7: Adriano De Souza (BRA) 16.77, Aritz Aranburu (ESP) 14.10, Sebastian Zietz (HAW) 9.50
Heat 8: Fredrick Patacchia (HAW) 15.43, Jadson Andre (BRA) 14.50, Kolohe Andino (USA) 13.97
Heat 9: Nat Young (USA) 16.70, C.J. Hobgood (USA) 16.23, Dion Atkinson (AUS) 13.63
Heat 10: Owen Wright (AUS) 17.43, Alejo Muniz (BRA) 13.44, Julian Wilson (AUS) 9.27
Heat 11: Jordy Smith (ZAF) 16.06, Tiago Pires (PRT) 14.73, Josh Kerr (AUS) 13.50
Heat 12: John John Florence (HAW) 15.27, Mitch Crews (AUS) 13.10, Bede Durbidge (AUS) 12.80
Swatch Women’s Pro Trestles Round 4 Results:
Heat 1: Laura Enever (AUS) 13.90 def. Pauline Ado (FRA) 11.23
Heat 2: Lakey Peterson (USA) 15.67 def. Carissa Moore (HAW) 12.76
Heat 3: Bianca Buitendag (ZAF) 17.73 def. Dimity Stoyle (AUS) 13.43
Heat 4: Johanne Defay (FRA) 8.83 def. Alessa Quizon (HAW) 7.63